BMW E46 音が出ない原因(Hi-Fiオーディオシステム)
BMW E46 音が出ない原因(Hi-Fiオーディオシステム)
前回の記事でヘッドユニットを交換しても音が出ない原因はそれはただ一つ。それは純正のHi-Fiオーディオアンプ。実は以前から撤去しようと思っていて2007年ぐらいに一度、一度動作不良起こしたときは取り外して基盤洗浄したら治ってしまったので、面倒だったのでそのまま使い続けてきたんですが、はっきり言って無駄なんですよねHi-Fiアンプ。
そもそもE46って標準でHi-Fiオーディオが全車種に搭載されていて(じゃなければヘッドユニットが異なることになるので、違うかな?)ヘッドユニット本体とオーディオアンプが別々に配置されているんですかね?自分の車は10スピーカーなので、Hi-Fiシステムってのが付いているのかな?(詳しい人教えて!)
で、結論から言うとE46のヘッドユニットからの出力をリア左にあるHi-Fiアンプを経由して車内の10個のスピーカーに繋がっています。フロントドアに3個づつ計6個、リアシート左右に2つ、リアに2つで計10個。新車購入時からお世辞にも「いい音だな〜」って感じた事は一度もないぐらい酷いスピーカーを10個も搭載しています。Hi-Fiアンプの入力信号には車速パルスなども入っているので、速度に合わせて音量調整機能とかはこのHi-Fiアンプがやっていたんですね。
一応、Hi-Fiアンプの出力を調べたら内部のスピーカーネットワークを経由して、フロントはツィーター、ミッド、ウーハーの3レンジに別れており、リアはツィーター&ミッド、ウーハーの2レンジに別れた出力になっています。結構こだわっているというか構成だけは高級オーディオっぽいですね。
国産のカーステレオ用のスピーカーの大半は1つのスピーカーでツィーター(小さなスピーカーが付いている)とウーハーに別れていたりして広帯域をカバーしているスピーカーが殆どなので単純に4スピーカーシステム(前後左右)で構成されていると思いますが、E46に標準装備されている10スピーカーシステムはスピーカー性能はあまり良くないのにスピーカーの個数を増やして細かく帯域わけたよくわけのわからないこだわりシステムでとなっています。多分ですがハンマーカードンシステムがE46純正オプションであったので、それに合わせて10スピーカーシステムが標準仕様になったのではないかと思います。
で、社外ヘッドユニットへ変更した場合、社外ヘッドユニット+Hi-Fiオーディオだと2重のアンプを経由することになり、ヘッドユニットの音量ボリュームが少なくても大きな音がでてしまうのはこれが原因です。(E46ヘッドユニットだけ交換した方で、ボリューム絞っても大きな音が出ている人は同じ原因です。)
今回、音がでなくなった原因はこのHi-Fiオーディオシステムのアンプユニットが壊れたのが原因だと特定。というも以前(2007年)いきなりノイズが酷くなってことがあって、基盤洗浄したことがあるのでアンプユニットの存在は知っていましたけど今回はこのアンプユニットを撤去することにしました。
配線をいじってもよかったんですがコネクターはそのままにしたかったので、アンプ本体をばらす事にしました。
こちらがHi-Fiアンプの中身。基盤を見た限りパワーアンプICと帯域別けのネットワーク回路という単純な中身です。この基盤からコネクター部分を取り外して、コネクターの来ているヘッドユニットからの前後左右の信号をフロントウーハー、リアウーハー出力へ直結することにしました。
こんな感じです。裏面はテフロンテープを貼って、ショットしないようにしました。ちなみに残りのスピーカー、前席のツィーター/ミッド帯域(片側2つ)、後席ツィーター&ミッド帯域(片側1つ)の計左右合わせて6つのスピーカーは使うをやめました。
これを元のHi-Fiアンプユニットの場所で設置。
こんな感じです。そもそもここには懐かしいBMW純正CDチェンジャーがあったんですね。このHi-Fiアンプから取り出した自作のコネクター配線を取り付けてラジオを聞いてみると音がでました!
完治してのはいいんですが、自分の車はリアのスピーカーは、前回ヘッドユニットを交換した際にパイオニアのスピーカーに交換したあったんですが、フロントドアスピーカーは手つかずのまま。リアのスピーカーの音がやたら綺麗になり(とっととHi-Fiアンプを撤去すればよかった)フロントスピーカーの音の悪さが目立つようになりました。
今度はフロントスピーカー交換だな...。
以上「BMW E46 音が出ない原因(Hi-Fiオーディオシステム)」でした。