BMW E46の水温計を使えるようにコーディングする方法
BMW E46の水温計を使えるようにコーディングする方法
BMWE46の水温計が示す実際の水温は、こちらで紹介した通り、相当アバウトな状態になっています。
関連記事:
そこでE46の水温計をまともに使えるようにするための詳細は、こちらの記事です。
関連リンク:
DIY: Changing Temperature Gauge Buffer Range with PA Soft 1.4
英語の文章のフォーラムなのでダラダラと色々な書き込みがあり、メーターの水温をコーディングするシミュレーションするソフトまで作成しています。
英語読める人向けですが、内容を簡単に方法をご紹介。
まずは、P.A SoftのBMW Scanner 1.4を入手。
時間がかかりますが、これは高価なものではありません。
E系のBMW乗りは1つ持っておいて損はないと思います。
ちなみに自分は送料込みで1,500円ぐらで購入しました。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:
ライトコントロールモジュール LMC 交換その1(BMW E46 )
BMW Scannerはすでにサポートが終わっていますが、ネット上に最新版(Windows10対応)のソフトウエアが配布されているのでダウンロードしてインストール。
M52TUB系のODBポートが使えない人は、DLC変換コネクターを購入するか、雨の日車内でもODBポートを使えるようにこちらの記事で紹介したODBポートを使えるようにする方法でDMEとの通信が出来るようにします。
関連記事:
BMW E46前期モデルでODB2コネクターを使えるように出来ました!
BMW Scannerが動作するようになったら、clusterモジュール(メーターユニット)にアクセスしてバイナリデータを保存。
先のURLにはYoutubeの動画で紹介されているでそちらを見るとわかると思います。
初期保存したバイナリデータは、バックアップにするため(元にもどせるように)ファイル必ず保存しておくように。
ここから先がちょっとプログラマ向けになってしまいますが、BMW Scannerのバイナリエディタで、06 0F 32 4B 73 7D 8F 00 10 2D 2Dという16進数部分を探します。(BMW Scanner内で検索できるのですぐに見つかる)
この16進数の意味は
0x0F = 15ºC = Gauge Start (not sure about this one)
0x32 = 50ºC = First Notch (I know the ZHP guys say it's 65ºC, so it might represent the end of the blue)
0x4b = 75ºC = Buffer Start
0x73 = 115ºC = Buffer End
0x7D = 125ºC = 3rd Notch (or maybe start of red)
0x8F = 143ºC = Gauge maxed out
となっています。
0x0fは10進数で15、0x32は50、0x4bは75、0x73は115、0x7dは125、0x8fは143で、この6つの16進数はメーターのゲージの水温を示しています。
すなわち、上記の75℃~115℃が水温計が真ん中にある状態。
この水温範囲では、夏場でも冬場でも水温計がピクリとも中央から動かないはずですね。(苦笑)
水温計が動かないのは心臓に悪くないかもしれませんが、もう少しこの水温をシビアに動くようにこちらのホームページで紹介されている16進数ですね。
もちろん自分の好みや、車の状態に合わせて変更もできます。
上記は、こちらのページで配布されている水温計シミュレーターソフトの画面。
メーター上で水温を入力すると16進数変換してくれますので、先6つの数字を変更すれば、使える水温計になります。
この設定を行えば、その他のOBDツールなどを使用しなくても水温をシビアに管理することが出来るようになります。
バイナリデータを操作するのでちょっと高度な雰囲気がありますが、実際にはそんなに難しくはありません。※あくまでも自己の責任の範囲で行ってくださいね。
一応、M3用とZHP(SMG2搭載の330)で数値が異なるようですが、詳細はフォーラム内容をご参照ください。
以上、「BMW E46の水温計を使えるようにコーディングする方法」でした。