LED化計画:ハイビーム(BMW E46)その8
LED化計画:ハイビームバルブをLED可(BMW E46)その8
前回のLED化記事からLED化計画が半年ぐらい止まっていました。(苦笑)
関連リンク:
LED化計画:ライセンスプレートライト(BMW E46)その7
LED化計画と言っても、フロントライトはHIDのままにする予定ですけど、残すハロゲンバルブは、ハイビームとフォグランプ。
この半年間LED化をさぼっていた訳じゃなく、時々ハイビーム用のLEDバルブ(H7形状)とフォグランプ用のHB4バルブ(HIDまたはLED)をネットで検索しつつも装備した方々のレビューを見て、「暗い」という内容を見て諦めてました。
とは言うもののLED化計画を進めたく一度はトライしてみようと思い久しぶりにハイビーム用のH7 LEDバルブを探してみたところ、すべてのレビューが良い内容ではなかったのですがまあまあの内容をH7バルブを見つけたので購入してみました。
商品は送料無料のメール便で大分から3日かけて到着しました。
購入したのはH7形状のハロゲンをリプレイスできるLEDバルブです。一応、購入したバルブのリンクはこちら。
関連リンク:
LEDバルブ フォグランプ H7 H8 H11 HB3 HB4 800LM 30W 12V 24V LED ライト (LED-10G)
mtkshopさんという名前のお店です。
ネット上たでH7バルブを色々と探してみると、LEDの発熱に対して電動ファンで冷やすタイプのものが販売されていますが、E46のライトユニットのH7バルブの場合、ファン付きや巨大なヒートシンク付きの物はそのままでは装備できないかと思います。(未確認です。)
ヤフーショップやアマゾンのレビューに沢山書かれているLEDバルブのレビューを色々読み漁ってみると、ネガティブなレビュー内容の大半は「暗い」と「形状が合わず取り付けが出来なかった」が多いかと思います。
「形状が合わない」に関しては、結構色々な要素があり「バルブのサイズが干渉して取り付けられない」とか「ファン付きでライトの取り付けが上手くいかない」等が多いようです。
これらは確認するにも現車合わせ的な要素が多いので、悪くレビューを書かれてしまうのも仕方ないですね。
「ライトの座が合わない」というのはあまりないので、間違った形状を購入しなければ、まず問題ないかと思います。(ってちょっと問題ありましたけど)
「暗い」に関してですが、レビューの内容がまちまちで、明るくて満足している人もいれば、暗くて使い物にならないなんて人もいたりします。
多分ですが、バルブと取り付けるライトユニットの形状やライトの用途(ハイビーム、フォグ、フロントライト)によって意見が異なるんだと思います。
H7ライトの場合バルブの形状からライトの発光をリフレクターで反射させて投光する方式なので、他の形状と比較して「暗い」というレビューが少なければ大丈夫なのではないか?っと思い、商品を選択しました。
ライト形状の確認
購入したH7 LEDバルブはこんな感じになっています。
LEDが両面に付いている感じですね。
放熱効果を高めるためにアルミダイキャスト製になっているようです。
LEDバルブの座側。
特に形状的に問題はありません。
LEDバルブの動作確認
自分のブログでは毎回恒例なLEDバルブの動作検証。(笑)
毎回、使用電力をしっかりと計測しています。
せっかくLEDバルブに交換しても、消費電力が下がらなければ無意味ですからね。(笑)
13.8Vで点灯して0.54Aだったので約7.5Wですね。
従来のハロゲンバルブだと50W前後の消費電量になるので、約1/6の省エネになります。
省エネにはなるものの懸念事項の暗かったら意味がありませんので、今回は片側だけ取り付けて様子をみてみることにしました。
LEDバルブの取り付け
手が入るスペースがあればバルブの取り外しは至って簡単です。
HIDと比較すれば、1/10ぐらいの作業量じゃないでしょうか?(笑)
まずは、バルブをライトユニットから取り外します。
ハロゲンバルブのフィラメントの位置はこんな感じです。
ハイビームではないフロントライトの場合、ライトを投光したときのカットラインの問題がありますが、ハイビームの場合はカットラインの問題はなく「いかにしっかり照らされるか」が問題なるのかな?
ハイビームを点灯して部分的に影がでなければ問題ないのと、現在は車検もハイビーム検査じゃなくなったので、極端に暗いとか、点灯しないという状態でなければ問題ないとは思います。(計測機械の導入の遅れで車検場によってはNGな所もあるかもしれませんので、あくまでも自己の責任で)
その場でバルブを交換してみたのですが、どうもバルブの座の押し込みが甘いので部屋に持ち帰って調べてみるおと、座内部の接点部分の調整とバルブの端子が取り付けられている部分が若干干渉しているようなので取り付け座側を少し削ってしっかり取り付くように加工しました。
加工といっても1mmぐらい削るぐらいでしたけど、バルブが振動で緩んだら意味がないのでしっかり取り付けられる状態にしました。
バルブ側の個体差といってもバルブ裏面の接点部分の半田盛りが干渉しているだけなので、バルブを取り付ける座側を削った方が今後のためにも確実だと判断しました。
一応、パーツクリーナーでコネクター周辺を洗浄。
正直、ハイビームバルブは初めて外したような気がします。(笑)
LEDバルブを取り付けた状態です。(自分が少し写ってる)
バルブの黄色い部分が若干目立つかもしれませんが、自分は気にならない範囲かな?
LEDバルブ点灯テスト
右側(写真左側)のみ交換して点灯テスト。
上記の写真は昼間撮影しましたがライト点灯のため夕方みたいな暗さになってしまいましたけど、明るさもハロゲン(オレンジ色っぽい方)と比較してまあまあかな?
写真なので、ハロゲンの方が広がりがあるように見えますけどね。
個人的に今回購入したLEDバルブでも行けそうな気がしますが装備した状態で走行してみないと何とも言えません。
しかし、オレンジ色のハロゲンバルブは古い車に見えますねー。
自分の車はハイビームは一度も交換したことが無いので、18年前のBMW純正バルブ(笑)が装備されています。
ハロゲンでも最近はかなり白いバルブがあるので、交換すればよかったんですが、ハイビームはそもそもそんなに使用しないので、そのままでした。(苦笑)
その他、ライトコントロールモジュール(LCM)はすでにLEDライト対策用にコールド・ホットチェックを外してコーディング済みなので、点灯しても警告灯などの問題はありませんでした。暗くなったらハイビーム点灯状態を確認し、ハロゲンと比較して使えそうでしたら、もう片側もLED化したいと思います。(ダメそうなら元に戻す予定。)
ハロゲンバルブとLEDバルブの使用電力量の比較
交換したH7ハロゲンバルブの消費電力を計測してみました。
安定化電源を使用してLEDバルブ計測時と同じ電圧13.8Vで、4.12A消費しているので約56Wでした。
ハロゲンバルブは7.5倍の消費電力で、上記の写真を撮影している間だけでもバルブの座が持っていられなくなるほど熱を持ちます。
世の中的にはやはりLED一選になりつつある理由も納得です。ちなみに先のLEDバルブの消費電流計測の際は、特に熱は感じませんでした。ハイビームのLED化はまだテストなので、追ってご紹介したいと思います。
以上、「LED化計画:ハイビーム(BMW E46)その8」でした。