BMWのDISA(可変吸気システム)の動作確認(BMW E46 E39 E53 E90 E60 M54 M52tu)
BMWのDISA(可変吸気システム)
BMWではDISAって名前ですが、日本語だと「可変吸気システム」って言うらしいです。自分の乗っているM52系に限らず結構多くのE系BMWのエンジンについています。
DISA自身は単純な装置で、スロットルバルブの後についているインテークマニホールド内部を半分に仕切るフラップをオン・オフする装置です。
単純に説明するとインテークマニホールド内部を半分に仕切ることで、半気筒単位の空気の流れにして、エンジン吸気ポートまでの距離の慣性吸気効率を可変するシステムです。
このインテークマニホールドについている四角いものがDISAです。
上記は以前、アイドリングコントールバルブを交換した際に外したときに撮影したDISAの内部です。
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DISAは良く故障する?!
DISAは内部のフラップが良く故障することが有名です。DISAは電源が切られた状態で内部の状態は、先の写真のようにフラップが開いた状態なため、エンジンの回転数が高回転動作状態になります。そのためフラップが外れると高回転状態となるため、アイドリングが安定しないなどの症状がでます。
またフラップが內部でズレてしまい、異音が発生して故障に気が付く人も多いと思もいます。
DISAの動きを確認
自分はまだDISAの故障にあったことがありませんが時々DISAの動作確認を行っています。実際のDISAの故障を確認するには、DISAを外す必要がありますがDISAの動きだけは簡単に確認することができます。
上記の写真はエンジン始動前の状態です。
すなわちDISAの内部フラップが開いたときのアームの状態が白マルに示した状態です。
エンジンを始動した状態です。アームの位置が変わっているのがわかるかと思います。
DISAの動作ですがDMEやエンジン形式によりますが、M52系エンジン、DME MS42では、3725回転で開くようになっています。
上記はYoutubeで見つけたDISAを外して、動作状態を動画で撮影した内容になっています。
DISAの取り外し・内部パーツでの修理
もしDISAの取り外しを行ってDISAの動作状態を確認する場合は、DISAのOリングが再利用できないパーツなので、最低限Oリングだけは用意した方が良いでしょう。(Oリングは先のDISAの内部写真の緑のリングの部分です。)
DISAの故障ですが、車屋さんだとDISA本体の交換になりますが、海外のEbayなどでは、DISAの内部フラップとフラップを制御するパーツ、OリングがセットになったDISA リペアパーツが販売されているので、自身がある方はパーツ修理でも直せるかと思います。
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基本的にDISAの負圧バルブは滅多に壊れないようなので、DISAリペアパーツを使用した方が安上がりに修理ができます。
上記の画像は、DISA リペアパーツを使用して修理する方法を紹介している動画です。
以上、「BMWのDISA(可変吸気システム)の動作確認」でした。