ワイヤレスによるバックカメラ 取付(BMW E46)
ワイヤレスによるバックカメラ 取付(BMW E46)
車を購入してからもうすぐ18年目を迎えますが、今更ながらバックカメラを取り付けました。(笑)ほんと「何を今更?」って感じですよね。
これまでバックカメラを取り付けようと思ったタイミングは何度かあったのですが、E46が現行の2000年前後は世の中にやっとDVDのカーナビゲーションシステムが出てきた頃で、現在のように小型カメラの流通はほとんどありませんでした。おまけにカメラの解像度(レゾリューション)もあまり良くないものばかりなのに結構高額だったため取付断念していたと思います。
※(現在ではほとんど無くなってしまったDVDカーナビの前世代は、CD-ROMのカーナビゲーションがありました。区間ごとにCDの入れ替えが必要という、今では考えられないようなものでした。E36世代の人は結構取り付けている人多かったかな?)
世代的にはE90が出てきた頃ぐらいからでしょうか?バックカメラが流行りだしたのは?今から約10年ぐらい前ぐらいかな?カーナビ連動のバックカメラが世の中で流行ったのは...。
しかしながら自分の車は、先日の記事にも記載したとおりトランクとヘッドユニット付近までの配線がリアのロールバーを外さないと通せないという大きな問題があります。
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AC Schnitzer製ロールバーがあるので配線が通せません涙(BMW E46)
ネットで色々と検索すると、最近はこのような配線問題を解決できる電波で映像を飛ばす装置が売られていたので購入してみることにしました。
こちらが送信機
こちらが受信機。購入はアマゾンからです。金額は895円送料込みでした。
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一応、商品の説明書きにはWi-Fi無線帯域の2.4Gを使用しているとのこと。出力はどのくらいあるのかわかりませんが、クルマの周辺ぐらいならばカバーできるという感じでしょうか?一応、本体を分解してみると12Vのカーバッテリーから内部のワンチップ用の電源を作る三端子レギュレータがいい感じのスペースを占有し500mA最大というところでしょうか?これならば、電源をリアのバックライトと連動しても問題ないと思います。(消費電流は計測し忘れました。)
一応、手持ちのコンポジット映像出力(NTSC)信号を持つカメラとテレビに接続して、手持ちの12V電源2台を使って動作確認。テストで使用したカメラはDVカメラで、かなりファイン(綺麗)な映像なはずですが、電波伝送で見てみると若干ノイジーな映像な感じ。自宅のテレビの大きな画面なので、ナビなどの画面サイズならばそんなにノイズは気にならない範囲だと勝手な推測。正直、高画質は期待出来ませんが、車の中で表示するディスプレイは数インチなので大きな画面のテレビでのノイズは吸収されるてしまうだろうということで実用的になると判断しました。
カメラを入手する
続いてカメラの入手です。やはりこの手のカメラは海外のebayに送料込みでびっくりするような値段で出品されているので、似たような製品で販売実績が多い人から購入しました。
ちなみに購入金額はUSDで$12、paypalの為替変換手数料をカード会社に設定してあるので、購入時の金額は1416円(税込み)でした(笑)ちょっとびっくりしたのは、全く同じ製品が日本国内の通販サイトで約10倍の金額で販売されていたりもしました。
ちなみにアマゾンさんでは、同等の製品がebayと同じぐらいの金額で販売されているようです。
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海外から日本のアマゾンに出店している商品は上記のように時々意味不明な日本語説明だったりしますね。(笑)さらに余談ですが、今回ebayから購入した$12のカメラは最安円ではなく、同じ製品を$4ぐらいで販売している人もいました。ebayを日本で利用するセオリーとして、販売実績の数が多い人に限りということで、$4の方からの購入はやめておきました。(笑)
ただこの製品、購入した人のレビューに「E46にはサイズが合わなくて取り付けできない」などと悪いレビューが沢山。まあ、最悪、カメラだけ使うという前提でカメラだけでもこの金額ならば、秋葉原などで販売されているものよりも安いので、まあ良しとしましょうということで...。
リアライセンスプレート灯を置き換える形で取り付けるため、LEDライトが付いています。ここ数日、クラッチ交換や触媒交換を行って手元に車がなかったためやっとカメラ取付作業に着手しました。
トランクの内張りを外します。内張外しがあれば簡単に外せます。そんなに難しくありません。(一人でできます。)
トランク裏についている工具はネジ2本で取り付けらています。
トランクの取っ手、ライセンスプレート灯の部分はトルクス4本で固定されているので、緩めます。
ナンバープレートと干渉してしまいますが、うまい角度でナンバープレートの片側のみのネジを外して(封印側を開かずそのまま)引き抜けます。
まあ、予想通りというか、やっぱりライセンスプレート灯のカバーのサイズが違いました。
自宅に持ち帰り、はめ込んでみると内部と干渉してしっかり閉まりません。
仕方がないので、カメラだけ使うことにします。まあ予想通りです(苦笑)
カメラのサイズをボール紙で採寸します。
カメラを取り付けるところをマーキングします。本当は中央が一番よいのでしょうけど、E46の場合、トランクオープンスイッチがあるので無理ですね。なるべく中央がいいのでしょうけど、ナンバープレートが少しでも見えなくなるような位置はNGなので、上記の写真の場所にしました。
加工は、カッターナイフをコンロであぶったホットナイフでマーキングした箇所の切り抜き内部の補強なども切り落とし、カメラは入るように調整し、周りはやすりで削ります。若干大きめに穴をあけて最後に位置を調整してシールすることにしました。
送信機はインシュロックで固定。振動で外れないように対策してあります。
電源は、バックランプから分岐します。+/-の極性だけ間違わなければ大丈夫です。多分この送受信機には保護回路が入っていませんので、極性を間違えるとそれで終わりとなると思いますので、不安な方はテスター等で調べたほうが良いでしょう。
一応、両面テープで仮止め。
続いで受信機です。金属に囲まれていなければどこでも受信できるのでシフトレバーの横付近に両面テープ止めし、シフトレバーのバック信号の電源を分岐しました。
自分の車は、マニュアル化した際に、トランスミッションのスイッチから配線がこの付近に来ているので、作業は特に難しくありませんでした。オートマチックトランスミッションの方もリバース信号がこの付近で拾えると思います。
毎度の光景です。(笑)取り急ぎ、使用しているカロッツェリアのポータブルカーナビのバックカメラ入力に接続することにしました。
実はここ数日、ディスプレイ内蔵型のルームミラーを色々と調べていたのですが、良いもの(気に入った物)が見つからず、バックカメラ入力に関して大不評のカロッツェリアAVIC-99でしばらく使用してみることにします。
(AVIC-99はカメラ入力が手動切替しか対応していません。ポータブルカーナビなので仕方ないですね。AVIC-99のカメラ入力が不評なのは、GPS情報から車速を判断して、クルマが停止状態(すなわち速度ゼロ)にならないと切替ができないようになっている点でしょうか?)
配線は、3.5φのミニジャックと1.5c-2Vの同軸ケーブル、そして受信機との接続に雌のRCAジャックをパーツで購入し配線を通しながら作成しました。
余談ですが、カーナビへの配線をいじるたびにエアコンパネルを外すのに苦労するため、隠れている爪の部分をマーキング(写真の白い矢印)してあります。(笑)
車内の半田付けには、Goodのこれを使用しています。専用ガスでなく、ガスライター用のボンベでOKで、着火してから1分ぐらいですぐ使える優れものです。車のDIY野郎には必需品ですかね?!(笑)
ガス式半田こても色々ありますが、これまでの経験上、安い物はすぐにダメになってしまい、繰り返し購入するハメになるので、長く使うならば、しっかりしたガス式半田こてを購入をオススメします。
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早速、動作テストです。トランクを開けたままだったので、空が写ってびっくり。(笑)自宅で確認したノイズはほとんどわかりません。結構綺麗に映りました。問題は夜のバックですかね?バックライトの明るさでどこまで映るか?
障害物などの確認ぐらいにしか使えないと思いますけど、バックカメラがあるだけでなんか新しい車みたいです。(笑)
写真に写っている補助線が表示されます。バックカメラの基本機能なので消す事はできません。線はカメラ取り付け位置、角度によって調整が必要なので、ほとんど意味を持ちません。苦笑
カメラの取り付けは、先日小物入れの修理で使った黒ゴム接着剤を使用しました。
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カメラ周辺をマスキングして、黒ゴム接着剤をたっぷりと塗り、はみ出した部分を竹櫛などでふき取りなるべく綺麗にします。
カメラはグラステープで仮止めします。グラステープは名前の通り、グラスファイバーがテープに埋め込まれているので、テープが伸びません。昔、ラジコンカーのバッテリーの固定などで使用した残りですが、伸びがないので、大変重宝しています。
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しばらく放置してマスキングテープを外します。黒ゴム接着剤が若干弾力があるので、振動吸収も兼ねていい感じだと思います。
バックカメラが付いていることがわかりますが、そんなに目立ちません。
今回、バックカメラを作成した配線パーツ代金込で3000円かからず取り付けできました。しばらく様子を見て、動作状況などご報告したいと思います。
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以上、「ワイヤレスによるバックカメラ 取付(BMW E46)」でした!