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内装のベタベタを綺麗にしました(BMW、ベンツ、アウディ、フェラーリ、アルファロメオ)

内装のベタベタを綺麗にしました(BMW、ベンツ、アウディ、フェラーリ、アルファロメオ)

「内装のベタベタ」でネットで検索すると「輸入車」、「外車」、「ベンツ」、「アウディ」、「フェラーリ」や「アルファロメオ」などの旧イタリヤ車はかなりひどい状態になってしまいDIYで対策されている方も多いようです。

現状のBMW E46、E39オーナーの方も同じように内装のベタベタに困っている方が多いかと思います。

 

自分の場合はベタベタはあまりひどくはありませんが塗装の部分的な剥がれ落ちが非常にみすぼらしい状態なので、自分が行なったベタベタ除去方法をご紹介します。

 

自分も車のシフトレバー付近にある眼鏡トレイ部分は、過去に水抜き剤に漬けてABS樹脂パーツ表面のベタベタ塗装をはがしたりしました。

ですがセンターコンソール(運転席と助手席の中間のサイドブレーキがある部分)は、サイズが大きいため、水抜き剤に漬けるにもかなり大がかりなケースが必要となるので断念。

そこで今回は水抜き剤を使わず、違う方法で内装のベタベタ塗装を綺麗にすることが出来ました。(結果的に水抜き剤を使わない方が簡単だと思います。)

 

無水エタノールで実験

BMW E46のセンターコンソールはサイドブレーキレバー周辺やハザードランプ付近など普段触れることが多いため傷がつきやすく、経年劣化によりかなり醜い状態になってきていると思います。

自分の車は2003年にアームレスト無しのセンターコンソールに新品交換しましているので14年間使用(2017年現在)してきましたが、サイドブレーキのノブ周辺はかなり塗装の損傷が激しく、複数の鍵の付いたキーホルダーを置いたりした事によってパーツに施されている塗装が削れる原因になったかと思います。

さて今回ネットでこのベタベタ塗装について色々と調べれてみたところ、
この内装のベタベタ塗装(プロティン塗装というそうですね。)を剥がす専用の剥離剤のような物も販売されているようですが、近所の薬局や深夜でも営業しているドン・キホーテ(店内に薬局付きの店舗)でも購入できる無水エタノールで比較的簡単に落とせるという情報を得ましたのでまずは実験してみることにしました。


パーツを取り外し、無水エタノールを綿棒に漬けてこすってみました。

 

内装のベタベタ塗装を剥がす実験

実験と言いつつ、かなり大胆にやっちゃってます。(もう後戻りはできない。(笑))

 

実験してわかったことは、無水エタノールを塗装表面に付着して少しおいてからこすると塗装がはがれることを確認。

ただしこの1つのパーツでも場所によってベタベタ塗装の厚みが違うようで、よく手が触れて擦れそうな部分は結構厚く塗装されているようです。そのため何度か繰り返し剥がしていく必要がありそうです。

 

ベタベタ除去に必要なアイテム

 

内装のベタベタ塗装を剥がす備品

作業に必要なものを100円均一で調達してきました。

無水エタノールを入れるためのスプレーボトルABS樹脂製のもんじゃのへらです。

100円均一と同じ値段では購入できませんがアマゾンでも調達できます。

 

関連リンク:

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金属製のへらでは傷をつけてしまう恐れがあるので、ABS樹脂製(プラスチック)のへらを使用します。

 

内装のベタベタ塗装を剥がす無水エタノール

 

関連リンク:


無水エタノール
を漏斗(じょうご)でスプレーの中に入れます。100円均一にはとても便利な漏斗付きのスプレーなども売られていましたが、以前購入したミニ漏斗のあまりがあったので100ccの少し大きめのスプレーを購入してきました。

一応、面倒でもスプレー容器に入れるための漏斗は用意しておいたほうがよいかと思います。(無水エタノールはとても気化しやすいので取り扱いには注意してください。)ちなみに自分が使用した無水エタノールですが、使用したのは99.5vol%(?)と記載されている物です。

無水エタノールってなんか化学薬品的な、日頃自分の生活であまり接することが無いものですが、病院の臭いです。(笑)

スプレーに入れた無水エタノールをベタベタ塗装表面に吹きかけて、1~2分置き、その後、先のもんじゃへらで削り落とします。

 

内装のベタベタ塗装をもんじゃヘラで剥がす

思ってた以上に簡単にはがれますが、場所によって塗装が厚い部分やパーツの細部は何度か繰り返し剥がしていく必要がありますので、結構根気が必要です。

剥がした塗料ですが、写真のようなカスがどんどん出てきますので、ある程度全体的に作業が終わったらマジックリンを吹きかけ、目の粗いスポンジたわしで傷がつかないように洗い流します。

 

内装のベタベタ塗装をマジックリンで洗浄

内装のベタベタ塗装をマジックリンで洗浄

水に濡れている状態だと塗装の剥がれ状態を確認できないため一度乾かします。ペータータオルで水分をふき取り、ドライヤーで乾かすと短時間で乾かせます。

内装のベタベタ塗装の残り

乾かしてみると上記の写真のように全くベタベタ塗装が落ちていない部分を判断できます。

再度、無水エタノールを吹きかけて繰り返しベタベタ塗装を落としてきます。

無水エタノールをかけては剥がし、マジックリンで洗い~乾かしを4回ぐらい繰り返してようやく全体の塗装が落とせました。

何度も同じ事を繰り返し行いますが、ここまでの作業としては2時間ぐらいでした。

 

ベタベタ除去後のコーティング

水抜き剤を使用してベタベタを剥がしたときは、パーツ表面はたわしで軽くこするぐらいで塗装が落とせますが(その分、水抜き剤に漬けておく必要があるのと、まったく塗装が剥がれない場合もあり)、今回の無水エタノールでは、パーツ表面をもんじゃヘラで擦ったことが原因なのか、パーツの表面は白色化している部分が目立つため、黒樹脂パーツのコーティング剤を使用することにしました。

前回はカーメイトの黒樹脂復活を使用しました。

 

関連リンク:

 

前回使いかけの黒樹脂復活を付属の専用の袋に保管しておいたのですが、久しぶりに開けてみたら固まってしまったので(保管方法が悪かったのでしょうか...。)、今回は違うメーカーのものをと思い、調べてみると結構複数のメーカーから同じような商品が販売されているようでHoltsの未塗装樹脂パーツコーティングを使用してみました。

 

内装の黒樹脂コーティング

 関連リンク:

Holts(ホルツ) ケイ素樹脂コーディング

 

こちらの製品は、エンジンルーム内部の樹脂パーツにも対応しているようで、高熱もOKみたいな売りです。

今回のセンターコンソール部分は夏場はかなりの高熱になるので良いですね。

本来は、パンパーなどの部分パーツ向けなんだと思います。

 

内装の黒樹脂コーティング中

上記の写真左側の黒い部分が未塗装樹脂パーツコーティングを専用のスポンジで伸ばしながら塗ったところです。写真を見て頂くとHolts(ホルツ) ケイ素樹脂コーディングを塗った部分との違いがすぐにわかるかと思います。(写真左側がHolts(ホルツ) ケイ素樹脂コーディングを塗った部分)

ちなみに、Holts(ホルツ) ケイ素樹脂コーディングは特に匂いなどは気になりませんでしたので内装に使用しても問題なさそうです。また、未塗装樹脂パーツコーティングでコーティングする前に脱脂処理をしてあります。

 

ロックペイント プレソルベント スプレー シリコンオ

 

自分は脱脂処理に上記のプレソルを使用しています。

 関連リンク:

 

脱脂処理用のアイテムはスプレー塗装前に行う脱脂処理スプレーを使用すればメーカー問わずどれでも同じだと思います。脱脂処理スプレーを吹きかけて、毛羽立たない布、もしくはキッチンペーパーのような紙で吹き上げて、少し乾燥させるだけでOKです。

 

せっかくなのでアルミテープチューン

Holtsの未塗装樹脂パーツ コーティングの付属のスポンジがスポンジ2層構造になっていて、ハケとなる部分のスポンジが貧弱なので取れそうになりつつも全体的に塗り込み、ABS樹脂パーツということで、恒例のアルミテープチューンをパーツ裏面に行いました。

 

アルミテープチューン

アルミテープチューン

アルミテープチューン

この部分に効果があるかわかりませんが、パーツピース毎に貼り付けました。

3M 導電性アルミ箔テープ No.AL-50BT 25mm幅x3m
スリーエム(3M)
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※アルミテープチューンに関しては、下記の記事をご参照ください。

参考記事:

話題のアルミテープチューンをやってみました(3)

ボディに汚れが付きにくくなる?!導電性アルミ箔テープを貼る

内装のベタベタ除去に成功!新品パーツみたい!

以下は、未塗装樹脂パーツコーティングを塗ってから5分程放置後、乾いたウエスで拭き上た状態です。

新品みたいになりました^o^v

内装のベタベタ剥離完了

内装のベタベタ剥離完了

内装のベタベタ剥離完了

内装のベタベタ剥離完了

内装のベタベタ剥離完了

一応、24時間以上放置して、未塗装樹脂パーツコーティングが完全に硬化するのに2~3日かかるようなので、パーツを元のところに取り付け放置することにしました。

内装のベタベタ剥離完了

なんか新車みたいになちゃいました。(笑)

BMWに限らずプロティン塗装は、輸入車・外車、国産車のメーターパネルなどにも使われているため、経年劣化によりベタベタになったり、部分的にはがれてきている方が多いと思いますが、時間さえあれば、比較的簡単に綺麗にできますので、是非トライしてみてください。

プロティン塗装は、BMWを購入当初、なんか高級感があるようなコーティングがされているなーなんて思ってましたが、時間と共に塗装の剥がれがみすぼらしくなり、今となってはプロティン塗装なんて正直迷惑なだけです。(笑)

年式の新しBMWでも同じプロティン塗装がされているかと思いますので、将来的にご参考になれば幸いです。

以上、「内装のベタベタを綺麗にしました(BMW、フェラーリ、アルファロメオ)」でした。

 

関連記事:

外車の内装のベタベタを落とす方法

 

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