チルトアップは必須!BMW ステアリングホイール交換(調査編)
現在取り付けているステアリングホイール
現在使用しているステアリングホイールは、2003年に交換したATIWE製E46エアーバックステアリングです。
購入したのは担当営業がStudieの鈴木社長の頃ですね...懐かしい。
このステアリングホイールも14年で17万キロ走行してきましたが、昨年ぐらいからグリップの部分がボロボロになってきました。
今から10年ぐらい前、エアバックの部分を雌型作成してDIYで作成したFRP製のカバーにMotecのミニダッシュディスプレイ(MDD)を埋め込み、MDDが綺麗に収まっていたので気に入っていたのですが、さすがに手にボロボロと粉が付くようになってきました。
革の張替えか?ステアリング交換か?
そろそろ交換しようと思いつつも、革の張替も可能との話があったので、どうしようか悩んでいましたが、張替え作業中に代わりに取り付けるステアリングホイールが無いので(純正ステアリングホイールは昔に処分してしまいました。)、前々からいつかは付けたいと思っていたチルトアップ機能を持ったステアリングボス付きでステアリング交換することを前提に調査してみることにしました。
チルトアップ機能が欲しい!
チルトアップ機能と言ってもピンと来ない方も多いでしょう。
多分チルトアップした状態を初めてみたらびっくりするかもしれませんね。
Googleの画像検索で「チルトアップ ステアリングホイール」で検索してもらうとすぐにわかると思いますが、フルバケットシートの人は必須アイテムですね。
フルバケではない自分も車の乗り降りの際は、毎回シートレールを移動させていますが、チルトアップできるようになればそのまま乗り降りできるかな?!
チルトアップ機能について色々なホームページを見ると、チルトアップ機能を付けると、ステアリングボスがどうしても奥行が長くなるため、ステアリングが手前に来てしまいます。
ステアリングが手前にくるのはいいんですが、一番の問題は、ステアリングホイールに手を添えた状態でウィンカーレバーに手が届くか?という点です。
ホームページによっては、「すぐに慣れた」みたなことが書かれていましたが、やはり手を添えた状態で届く位置にウィンカーレバーがあるようにしたと思い、寸法を調べてみました。
1.現在のステアリング
現在のATIWEのステアリグは、ステアリングに手を添えた状態で指を曲げた状態でウィンカーレバーに届く位置にあります。
ボスの根本から、ステアリンググリップ迄(ステアリング面)の距離を測ったところ、102mmありました。
大体ですが、指を伸ばした状態でギリギリ届くのは+40mm以下という感じでしょうか?
2.チルトアップ機能
ネットで調べるとやはりワークベル社のRAPFIX GTC一選となります。
価格が1/3以下でコピー品もあるようですが、それらのレビューを見るとステアリングパーツとしてはあっていけないガタがあるようなことが記載されていました。
RAPFIX GTCの寸法(奥行)は、57mmで、色は黒かシルバーを選択できます。
黒は艶消しならよかったんですが、ツヤがあるみたいなので、ここはあえてシルバーを選択です。
3.ステアリグボス
BMW E46用のステアリングボスで、RAPFIX GTC用のショートボスは、ワークベル社より販売されています。
通常のボスよりも23mm短く(ノーマルボスは79mm)、RAPFIX GTC専用でボスの長さは56mmでした。
さらに色々と調べてみるとMARSというブランドでBMW E46用ショートステアリングボスが販売されており、こちらもRAPFIX GTC用で長さは43mm(こちらのノーマルサイズのボスは66mm)でした。
ただし、ボスのピッチがモモステアリグのみ対応となります。
なるべくウィンカーレバーとの距離を近くしたいので、MARS製にすることに決定。
MARS製のステアリグボス+RAPFIX GTCで、丁度100mmとなりますので、ステアリングのディープサイズ(奥行サイズ)は、40mm以下ならばステアリングに手を添えたままウィンカーレバーに手が届きます。
4.ステアリングホイール
これが一番悩みました。これまで色々なステアリグを見てきた中での選択肢としては、モモステアリグ、OMP、スパルコで、グリップがアルカンターラ素材でないものと決めてはいたものの、なかなかデザイン、グリップの太さなどを調べると本当に悩みました。
好みの問題だと思いますが、アルカンターラ素材のステアリングはグローブするならば良いのとは思いますが、素手で握る場合は、やはりアルカンターラ素材はNGかと思っています。
色々悩んだ挙句、現在のATIWEよりも10mm弱小さい350mmのモモステアリグRACEを取り付けることに決めました。
ステアリングデープサイズは、35mmで、合計で135mmになりますので、これならばステアリングに手を添えた状態でウィンカーレバーに手が届きます。
5.その他
ステアリングホイール交換までの部品調達はそんなに問題なさそうということがわかりました。
その他の問題として、現在ステアリングホイール内部に埋め込んであるMotecのMMD(ミニダッシュディスプレイ)をどうするか?です。
ステアリングホイール内部にメーターの邪魔にならない位置に配置するにはスペースがありません。
またステアリングボスの根本にある、コンタクトスリップリングの配線を自分ですべて行っているので、その辺の配線の修正が必要となります。
また、ステアリングホイールにボタンを付けるために、ステアリグボスから配線を引き出せるようにする必要があります。
現在、ステアリングホイールにあるボタンが1つ(青)は、るMotecのMMD(ミニダッシュディスプレイ)の表示切替。もう一つのボタン(赤)はハザード点灯ボタンです。
どちらものボタンも、ステアリングホイールから手を放さずに操作できるようにするために設置してあるだけなので、元のボタンは他所にあるので、ステアリングホイール内部に無くても大丈夫なんですけどね...。
色々と調べてみるとワークベル社よりRAPHIX2(ステアリングの取り外しができるボス)用にワイヤリングプレートなるものが販売されていました。
ワークベル社にメールで問い合わせたところ、RAPFIX GTCでも問題なく使用可能で(ボスとRAPFIX GTCの間に入れる。)厚さは3mmとのことでした。
これでステアリングに配線を通すことができる目途が付きましたので、ステアリングホイールの交換を進める予定です。