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BMW E46の10スピーカーシステムの構成

先日のこちらの記事でフロント側のスピーカー交換を行いましたが、なんか納得がいかないため、ヘッドユニットを取り外して、インピーダンス計測をしてみました。

BMW E46の10スピーカーシステムの構成図を以下に書き出します。

e46ss.jpg

結局、純正のヘッドユニットのみの交換をしても、トランクルーム左後方にあるHi-Fiオーディオアンプユニットをジャンプしなければ、ヘッドユニット内蔵のアンプ出力をHi-Fiオーディオアンプユニットに入力してしまうことになります。
(もしE46でヘッドユニットのみを交換して、ボリュームを少し回しただけで極端に音が大きくなる場合は、これが原因です。)

そこで過去ログにもある通り、リアのアンプユニットを直結して取り外してしまったため、現在は、フロントウーハーとリアウーハーの4つ(実際に取り付けているスピーカーはツィーター付きフルレンジスピーカー)のみの結線を使用して接続しています。

Hi-Fiオーディオアンプユニットは、スピーカーネットワークを内部に構成し、フロントドアのスピーカーは3つのレンジ、ツィーター、ミッド、ウーハーに分けて出力していますが、前回のスピーカー交換でツィーターとミッドは取り外してしまいました。

で、今回納得がいかないのは、フロント右、すなわちドライバーシート側のスピーカーの音がどうにも小さいく感じられ、ヘッドユニットの前後左右バランスを右前にしても音が小さいのを確認。

これは、ヘッドユニットが壊れたか?っと思いつつ、思い当たる事がなきにしもあらず。

BMWの純正フロントウーハースピーカーは、なんとインピーダンスが2Ωなので、通常のヘッドユニットをそのままで取り付けるとヘッドユニットが壊れる可能性があります。(大半は保護回路があるので大丈夫だとは思いますが大音量だしたときはわかりません。)

そこで、ヘッドユニットを外して、各スピーカーのインピーダンスをデジタルテスターで計測してみたところ、驚くべき事実が…。

リアのスピーカーは、3〜4Ωとカタログスペック通りの値でしたが、フロントスピーカーは、左が8Ω、右がなんと47Ω。

どこかの接触不良、腐食?と思い、今度は、取り外したHi-Fiオーディオアンプユニットのコネクターからスピーカーのインピーダンスを計測してみたところ、ヘッドユニット部分で計測したときと、ほぼ変わらず...。

これはリアトランクから左右のドアまで間で配線が腐食しているのか?!と思い、再度ドアパネルを外して、スピーカーのみのインピーダンスを計測すると3〜4Ωとカタログスペック通りでしたので、この部分の配線に問題があるとつきとめました。

スピーカーラインの引き直しは、かなり大変な作業になるので、とりあえずドアパネルの内側にある配線に巻いてあるBMW特有の結束テープをはがして、再度ヘッドユニットからドアパネルまでの結線のインピーダンスを計測してみると、なんと0.3Ωとほぼ抵抗無し?!

何が原因なのかさっぱりわかりませんが、結束テープでスピーカーの線を巻きなおしをして、ドアパネルを取り付けて元の状態に戻してから、ヘッドユニット部分でスピーカーインピーダンスを計測してみるとリアスピーカーと同じく3〜4Ωとカタログスペック通りになりました。

原因がはっきりしませんが、一応、音量が大きくなったので、治ったようです。
ドアパネル内部のスピーカー配線が結構怪しいのかもしれませんね。

 

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