3Dプリンターでオイルセパレーターの作成(その9)
- 2026/05/18 20:08
- カテゴリー:オイルキャッチタンク/ブローバイ関連, 3Dプリンタープロファイル
- タグ:#bmw, #e46
3Dプリンターでオイルセパレーターの作成(その9)
こちらのの記事に続きます。
オイルセパレーターバージョン8に更新して、漏れのあったタペットカバーのグロメットを交換後、380km程走行してきました。
上記はサービスエリアでの1枚。折り返し地点手前なので160km程走行後、気になっていた前回交換したグロメットを確認すると、
前回交換した2か所は漏れは確認されませんでしたが、違う場所にオイル漏れ発見。内圧が上がって弱い部分へ負荷がかかったという感じでしょうか?出先の道中の中間地点なので取り合えずオイルだけふき取って、その他オイルセパレーター等ブローバイラインを確認。取り合えずは問題は無さそうなのでそのまま走行を続け、所用を終えて自宅ガレージ戻って早速状態確認しました。
サクションパイプの内部の状態。380kmも走行にしてはオイルの飛び散りは少ないです。全くオイルが飛び散らない状態に出来ることが理想なんですけどね。
しかしながら、
ブローバイガスチャンバーのドレンタンクは結構な量のオイルが溜まっています。オイルセパレーターを素通りしているオイルミスト成分がまだ多いってことになります。
オイルセパレーター側のオイルタンクの中身の状態。量にしたら2~30ccはないぐらいの量だと思いますが溜まっていました。
オイルセパレーターに専用オイルタンクを装備してから、初めてドレンパイプを繋ぐホース部分からのオイル漏れをおこしていました。これはダメですね。ホースはドレンパイプへの密着を重視してシリコンホースを使用していて、そもそも耐油性がないホースなので、状態がを見て悪くなったらホースを交換していましたが、今回はドレンパイプとシリコンホースの隙間からオイル漏れをおこしていました。エンジンヘッドカバーのグロメットからもオイルが漏れていたので、過給時、オイルセパレーターの抜けが悪くてオイルセパレーターの内圧が上がっているのが原因でドレンパイプからも漏れてしまったようです。
上記は先の道中でオイル漏れを発見したグロメット部分の帰宅後の状態。漏れを発見してからふき取りはしましたが、グロメットの隙間にオイルが浸透してしまったのでグロメット交換以外の対策が出来ません。
前回の記事で交換した2か所のグロメットは漏れはありませんでした。
今回漏れたグロメットのボルトを外した状態。タペットカバーにグロメットが抑えつけられていたので形状変形してへばりついています。エンジンヘッド側のスタッドボルトはオイルまみれです。
上記は取り外したボルト。グロメットを抑えるワッシャーがオイルまみれでした。
上記は取り外したグロメット。写真からもわかるようにタペットカバー側の穴に合わせて形状変形しています。本来は負圧~大気圧しかかからないはずなので漏れることはほぼ無いのですが、過給機付きの場合はクランクケースの内圧が上がるので、このように熱等で次第にグロメットが劣化して漏れが発生してしまうようです。後付け過給機は色々なリスクが発生します。
手元にあった新品グロメットに交換しました。1か所だけの交換です。タペットカバー全体は複数のネジで固定されているので1本だけの交換ならばタペットカバーのねじれは気にする必要はないでしょう。グロメットを固定するボルト側にグロメットと接する部分にシリコンルブスプレーを吹きかけて、グロメットは一切回転させずにボルトで抑え込み、90°づつ丁寧に締め付けて最終的にトルクレンチを使用して10Nmの規定値で締め付けました。
これで漏れるところがなくなるといいんですけど、前回と今回で計3つのグロメットがダメになったので、次第に交換していない場所のグロメットも熱で弱くなっているはずでしょうから定期的に要確認です。
オイル漏れを起こしたオイルセパレーターですが、また新規でバージョン9を作成しました。
今回のオイルセパレーターは底面サイズと高さ、接続するホースニップル位置、使用する素材(ASAとPET-G)をGoogleのGeminiに指定して、内部設計はすべてGeminiにおまかせしました。簡易的な設計図を書いてもらい、Fusionでのモデリングは自分で行いましたが、もうAIの下僕ですねw
前回のオイルセパレーターで内圧が上がりドレン部分からのオイル漏れが発生した事をGeminiに伝え、今回は内部圧力損失がなく、さらにブローバイガスの液体成分が分離でき、タンク内部で収集したオイルが飛散しないような構造となっています。
こちらの記事の用事でStudieさんに行く必要があったので、結構慌てて作成したのですが、
Studieさんの駐車場について確認するとオイルセパレーターからオイル漏れを発見。素材溶解接着処理が甘かったようです。
今回交換したグロメット部分からの漏れは発生していませんでした。
車が戻ってきてから漏れた部分の状態を確認。上記のオイルセパレーターの蓋部分の素材溶解接着部分にほんの少し隙間があり、その部分から漏れたようです。手動ポンプを使用してオイルセパレーター内部に加圧してて漏れている箇所を確認。かなり圧力がかからないと気が付かないぐらいの漏れでしたので、オイルセパレーター内部を負圧にして漏れている箇所に素材溶解剤を吸わせて漏れている部分を修復しました。
帯電対策と漏れ対策でアルミテープを貼り(アルミテープを貼る位置はGeminiに指定された場所)ました。今回のオイルセパレーターはオイルセパレーターというよりオイルキャッチタンクです。本体下部に20mmのPET-G素材部分にブローバイガスから分離されたオイルが溜まる仕組みです。内部に溜まったオイルは内圧が上がっても舞い散らないような対策をしています。
これで一応オイルセパレーターは大丈夫だとは思います。またしばらく経過観察を行います。
上記の写真は今回Studieさんまで往復した後のサクションパイプ内部の状態。ちょっとオイルが飛び散りが増えてしまったような気もするけど。チャンバー側のドレンタンクには何も溜まっていませんでしたのでGemini設計のオイルセパレーターのオイルセパレートがどうなんでしょね?もう少し走行して状態を確認してみたいと思います。
以上、「3Dプリンターでオイルセパレーターの作成(その9)」でした。

