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3Dプリンターでオイルセパレーターの作成(その7)

3Dプリンターでオイルセパレーターの作成(その7)

これまで6回に渡りテストしてみたい形状・内部構造でオイルセパレーターをデザインしてきましたが、履歴を遡って状態を確認してみても結果に大きな差がみられません。
現在のテスト方法は一般道・高速を含む約70km程の走行距離で結果を判断しています。多分数か月とか1,000km単位の走行距離で状態を確認すると、それぞれのオイルセパレーターで差が出てくるのかもしれませんが、現状のテストでは差があまりみられないので、オイルセパレーターの方向性を変えてメンテナス重視のデザインに変更してみることにしました。

オイルセパレーター本体装備状態

いきなりですがオイルセパレーター本体のみの写真がなかったので装備済みの写真です。これまでと大きな違いはオイルセパレーターで分離した液体をドレン口を通じて市販のオイルキャッチタンクに接続していましたが、今回オイルキャッチタンクの使用をやめて、サブタンクを3Dプリンターで作成してオイルセパレーター本体に寄生する形のデザインにしました。

CC3DのPETG透明フィラメントで3mm圧で作成したタンク部分

これがサブタンク部分です。こちらのCC3DのPETG透明フィラメントで3mm圧、インフィル100%で作成。3mmあるので透明度がイマイチですが、糸引きも一切なく結構綺麗に出力出来たかな?上記の写真は水を入れて積層からの漏れがないか確認しているところです。

一応PETG素材の耐熱温度は80℃ぐらいで、このオイルセパレーターのサブタンク部分に入ってくるブローバイガスの液体成分はそこまで高温ではないと思うのでブローバイガスの液体成分を貯めるだけの目的ならば問題ないと判断しています。
写真からもわかるように容積が40mLしかありませんので、あくまでもテスト用です。状態が安定していたら設置できる空間形状に合わせてもう少し容積率を上げてみたいと思いますが、いつのことになるやらw

タンクの蓋とタンク本体。ASA素材とPETG素材

上記がタンク蓋とタンク本体。このタンクの問題点は蓋部分とタンク部分の素材がASA素材とPETG素材で異なるで素材溶着することが出来ません。色々調べてみるとPETGの接着は皆さん色々苦労しているみたいで、様々なメーカーの接着剤をテストしている記事なども見かけました。中に溜まる液体がブローバイガスの液体成分ということもあり、接着剤の代わりに液体ガスケットを使用して固定してみることにしました。過去に散々オイルキャッチタンクのシールで苦労してきたので、今回のように素材溶着ではなく接着剤自身が固まって2つの素材を接着させて隙間を埋めるならば一番液体ガスケットが強いと判断しました。ちなみにGemini3に聞いても接着剤の代わりに使用できるとのことでした。

途中のパーキングエリア

新しいオイルセパレーターで過給圧をかけない範囲で走行し、途中のパーキングで状態を確認して問題なさそうだったので、パーキングを出るときにちょっと踏み込んで4,000回転ぐらいまで加速してみたところ、急激にブローバイガス臭が...。間違いなくどこかからブローバイガスが漏れたので、そのままおとなしく走行して自宅まで帰還。

サブタンクからの漏れ

ガレージにすぐにバラシ作業を行ってみたところ、漏れていた箇所は今回作成したサブタンク部分のつなぎ目でした。(アルミテープに水滴がついているのがわかるかと思います。)
「たったこれだけ?」っと思う方もいるかと思いますが、たったこれだけでもブローバイガスの匂いは強烈で、慣れていない人だと気持ち悪くなると思います。多分世界一臭い缶詰と戦えるレベルじゃないかなw 今回液体ガスケットだけでは不安だったので念のためアルミテープ貼っておいたのですが全然役に立ちませんでした。

サブタンクをばらしてみた

バラしてみると液体ガスケットから見事に漏れていました。足付けして液体ガスケットを塗り、外側に漏れた部分をふき取り、乾燥には丸1日以上放置したのですが、全然ダメでしたね。もう少し表面積がないと厳しかったようです。

今回の漏れの原因は、加速した際にブローバイガスの流速が上がり、オイルセパレーターの内圧が上がりサブタンクの弱い部分から漏れたようです。オイルセパレーターの容積はこれまでの7個の中で一番大きいんですけど、それでも内圧が上がってしまったようです。

サブタンクに溜まった水の状態

サブタンク内部にはこれまでと同じように水が溜まっていました。

今回のテストからわかったことは、やはりPETGの接着はかなり難しということとオイルセパレーターの内圧はかなり上がっていることがはっきりとわかりました。取り急ぎ、ASA素材とPETG素材の接着は一般的な接着剤候補として挙がっているエポキシ接着剤で行って漏れのテストをしてみようと思いますが、サブタンク自体のデザインを考えた方がよさそうですね。

 

ブローバイチャンバーの状態確認

今回のテスト走行は一度だけ踏み込んで、すぐにトラブルが発生したのでブローバイチャンバー側には全く液体が溜まっていませんでした。

以上、「3Dプリンターでオイルセパレーターの作成(その7)」でした。

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