BMW E46のセンターコンソールのコインフォルダー手前のキャップの印刷
BMW E46のセンターコンソールのコインフォルダー手前のキャップの印刷
タイトルを読んで「何のこっちゃ?」って思う方はおられると思います。
上記のE46のセンターコンソール部分のコインセレクターの手前にある小物入れスペースの下に敷いてある部分をキャップ(CAP)という呼ぶようです。当方の車両のキャップは数年前に加水分解して破損してしまったので上記の写真の用に何も敷いてありません。この部分に「そんなパーツあるのか?」なんて存在すらしらない人も多かったりするのかな?
部品番号で言うと上記7番の「51168242859」になります。素材は硬度なゴム素材だったと思います。
先日、E46関連の3Dプリンターモデルをネット上で漁っていたら、たまたまこのキャップのデータを見つけたので、ダウンロードして印刷してみることにしました。そして今回初めてのTPU素材を使用。3Dプリンターに詳しくない方はTPU素材と言われてもよくわからないと思いますが、単純に言うとゴム素材を3Dプリンターで印刷できるわけです。
いきなりですが、上記がTPU素材で出力したE46センターコンソール部分のキャップ。
ゴム素材なので上記のように曲げることが出来ます。耐熱・耐油・耐ガソリン性があるので3Dプリンターでゴム素材系のガスケットも作成できます。ちなみに今回使用したのフィラメントはTINMORRY社のTPU 95Aです。比較的硬度の高い素材になるのかな?
3DプリンターでPLA以外の素材のフィラメントを使用する場合、フィラメントが吸湿しやすいためフィラメントドライヤーを使用して、数時間かけてフィラメントを除湿する必要があります。
上記は今回TPU素材を印字するために導入したCreality社のフィラメントドライヤー。フィラメント素材に合わせたプリセットがあり、動作時間の指定が出来るので大変便利です。フィラメントを除湿しながら3Dプリンターで印刷出来るのでPLA以外のフィラメントを使用するならば必須アイテムかな?
早速、装備してみました。細部の部分があまり綺麗に出力できませんでしたが実用上問題なさそうです。もう少し積層幅か印刷速度の調整すれば綺麗に出来るかとは思います。
今回使用したTINMORRY社のフィラメントは現在使用しているCreality社の3DプリンターK1C用のフィラメントプリセットファイルを用意してくれているのでCreality社以外のフィラメントを使用する場合でも、積層速度さえ気を付ければ比較的簡単に使用することが出来ました。
この「キャップ」ですが、当方の車両では数年間破損したまま放置してあり、無くても困りはしないのですが、日頃このスペースに物を入れているので振動等による異音の発生が防げる目的で今回作成してみました。3Dプリンターを導入してから車が次々と若返っていくなーw
以上、「E46のセンターコンソールのコインフォルダー手前のキャップの印刷」でした。

