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クーラント温度センサーのハーネス付近の配線劣化(BMW E46)

クーラント温度センサーのハーネス付近の配線劣化(BMW E46)

ここ数年の懸念事項だった冷間時の電動ファンの誤動作がまた発生しました。エアコンオンの状態で気温が低い1〜3月でもエンジンを始動した冷間時に電動ファンが全開で動作してしまいます。エンジンの再始動で症状が落ち着きますが、これまでの経験則から判断するにエアコンガス圧がまた上がってしまったかな?

電動ファンの誤動作に一番関係のあるラジエーター出口部分についているクーラント温度センサーは過去に3回も交換済み。INPAで温度センサーをモニターしても特に問題があるようには見えません。

一応クーラント温度センサーの温度センサー付近を確認してみようと思いクーラント温度センサーのハーネスを外してみたところ、ハーネスの根本部分の被覆が破け内部の銅線が少しむき出しになっているのを発見。

液体ガスケットで修復したクーラント温度センサーハーネス

写真を取り忘れてしまい上記の写真は被覆部分を液体ガスケットで修復した後の写真となりますが、E46のこのクーラント温度センサーの配置場所はちょっとナンセンスですね。

クーラント温度センサーの配置状態

上記の写真はカメラが入らなかったので斜めになってしまいましたが、この形状配置では配線ケーブルを伝わって雨水やオイルがハーネスに直撃してしまいます。ハーネスの根本部分は当然防水タイプとなっていますが、この部分常に熱風にさらされますし、エンジン付近でも環境的には最悪な場所なので、この状態は設計としてナンセンスだと思います。

ハーネスの根本部分の形状が異なる。

一応他のE46はどうなっているのか調べてみました。自分の車は1999年、E46クーペの最も初期型(1999年6月生産、日本上陸直後)なので他の車両のこの部分のハーネス形状を調べてみたところ、上記のようにハーネスの根本が対策されているようです。写真を比べてもらうと明らかにハーネスの根本部分の形状が異なるのがわかるかと思います。これは「初期型のサガ」で後に対策されたようですね。

上記の配線被覆修理後、クーラント温度センサーのハーネス〜DMEへの配線間の通電、配線のインピーダンス計測を行ってみましたが問題ありませんでした。(ちなみにインピーダンスは0.0xオーム程度でした。)

上記の対策後、テスト走行をしてみたのですが水温70℃ぐらいの時電動ファンが全開で回っている状態を確認。何か他の問題かな...。

以上、「クーラント温度センサーのハーネス付近の配線劣化(BMW E46)」でした。

 

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