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エンジンヘッドカバーグロメットの交換(BMW E46)

エンジンヘッドカバーグロメットの交換(BMW E46)

ここ数日、日本列島には黄砂が飛来しており外に出るのを躊躇っていましたが一週間ぶりに昨夜車を動かしてきました。実は先週、車を動かした際に全開走行を何度か繰り返したときにエンジンヘッドカバー(タペットカバー)のグロメット部分からのオイル漏れを発見。後付過給器なので想定外にクランクケースの内圧が上がるのは避けられないのですが、こちらの記事の取り付けを断念したアルミエンジンヘッドカバーから純正のエンジンヘッドカバーに戻したあと何度かグロメットの状態を確認してきましたが、ここに来て「グロメットの劣化が進んだのか?」または「クランクケースの内圧が以前よりも上がってしまったのか?」のどちらかの理由でグロメットからオイル漏れが発生。

昨夜は途中のパーキングに向かうまでは過給圧をかけないように走行して、パーキングでグロメットから漏れてない状態を確認。帰り道で低いギアで全開走行をしてから自宅に戻りグロメットの状態を確認してみると、

グロメット付近からのオイル漏れ

量は少ないもののエンジンカバーのブローバイホース接続部分に一番近いグロメット付近からオイルが漏れている状態を確認しました。

Motecの走行ログ

実際にどのぐらいの過給圧をかけているかMotecのログで確認してみると6230回転で156.1Kpaが最大過給圧で全開ではないかな?

とりあえず全グロメットをナンバリングして、状態を確認してみることにしました。

グロメットの場所をナンバリング

上記はエンジンヘッドカバーのグロメット15個の場所。オイル漏れを確認したのは1番ですが、他の箇所での漏れがないか1つ1つ確認。

グロメット1番

上記は1番。オイル漏れがあった箇所です。一晩置いたらオイルが引いていました。写真からもわかるようにグロメットが劣化しひび割れが入ってます。

グロメット2番

上記が2番。全く漏れなどありません。以下3番から11 番まで列挙。

グロメット3番

 

グロメット4番

 

グロメット5番

 

グロメット6番

 

グロメット7番

 

グロメット8番

 

グロメット9番

 

グロメット10番

 

グロメット11番

 上記の11箇所の写真を見るとグロメット1、10、11番グロメットにひび割れが入って他のグロメットよりも劣化が進んでいるように見えます。
続いてエンジンヘッドカバー内部の4箇所のグロメットの状態。エンジン前方12番から15番までを以下に列挙

グロメット12番

グロメット13番

グロメット14番

グロメット15番

この4箇所のグロメットはアルミエンジンヘッドカバー装備時は散々漏れて大変でしたが、現状一切の漏れはなく、グロメットのひび割れ等も見られません。
ちなみにわざわざ写真に残しているのは将来的に過去に遡って状態を確認できるようにするためだけです。 Web Logの正しい使い方かなw


亀裂がひどいエンジン前方3つのグロメット

劣化が進んでいたグロメットの場所は上記の矢印の箇所となります。場所から判断して電動ファンからの熱風を直撃しているのでグロメットの劣化が通常よりも早くなっていると判断して間違いなさそうです。

アルミエンジンヘッドカバー取り付けときに散々交換したグロメットでまだ使えそうなグロメットを数個残してあったので、取り急ぎの対策として漏れた1箇所のグロメットの交換をして様子をみてみることにします。

アルミエンジンヘッドカバー取り付け時に使用していたグロメット

本来は再利用はよくないのでしょうけど、アルミエンジンヘッドカバー装備時の使用期間は1日ぐらいかな?潰れてひび割れが入ったり、グロメットとしての役割を果たせないものは処分しましたが、まだ使えそうな数個だけを残しておいたのが上記の写真のグロメット。

オイル漏れを起こした箇所から取り外したグロメット

上記はオイル漏れを起こした箇所から取り外したグロメット。グロメット内径部分はエンジンオイルひたひたです。

グロメットを取り外した場所の状態

グロメットを取り外した場所の状態。オイルヒタヒタなのでペーパーでオイルを拭き取りパーツクリーナーで軽く洗浄。本来はこの部分過給器なしならクランクケース内部は弱い負圧になっているはずなのでオイルが付着することはまずありません。クランクケースベンチレーションなどが詰まってクランクケースの内圧が上がったとして大気圧なのでオイルヒタヒタになることはないとは思いますけど。過給器つけるとやはり想定外の弱い部分への攻撃は避けられませんね。

取り外したグロメットからワッシャーを外した状態

取り外したグロメットからワッシャーを外した状態。ワッシャーとグロメット部分はオイルヒタヒタでした。

ワコーズ ラバーグリス

ボルトとワッシャーはパーツクリーナーで洗浄し、グロメットは熱保護目的でラバーグリスを全体に塗りつけました。

10Nmで締め付け

脱着したのは1本だけで10Nmで締め付けました。他のグロメット箇所の締め付けをいじると、余計に漏れてしまうのとエンジンヘッドカバー全体のパッキンを押さえつけている状態なので、多分これで大丈夫でしょう。

取り外したグロメットの状態を確認

取り外したグロメットをパーツクリーナーで洗浄して状態を確認。エンジンカバーの状態に合わせて潰れてはいますね。先の写真のグロメット外周部分のひび割れ以外の部分は特に問題ありません。グロメット内径部分からのひび割れ等でオイル漏れしたわけでないようです。

取り急ぎ手持ちのグロメットに交換して様子を見て判断したいと思います。

以上、「エンジンヘッドカバーグロメットの交換(BMW E46)」でした。

 

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