LED化したイカリングのゴースト点灯対策(BMW E46)
LED化したイカリングのゴースト点灯対策(BMW E46)
こちらの記事で装備したLEDイカリング。発色も綺麗でCCFLよりも明るいので気に入っていたのですが、先日、街灯の無い屋外で車を停車させたときLEDイカリングがゴースト点灯しているのを発見。具体的にどんな状態かというと、
写真だとわかりにくいかもしれませんが上記の写真のようにライトをオフした後、しばらく間うっすらと点灯してしまいます。しばらくすれば完全オフになりますが、LED対応していない車ではアルアルの幽霊現象、ゴースト点灯ですね。残念ながら購入したBMW E46用のLEDイカリングは球切れ警告灯対策&ゴースト点灯対策がされていない素のままのLED点灯機能のみだったようです。この現象はライトユニットは球切れ確認のためのコールド、ホットチェックをオフ設定にしてあっても、通電をオフ後、一定時間微弱で電流を流し続けるために発生するものです。
しばらくすれば完全にオフになるので「そのままでもいいかなー」なんて思っていましが、ちょっと時間があったので手持ちのパーツだけでゴースト対策アダプタを作成してみました。
こちらの記事にあるように過去にフロントフェンダーのサイドマーカーがゴースト点灯してしまう際にも自作したことがあるので、同じPチャンネルの18A流せる小型のMOS-FETが残っていないか探してみたのですが、
関連記事:LED ゴースト点灯対策、その1(BMW E46 サイドウィンカー)
残念ながら1個しかMOS-FETがなかったので、手持ちで2個以上あるPチャンネルのMOSでFETスイッチを作成。
前回と同じように14Vピークで4V以上でオンになるようにしてみたのですが、使用したFETが2.0Vぐらいでオンになってしまうので抵抗値を調整して、
ライン形状のFETリレーを作成。使用したMOS-FETは50A〜70Aぐらい流せるので、
こちらの記事で計測したイカリングLED(上記の写真)の消費電流は0.21Aなので片側2つで0.4Aぐらいなら特に放熱対策しなくても問題ないでしょう。
関連記事:CCFLイカリングをLED化しました(BMW E46)その18
上記のようにスモール電源〜イカリングの間に作成したゴースト対策FETリレーを挟んで点灯テスト。一度ライトオンにしてLEDイカリングを点灯させてから、
ライトオフで見事にゴースト点灯しなくなりました。そのうち一応暗闇でも点灯状態を確認してみたいと思います。
このようなDIY制作した回路の耐久性ですが、作り方と車載するための対策方法さえ考慮すれば特に問題なく長期間使用することが出来ます。一番の敵は水分ですね。こちらの記事で作成したサイドマーカーのゴースト点灯回路は既に7年使用しており、オン/オフの使用頻度で言ったら相当な回数になるので経験則からも耐久性に問題ないでしょう。
以上、「LED化したイカリングのゴースト点灯対策(BMW E46)」でした。