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BMW E46 アルミエンジンヘッドカバー(トラブル編2)

BMW E46 アルミエンジンヘッドカバー(トラブル編2)

前回の記事でイグニッションコイルを交換後、梅雨入り前に少し走行してきました。

テストドライブ

イグニッションコイル交換後の確認走行でしたが、その前に行った作業、アルミヘッドカバーを交換後、初めてのフルブースト状態の全開走行を行って、再び漏れがないか確認してみることにしました。

走行後、ガレージに戻ってアルミヘッドカバーのグロメットの状態を確認。今回は外周11個は漏れている箇所は見つからず。

アルミヘッドカバー内部のボルトからオイル漏れを確認

エンジンカバーを取り外して、アルミヘッドカバー内部固定4か所のボルトの状態をみると、1か所だけオイルが漏れていました。場所は4,5番プラグの間となります。

イグニッションコイルハーネスカバーにも噴出したオイルが付着

走行距離も短かったこともあり、今回のオイル漏れはそんなに甚大な被害ではありませんでしたが、イグニッションコイルハーネスカバーにも噴出したオイルが付着していました。

グロメット内部の状態を確認

早速ボルトを外してグロメット内部の状態を確認。下記の写真を見て頂くとわかりますが、アルミヘッドカバーの形状的な問題でグロメットを締め付けるとが潰れたグロメットが4番コイルの方へ逃げやすくなるので、上記のようにグロメット中央部分に隙間ができやすくなってしまいます。これはグロメットの問題というよりも構造的な問題ですね。

4番と5番間のスタッドボルトの状態

ネジを固定する下はスタッドボルトになっていて、この穴自身も内部のガスケットで抑えられているのですが、内圧が上がって逃げやすい(弱い)部分にオイルを含むブローバイガスがグロメットの中心部分の隙間から噴出してしまうようです。この状態は間違いなく過給機無しの車両ではこのような事は発生しません。もしグロメットのボルト中央付近に隙間が出来たとしてもオイルを吹くことはないでしょう。(オイルが染みる程度)もしグロメット部分に隙間ができてしまうと2次エアーの吸い込み原因になるかと思います。組み方が悪かった場合、気が付かずにそのままなんて事もあるかと思います。特に純正のエンジンヘッドカバーは樹脂製の黒なので気が付きにくいと思います。

グロメットを締め付けたときに逃げが発生しなように何か対策は出来ないか考えてみました。海外のフォーラムを読むと初期のグロメットはグロメット内部にクラッシャーワッシャーが入っていたそうです。現在はゴム素材のみに変更されたみたい。また、この漏れている部分はM54Bエンジンだと取り付けるネジの形状も他の3か所と同じボルトだったり仕様変更がされているので何か問題があったんでしょうかね?グロメットを押さえつけるワッシャーは同じものを使用しますしボルト形状的には問題なさそうですけど?

その他、海外のフォーラムでグロメットをワッシャーで挟むんでいるという方を見つけました。

内径10mm外径14mmの銅ワッシャーを購入

グロメットとボルトのサイズを計測して、グロメットが締め付けても逃げないようにするため内径10mm外径14mmの銅ワッシャーをアマゾンで購入

グロメットが逃げないように銅ワッシャーをおく

上記のようにグロメットの下の空間を埋めるように6枚のワッシャーを使用して

ワッシャーをはんだで固定してラバーグリスを装着

ワッシャーは一部をハンダで固定して上記のようにラバーグリスを塗って固定しました。

これでもし締め付け時にグロメットに隙間が出来ても銅ワッシャーでグロメット下の空間を押さえつけられるので漏れはなくなるかと思います。

どちらにしても、もう少しテストしてみないと何とも言えませんね。経過はまたご報告いたします。

以上、「BMW E46 アルミエンジンヘッドカバー(トラブル編2)」でした。

 

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