インテークマニフォールドを取り付ける
インテークマニフォールドを取り付ける
前回の記事から続きます。
インマニ、正確にはアダプタの問題個所の修復が完了したのでインマニの取付作業に入りました。1人での作業なのでインマニ取付前にインジェクターレールを紐で釣ったり、邪魔な配線をどかしたり、接続する負圧ホースや取り付けるハーネスの配線位置の確認を行いました。インジェクターハーネスレールから出ている水温センサーのハーネスはこの段階で取り付けておきました。
そして今回問題個所であるチャコールキャニスターベントバルブからインマニ(当方の車両ではスロットルバルブ)へ接続するホースの交換を行いました。
上が準備した耐熱、耐圧、燃料ホースです。
チャコールキャニスター
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ワンウェイバルブ
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チャコールキャニスターベントバルブ
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インマニ
へと繋がっていますが、このチャコールキャニスターベントバルブとインマニ間のホースにはブースト圧がかかるので上記の写真の下側のホース(純正)では本来は役に立ちません。スーパーチャージャーを装備する前から使い続けてきたので多分一度も交換した事がないので24年物でしょうか?w
ホース自身は手で触ると黒くなるぐらい劣化が進みゴムの上からナイロンテープのような物が巻かれている構造なのでしっかりしているように見えますが、ゴムの経年劣化が進んでいるので汎用の燃料ホースに交換しました。
このホース(下側)はノーマル車両のもの(部品番号13901712862)ですが、ホースがインマニの真下に接続されているので状態確認は目視レベルでは出来ないので劣化具合がわからないかと思います。触ってみて黒くなる(ゴム成分が解けたような感じ)ようなら怪しいと判断した方がよさそうです。
インマニの位置を合わせるためにインマニを大体収まる場所に配置して、セカンダリーエアーインジェクション負圧ホース、セカンダリーエアーソレノイドバルブハーネス、チャコールキャニスターホース、スロットルバルブハーネス、VANOSハーネスを接続の上、インマニをエンジン本体下側の穴に合わせてから吸気ポート側のスタッドボルトにはめて位置調整してネジを固定。吸気ポート部分は9個あるナットを10Nmで締め付けました。今回の対策でガスケットがエンジンヘッドに確実に押しつぶされるようになったのでこの部分の締め付けは念入りに確認しました。
続いてイグニッションコイルハーネスを元に戻し、アース線を取り付けてから3番、4番のイグニッションコイルを元に戻しました。
前回のブログ記事でシミュレーションした通りにスロットルバルブとサクションパイプの組み立て。取り外すときは難所でしたがシミュレーション通り一発で取付完了。
インタークーラーに続くインテークパイプやブローオフバルブの台座を元に戻しました。今回の組み立てでブローオフバルブは台座から取り外さないで台座事脱着した方が簡単ということに気が付きましたw
スーパーチャージャーのサクションパイプまわりの組み立て。ここまで組み立てれば普段通りのばらし作業なので楽勝です。
今回、取り外した部品はパーツクリーナーで洗浄したり、シリコンホース関連はマジックリンを使用して水洗いし、組み立て前に1つ1つエアコンプレッサーでブロアして取付を行いました。
ブローオブバルブとブレーキブースターのリターンホースの取付。
ブローバイホース関連やサクションパイプとエアフィルタを組み上げ、もう少しで完成。タワーバーとエアコンフィルタハウジングをつける前に各ホースバンドの閉め忘れが無いか再度確認を行いました。
タワーバーとエアコンハウジングを元に戻して完成です。
今回のインマニの脱着作業で燃料ホース関連を移動させたので一応、エンジン始動前に燃料ポンプを動かす状態を2,3回繰り返して燃料漏れがないか確認後、無事エンジン始動出来ました。
インマニの取り外しは構造がわからない点が多かったのでトータルで9時間近くかかりましたが、組み立ては5時間で完了しました。あまり何度もやりたくありませんが、インマニ脱着の工具が一式手元にあるのでインマニを外しての作業までは今後自宅で出来そうですw
以上、「インテークマニフォールドを取り付ける」でした。