BMW E46 328Ci ブログ

多分これは時限爆弾的な作業ミス？！続・冷却水漏れ（BMW E46）

前回のブログで冷却水のサーモスタット部分から冷却水が少し噴き出しているの発見し、冷却水のエア噛みによる問題かと思い冷却水が減っていたこともあるのでワコーズのクーラントブースター補充で対策後、クーラントブースター入れた状態で冷却水を循環させたいので、一昨日の夜と同じ冷却水が噴出したコースを走行してきました。

毎度のコースですが、土曜日の夜ということもあっていつもと違うところで撮影。前回と同じように冷却水の吹き出しを確認してみると、

 

案の定、冷却水サーモスタットバルブの根本から少量ですがクーラントが噴出してオイルフィルターハウジングの蓋部分が白くなっていました。

DME側で電子サーモスタットのマップ変更を行いましたが特に無理があるような水温設定しているわけじゃないのに何故こんなところから急に噴き出すようになったのか？不思議で仕方がなかったのですが、ガレージに戻ってサーモスタット周辺を確認してみると、

 

上記の赤矢印のサーモスタットを固定するボルトが一本ついていませんでした。（苦笑）これならば加圧された冷却水が噴き出すのも当然ですね。

 

ETKでサーモスタットパーツを確認してみると

6番のネジ3本と7番のネジ1本でサーモスタットが固定されています。紛失していた7番のネジだけサイズが異なり、締め付けトルクも異なります。これは数年前にラジエーター周りを全交換した際、電子サーモスタットのネジの締め付け確認がされてなかった感じでしょうか？7番のネジはエンジンフックステーを固定する＆電子サーモスタットを固定するボルトなので、通常こんなところが緩むことはまず考えられません。規定トルクでの締め忘れでじわりじわりっとボルトが緩んでしまったというところでしょうか？ちょっと時限爆弾的な作業ミスを仕込まれましたね。

こういうのクレーム入れれば対応してくれるんでしょうか？Studie横浜さん？

 

取り急ぎ7番のボルトを調べてみると通常のワッシャー付きM8ボルト30mmの 1.25ピッチなので純正パーツでなくてもメッキネジ（ステンレスはNG）ならば問題ないと判断しネジを調達しに渋谷のハンズまで行って入手してきました。

 

この部分ですね（上記はネジをはめ込んだ状態）。純正パーツと比較するとワッシャーが少し大きめですがエンジンフックを挟むんで電子サーモスタットこ固定するのでこのワッシャーサイズで問題なさそうです。締め付けトルクは20Nm。トルクレンチでしっかりと確認しました。このような時限爆弾的な作業ミスは勘弁してもらいたいですね。

この場所のボルトは電子サーモスタット脱着時以外触る事は絶対ありませんし、規定トルクで締め付けてあれば緩むはずはありませんので100%作業ミスだと思われます。電子サーモスタットを固定する4本の内1本だけボルトサイズが異なるので作業途中に締め付け忘れた疑惑は大ですね。

このようなトラブルも昔はクレーム入れると真摯に対応してくれたんですけど、20年近く通っている店でも今は担当営業の塩対応というか担当営業がコロコロ変わって、こういうトラブルがあると話が振り出しに戻るので、クレーム入れても担当営業がヘラヘラと謝るだけ。専門店と言いつつもそこらへんの車Dラーとあまりかわらず安心感といのはほぼないですね。（逆に不安しかない）人のやる作業なのでミスは仕方ないと思いますが、これじゃ専門店に行く意味はないしDラーでいいじゃないでしょうか？BMWのDラーもBMW東京以外のサブDラーはどこも最悪ですけどね。

 

漏れの原因は特定できたのですが、一応念のため冷却水の漏れ止め剤を調達。BMWの場合、国産のホルツやワコーズ製のれい冷却水漏れ止めが使用するのは危険で、漏れは止まりますが後々大きなトラブルの原因となるので使うのはNGです。なのでこちらの

 

ウルトラジエーターシールを一応用意だけしておきました。（可能な限り使いたくありませんけどね。）

説明書にも記載されている通りウルトラジエーターシールはクロスフローラジエーター対応の冷却水漏れ止め剤となります。BMWなどの多くの欧州車で使うことが出来る冷却水漏れ止め剤です。ただしワコーズやホルツ等の漏れ止めと比較すると0.1mmまでなのであまり大きな穴の漏れは対応出来ません。ちなみにワコーズやホルツ等の冷却水漏れ止め剤を使った場合、水を流すラインが詰まってしまう事があり、後々大きな出費に繋がる事があるようです。E46の場合、年式的にラジエーターの根本部分の経年劣化による破損でそろそろどの車両も一度は破損していると思うのであまり関係ないですかね？ｗ

以上、「多分これは時限爆弾的な作業ミス？！続・冷却水漏れ（BMW E46）」でした。