ブローバイガスのワンウェイバルブの仕様変更(3)
- 2022/10/06 22:43
- カテゴリー:メンテナンス記録, DIY作業, オイルキャッチタンク/ブローバイ関連
- タグ:#bmw, #e46
ブローバイガスのワンウェイバルブの仕様変更(3)
自分メモ用です。
前回の仕様変更は見事失敗。クランクケースからのすべてのブローバイガスをPCVバルブFV345を経由させて、加給圧がかかっていない時はインマニ側、加給圧がかかっている場合はサクションパイプ側で(それぞれポップアップバルブを装備)吸わせると、タペットカバーからオイルが噴出しました。
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原因はフルブースト時にブローバイガスの流量がPCVバルブFV345では容量が足りない、またはエンジンブレーキ時、クランクケースが負圧から大気圧になるので加圧されてしまっている、のどちらか。十中八九、加給圧がかかったときPCVバルブFV345がサクションパイプの負圧で流量が足りなくなっていると推測。
ボンネットを開けた状態でオイルが飛び散った個所はすべて洗浄し、下回り垂れたオイルをジャッキアップして確認したところアンダーカバー内部にオイルが噴出した痕跡が残っていました。
そんな凄い量ではありませんが、このオイル量から判断するにフル加速ときにクランクケースの圧力が高くなってタペットカバー周辺から噴出したと思われます。
アンダーカバーの少し違う部分にもオイルの垂れたような跡がありましたが、これは先日の車検で交換したスタビリンクの際、脱着したスタビライザーのブッシュ部分に塗ったグリスに熱が入って少し垂れたようです。
パーツクリーナーで洗浄してから元に戻しました。今回先日テストで貼ったアルミテープを少し増やします。
上記は先日貼ったアルミテープ3か所です。車高があまりにも低くなければジャッキアップしなくても貼れる場所です。速度域にもよりますがE46でこの部分のアルミテープチューンはかなり効果がありました。フロントタイヤの接地感がかなりかわると思います。その他電動ファンの音が少し変わるかな?静かになるというか振動というか共振が抑えられる感じがします。(ちなみに使用しているアルミテープはダイソーで売られているアルミテープをコンパスカッターで40mmの円にカットして貼っているだけです。)
今回は以下の赤矢印の部分にアルミテープを貼りました。
上記はテストなので、機会があればまたインプレでもします。
この記事を読んで「まあ、何をオカルトチューンしているんだ」と思って見ている方、100円均一アイテムなのでまだ騙されたと思って騙されて下さい。(笑)
で、本題のブローバイガスのワンウェイバルブの仕様変更ですが、
タペットカバーのクランクケースからの出口部分にはリードバルブ形式のワンウェイバルブを元に戻しました。このリードバルブはスーパーチャージャー装備の私のエンジンでもブローバイガスの容量的には問題ないようで、このバルブをここに装備してオイルの噴出し等は一度もありません。
リードバルブを経由してオイルキャッチタンクを経由して、一切のバルブ無しでサクションパイプへ接続。すべてのブローバイガスはスーパーチャージャーの負圧によって吸い込まれる仕様に変更しました。アイドリング中は弱い負圧、エンジンブレーキ時を含む高回転時はスーパーチャージャーの回転数に比例して負圧が強くなります。
これまでインマニ側で吸わせていたブローバイガスの経路は、
RB26用のチェックバルブでインマニが負圧時のみ、
サクションパイプに増設したニップルから吸い込むように大きく仕様を変更。この部分の吸い込みが無いとアイドリングが安定しないため、ブローバイガスを直接吸わせるのではなく、エアフィルター通過後のエアを吸気するようにしました。
以上、「ブローバイガスのワンウェイバルブの仕様変更(3)」でした。