ブログ記事

BMW E46クーペ(M3を含む)のリアクオーターガラスのパッキン修理

BMW E46クーペ(M3を含む)のリアクオーターガラスのパッキン修理

多分かなり多くのE46M3を含むE46クーペ車両でそろそろ同じ状態になっている車両が多いのではないでしょうか?

下記の写真の場所、

破損したリアクオーターガラスのゴムパッキン

リアクオーターガラスのゴムパッキンを触ったら、いとも簡単に崩れ落ちました。(苦笑)

サイドフレームプレートとボディ本体の間に挟まっているこのゴムパッキンだけを交換出来るだろうと思い、上記の写真をいつもお世話になっているStuideさんに送ってパーツの確認をしてもらったところ、上記の写真の白サビが浮いてるサイドフレームプレートとこの破損したゴムパッキンは一体になっているのでゴムパッキンだけのパーツは支給されていないとの事。

破損しているのは上記の左後側のクオーターガラス部分だけなのですが、左右サイドフレームプレートとクオーターガラスの下の部分のゴムパッキン(シールブレスト)、ドアの窓下のプレート(すなわち左右横側の窓一周分)をBMW Japanにパーツ確認を取ってもらいつつ艶ありの黒での見積もりは20万越え。艶消しの方が価格が高額で本国には在庫ありとの事。(私の車両は窓下のシールブレストはこちらの記事で3年前に交換済みです。)

現在装備している艶ありの黒のサイドフレームプレートは2004年にシルバーから交換したので、かれこれ17年経過していて、うち16年間は青空駐車、毎日西日があたる左側だけが上記のようにゴムパッキンがボロボロ。(右側はまだ大丈夫そう)

将来的にサイドフレームプレートが入手出来なくなるならば現時点で交換してしまおうかと思ったのですが「サイドフレームプレートと一体となっているゴムパッキンだけの交換が出来ないか?」と思いネット上で情報を検索してみると、地球上には同じような状態になっているE46クーペ車両が沢山ありました。

こちらのフォーラムの書き込みを参考にしてebayで代用できるゴムパッキン(以下、ウェザーストリップ)を入手して、DIYでサイドフレームプレートについているリアクオーターガラス用ウェザーストリップの交換を行ってみました。

 

フォーラムの内容を参考にすると、以下のYoutube動画で交換している3M製のウェザーストリップはすでにディスコン(販売終了)商品で入手が出来ないとの事。「代用品が無いか?」なんて他のフォーラムで質問している人もいたりして、フォーラム内容を読んでいくと、汎用ウェザーストリップを使用する場合、ウェザーストリップのサイズが重要であるとの事。

多分、大本のネタは

の内容を参考にサイドフレームプレートの外し方およびウェザーストリップとして代用できる3M製のウェザーストリップとして認知が広まったようです。

3M製の代用品としてフォーラムに記載されていたMW78348を10月1日に高いUPS送料を払ってebayで購入し10月17日に手元に届きました。

佐川急便さんがUPSの荷物を届けてくれた

UPSですが荷物の追跡が出来ていたのはアメリカ国内の輸送のみで、国際輸送後はステータスが変わらず、いきなり佐川急便さんが上記の荷物を届けてくれました。

ebayで購入したウェザーストリップMW78348

ウェザーストリップはかなり軽いので中身が入っているのか心配になりましたが、アメリカからの輸送には珍しく少し過剰梱包でした。

MW78348のパッケージ

パッケージはいかにもアメリカっぽいですね。(笑)

交換用ウェザーストリップも届いたということで、早速先のYoutube動画を参考にサイドフレームプレートを取り外してみました。

これは私の車両だけの話になりますが、サイドフレームプレートを外すにあたり懸念事項としては、リアに装備しているSchnitzer製ロールバー。リアクオーターガラスを外すにはBピラーを外す必要があり、Bピラーを外すにはロールゲバーを外し必要があり、ロールバーを外すには前側のシート2つを外す必要があるので相当な大作業となってしまいます。

動画を参考にする限りリアクオーターガラスは外さずにサイドフレームプレートが外せるようなので動画の通りにトライしてみました。

サイドフレームプレート下側のウェザーストリップを外す

まずはドア回りサイドフレームプレート下側のウェザーストリップを外します。(引っ張るだけ)ウェザーストリップは完全に取り外す必要はなく、サイドフレームプレートを固定しているネジにアクセス出来ればOKです。

サイドフレームプレート下側のネジ

サイドフレームプレート下側のネジは2種類で固定されていました。プラスネジは外しやすく、六角レンチ(3mm)は結構きついです。

ウェザーストリップ内部に埋め込まれているセンサーの配線

ドア回りのウェザーストリップには窓の挟み込み判定をするセンサーの配線があるので取り外す際に注意が必要です。(上記画像参照)

リアクオーターガラスの開閉アーム

続いてリアクオーターガラスの開閉アームを窓から外します。窓を開いた状態にして

窓とアームを固定しているカバーを外す

上記の窓のアームを固定しているカバーを内張外し等を使用して外します。

クオーターガラスとアームを外した状態

カバーを外せはアームが簡単にクオーターガラスから外せます。(上記写真参照)

ドア回りにウェザーストリップの状態

ドア回りにウェザーストリップはこんな状態で放置。(笑)

サイドフレームプレートを外すうえで最も難所のネジの場所

リアクオーターガラス内側のゴムパッキンを内部から外します(引っ張るだけ)。こちらも全部外す必要はありませんが、上記の矢印の部分にサイドフレームプレートを固定している六角のネジがあります。先のフォーラムの中にも書き込みがありますが、この部分のネジの脱着がもっとも難所です。(得に私の場合はロールバーが邪魔でした。)

サイドフレームプレートを外したクオーターガラスまわり

サイドフレームプレートを外したリアクオーターガラス上部

サイドフレームプレートを外したフロントドアガラス回り

クオーターガラス回りはサイドフレームプレートを横方向に引き抜き、ドア回りは下方向に移動させるとサイドフレームプレートが外れます。

サイドフレームプレートから取り外した破損したウェザーストリップ

ウェザーストリップが固定されていた両面テープの残骸

サイドフレームプレートから破損したウェザーストリップを外してみました。ウェザーストリップはサイドフレームプレートに両面テープで固定されているだけです。また元々ついていたウェザーストリップの位置をカッターでマーキングしました。(上記写真を参照)この場所のマーキングは非常に重要で、位置を間違えるとリアクオーターガラスにぴったりの位置にウェザーストリップを配置する事が出来なくなります。

ボロボロになったウェザーストリップ個所

問題のウェザーストリップの破損個所です。ボロボロですね。

この部分だけ部品供給してくれないかな...。

サイドフレームプレートを水洗い後、脱脂

ウェザーストリップを外した後、サイドフレームプレートに残った両面テープの残骸を綺麗に剥がして、結構泥が溜まっていたので水洗い後、アルコールで吹き上げて脱脂しました。

MW78348をサイドフレームプレートに取り付けた

悪銭苦闘する事約1時間、試行錯誤を繰り返してebayで購入したMW78348を何とか折り曲げずに両面テープ止めすることが出来ました。

ウェザーストリップの位置をサイドフレームプレートへマーキングした位置へ合わせた

先のサイドフレームプレートへマーキングした位置に寸分の狂いない位置にウェザーストリップの長さを合わせます。少し長めにウェザーストリップを切り出してサイドフレームプレートへ取り付けときにハサミでカットしました。

ウェザーストリップの曲げ部分。

サイドフレームプレートの裏側の曲げ部分。色々とやってみたのですがウェザーストリップを綺麗に曲げがなかなか作れません。ウェザーストリップは抑えつける形で取り付けるのでなるべくこの部分の曲げにはこだわった方が良いです。

サイドフレームプレートをもとに戻す

ボディ側の泥汚れを洗浄後、サイドフレームプレートを元の位置へ戻しました。なかなか位置調整(ドア回り、クオーターガラス回りのゴムパッキン)が大変です。

リアクオーターガラスの上側ガラス回り

ウェザーストリップの開始位置にピタリと合わせるとリアクオーターガラスの上側ガラス回りにフィットします。ウェザーストリップは長くても短くてもダメです。

リアクオーターガラスとウェザーストリップの状態

ウェザーストリップの位置を微調整しながら窓の開閉を繰り返して上記のような感じに仕上げる事が出来ました。リアクオーターガラスを閉じるとウェザーストリップが押さえつけられるので雨水の侵入は大丈夫かと思います。

サイドフレームプレートを固定するネジ穴の部分は避けてウェザーストリップを両面テープで貼り付けたので、ネジを締めるときにウェザーストリップをめくってネジを締めていきます。

取り急ぎ、左側のクオーターガラス回りのウェザーストリップが破損していたので左側だけ作業を行いました。右側はまだ大丈夫そうですが、近々着手したいと思います。

以上、「E46クーペのリアクオーターガラスのパッキン修理」でした。

関連記事:続・E46クーペのリアクオーターガラスのパッキン修理

ページ移動

ユーティリティ

スポンサーリンク


ブログ記事検索

エントリー検索フォーム
キーワード
例:abs修理、メーターフード自作

過去ログ

Feed