BMW E46 DIYでDMEの書き換え(水温に対する油温)
BMW E46 DIYでDMEの書き換え(水温に対する油温)
先日行った水温マップの書き換え後、かなり水温が定常的に低くなりました。気温も影響するでもう少し様子を見てみますがMotecのログでも確認した所、0.6kg/cm2のブースト時でも95℃をキープ。100℃近くまで行っていた水温が5℃近く下がっていました。
ですが、どうにも水温が上がり気味な状態が一定期間あり、色々と状態をみているとエンジンが冷えきる前に再始動した後、水温が上がり気味になることが多くあるように見受けられました。E46の水温計で言うとメーターの針が少し冷えた状態になったぐらいでしょうか?その状態でエンジンを再始動後、走行すると水温が結構高くまで上がりやすくなるように感じらえます。
MS42のDMEマップを調べてみると「Coolant Temp Setpoint Until Oil Reaches Min Temp」というパラメータがあり、このパラメーターで指定された油温になるまでクーラントの電子制御サーモスタットバルブは制御されないようになっているようです。
この水温制御開始温度のディフォルト値は102℃。すなわち水温と油温が中途半端に冷えた状態で、エンジンを再スタートすると水温は油温よりも早く上昇するので水温が高くなり、油温が102℃になるまでクーラントの電子制御サーモスタットバルブは何も制御されない(サーモスタットの機能で97℃でじわじわと開くだけ)状態なり、一時的に水温高めになっているようです。
そんな訳で、早速「Coolant Temp Setpoint Until Oil Reaches Min Temp」の値を98.2℃に設定してみました。(上記はROM RAIDERの画面です。)本当は油温はもう少し低い状態でクーラントの電子制御サーモスタットバルブを電子制御で冷やしたいのですが、他のパラメーターに気になる2項目(油温のMIN/MAX)があり、MINより低いのはまずいのでは?っと判断し、とりあえずMINより高い値で設定してみることにしました。
これで油温がこれまでよりも4℃程低い状態からクーラントの電子制御サーモスタットバルブ制御が行われるので、エンジンが中途半端に冷えた状態後にエンジンをかけても水温が変に上昇する事は抑えられるかと思います。
今回は、DMEの書き込み後、MS4xFlasherの画面をキャプチャしましたので一応貼っておきます。書き込みが成功すると上記のような画面が表示されます。
以上、「BMW E46 DIYでDMEの書き換え(水温に対する油温)」でした。