HKSスーパーパワーフロー用の乾式2層フィルターを作る
- 2018/12/11 16:58
- カテゴリー:DIY作業
HKSスーパーパワーフロー用の乾式2層フィルターを作る
先日の記事で、KITACO製のスポンジフィルターを210mm(150mmのスーパーパワーフロー用)の円形に切り出してスーパーパワーフロー用のフィルタとして利用する方法を考えました。
関連リンク:
使用したスポンジフィルタはHR-50なので収塵能力は高く安心して使用できるかと思いますが、何分1層フィルタなのが何とも心配。
例えば、虫がこのスポンジに付着してしまうと間違いなく目詰まりを起こしてしまうと思います。
虫や比較的大きめな塵を絡めるのに、この目が細かすぎるスポンジフィルタでは能力不足なので、「フィルタを何とか2層にできないか?」考えてみました。
たまたま見つけたモルトフィルタ
先日購入したKITACOのHR-50のスポンジの目を再利用するので、5mm厚ぐらいで、HR-13ぐらいの目の粗さのスポンジ(HKSのスーパーパワーフロー用のフィルタの一番外側で使用されている粗さ)が入手できないか?っと思いつつ、先日、東急ハンズでモルトフィルタなるものを発見。
単位がMF-13との事ですが、イノアックというメーカーの単位MFで始まり、ブリジストンの単位はHRで始まるようです。
どちらも単位面積25mmあたりのスポンジのセル数を示しているので数字だけ同じならば多分MF-13っとHR-13は同じスポンジの粗さを示しているんだと思います。
自分が購入したものは50x50cmなので、1枚から4枚切り出しが可能なサイズでしたが、アマゾンで調べたらもっと大きな5mm圧のMF-13フィルタが販売されてました。
売り上げランキング: 244,807
これを使うと16枚分作成できますね。^^;
取り急ぎ、購入してきたモルトフィルタを4分割にカット。
上記の説明書にはMF-8とMF-13の両方のセル数の説明が記載されていますが、購入したのはMF-13です。
1/4サイズへカットすれば保管が楽という安易な発想^^;
先のKITACO製のMF-50のスポンジフィルタのようにカッターでカットはできませんでした。
スポンジの目が粗いので、ハサミで切り取りました。
2つのスポンジを付ける方法
スポンジどうしを付ける方法ですが、HKS製品などはフレームラミネートという熱で溶かしてつけていると思いますが、DIYでは不可能なので、スポンジの端の部分だけすこし粘着性のある接着剤でつけることにしました。
スポンジどうしの表面に接着剤を塗ってしまうとフィルタの意味を成しませんので吸気フィルタとして影響がない端のみです。
まずは、先日のKITACOのフィルタを配置する箇所にホワイトマーカーで印をつけて、接着剤を塗っている間にモルトフィルタがずれないようにしました。
使用した接着剤はこれ。ボンドのウルトラ多用途S・U プレミアムソフト クリヤーです。
接着剤が固まっても柔軟性があるのでスポンジをスーパーパワーフローに押し込むときも伸び縮できると思い、この接着剤を使用しました。
接着剤をKITACOのスポンジの端とモルトフィルタにつけて、24時間放置してからハサミでモルトフィルタを切り出しました。
モルトフィルタ(MF-13側)を切ってから接着するとフィルタとフィルタの間に隙間が出来てしまうと思い、KITACOのスポンジを上から少し押さえつける感じで取り付けしました。
上記は裏面(KITACO製側)になります。
接着剤を塗って少しはみ出した箇所もハサミでカットしたので見た目はよくありませんが、この部分はスーパーパワーフローの吸気には影響しないのと、今回使用した接着剤がソフトタイプなのでスーパーパワーフロー本体にスポンジ接合部(接着剤を塗った面)が当たってゴムパッキン的な役目をはたしてくれると思いますので一石二鳥かな?
前回同様に蛍光灯で透かしてみました。
これならば比較的大きな塵(虫や葉っぱなど)は表面のモルトフィルタにひっかかり、更に小さな埃はKITACO製のHR-50のスポンジに引っかかって、収塵効果だけは十分確保できそうです。
吸気効率は吸気抵抗がかなりあるのであまりよくないかもしれませんが、HKSのスーパーパワーフローをより安全に使うことは出来そうです。
早速、スーパーパワーフローに組み込んでみました。
色が黒なのがちょっと残念ですが、見た目はより本物のフィルタに近づいたと思います。表面のフィルタの粗さは、スーパーパワーフローの本物のフィルタと同様なので当然ですね。
近々、テスト装備して収塵能力を確認してみたいと思います。
※このページの内容を参照する場合はすべて自己責任でお願いします。
以上、「HKSスーパーパワーフロー用の乾式2層フィルタを作る」でした。