人々を魅了する毒キノコ!HKS スーパーパワーフローフィルタ交換
- 2018/05/24 15:24
- カテゴリー:DIY作業
人々を魅了する毒キノコ!HKS スーパーパワーフローフィルタ交換
先日購入したHKSのスーパーパワーフローのフィルタ(150mm)交換作業を行いました。
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まずはスーパーパワーフロー本体の取り外し作業です。
取り外しは簡単ですが、取り外した後に埃や塵が入らないようにサクションパイプを塞ぐためにコンビニ袋と輪ゴムを予め用意してあります。
どこから、どう見ても、毒キノコに見えますね。
この緑と赤のコントラストがなんとも毒々しい感じです。(笑)
スーパーパワーフローのフィルタは上部にあるネジを外します。
現在のスーパーパワーフローを装備してから初めてのフィルタ交換なので、内部のファンネル部分を初めてみました。
内部に、TCM(Tamiya Creative Master)のロゴが入っていたので、間違いなく本物ですね。(笑)
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取り外したスーパーパワーフローのフィルタです。
結構、汚れています。
新しいフィルタをハニカムフレームに丁寧に押し込んでいきます。
ハニカムフレームと赤いフレームが簡単に脱着してしまいますが、赤いフレームを取り付けた状態でフィルタ交換を行う事をお勧めします。
古いフィルタを外した後、ハニカムフレームと赤いフレームが干渉する部分を少し曲げる(ハニカムフレーム側を内側から外側に)と外れにくくなります。
フィルタは、赤いフレームとフィルタが当たる部分の間に、3層構造のフィルタの外側が見えない状態にすれば、間違いなくフィルタを隙間なく装備することが出来ます。
赤いフレームがファンネル側にしっかり収まるように押し込みます。
上記の写真はファンネルと赤いフレームに隙間がありますがぴったり締まります。
交換したスーパーパワーフローのフィルタの比較
装備したのが昨年の7月末なので、約10か月使用したフィルタの状態です。
並べて比較すると汚れている状態が一目瞭然ですね。
古いフィルタを見てみると、細かな塵が沢山付着していました。
交換したフィルタをよく見てみると、ちょっと作りというか製造過程に問題がありますね。
上記の写真のファイルの3層構造の中央(一番目が細かいスポンジ)の部分に黒い物が付着していました。
この黒い物の正体は、ファンネル側のバックプレートを固定しているネジ穴部分のプラスチックがネジを固定する際に使用されたねじ止め剤で溶けて付着したものです。
うーん、作りが雑という、これスーパーパワーフローの本物なんでしょうかね??(謎)
もしHKSさんがこれを見る機会があったら製品製造過程でねじ止め剤の乾燥をしっかり行うようにして頂きたいと思います。
ちなみに上記の写真の取り外したフィルタの内側に付着しているオイルっぽい物はブローバイガスの吹き替えし成分です。
オイルキャッチタンクで取り切れなかったブローバイガスのオイル成分がフィルタに付着しています。
フィルタ交換後、スーパーパワーフローを元に戻して完成です。
スーパーパワーフローの乾式3層フィルタの交換目安は、6000km~走行、または半年~1年に一度のフィルタ交換を推奨しています。
走行距離が延びる走り方をしている場合は結構頻繁に交換が必要となります。
フィルタは洗浄できない!?
スーパーパワーフローのフィルタは洗浄して使用することはできません。
開発元のHKSさんもフィルタを洗浄して使用することはNGとしています。
K&Nなどの洗浄できるタイプのエアーフィルタもありますが、スーパーパワーフローは綺麗になったとしても素材がスポンジなので使ってはいけません。
スーパーパワーフローに限らず、スポンジフィルタを使用している製品はコットンフィルタなどと異なりスポンジが加水分解するため、スポンジがボロボロになる恐れがあるので、必ず新品への交換が必要となります。
上記の写真は、たまたまネットで拾った画像ですが、長年使用した初代パワーフローのフィルタを交換せずに使い続けた状態の写真です。
見事にスポンジが経年劣化し加水分解を起こして溶けてボロボロになっています。(この状態だとかなりスポンジはエンジンシリンダーの中に吸い込まれてしまったと思います。)
写真の例は極端な例ですが、もし洗浄した場合、上記の写真のようにスポンジ素材の痛みが更に早くなるので、洗浄したフィルタを使うのはリスクが高くなります。
スーパーパワーフローが装備されるのはエンジンルームなので、熱の影響やブローバイ成分などの油分などを浴びる環境なため、通常よりスポンジの劣化が早いはずなので、メーカーの定期交換期間を守る必要があります。
以上、「人々を魅了する毒キノコ!HKS スーパーパワーフローフィルタ交換」でした。
交換時走行距離:234,444km