オムロン カーモニ 500(carmoni 500)リモコンバッテリー(電池)3S7A-J504の交換
- 2018/05/22 04:17
- カテゴリー:DIY作業
オムロン カーモニ 500(carmoni 500) リモコンバッテリー(電池)3S7A-J504の交換
このブログの過去記事で、オムロンのカーモニ500本体側(車両側)のバッテリー交換についてご紹介しました。
関連記事:
オムロン カーモニ 500(carmoni 500) バッテリー(電池)3S7A-J506の交換
本体側のバッテリー交換交換後、新品同様に戻り、冬場の気温が低い期間もバッテリーが短時間で無くなる事はなく、導入初期の頃のような状態で快適に使用出来ております。
カーモニ本体側のバッテリー交換に関しては、ネット上に有力な情報が残っていたのでそれらの情報を元に交換する事ができましたので、今度はカーモニのリモコン側の電池交換を行うことにしました。
しかし、カーモニ500を14年近く使用してきましたが、リモコン側のバッテリーは特に劣化を感じた事がありませんので、正直交換しなくてもまだ行けそうな雰囲気があったのですが、14年も使ったバッテリーなのでいつ寿命を迎えてもおかしくないと思い、色々とネットで情報を探してみることにしました。
カーモニ500のリモコンの電池は交換するすべがない?!
カーモニ500のリモコンのバッテリーはリチウムポリマー電池が使用されているので、電池に対して良い環境(温度や充電条件)で使い続ければ、従来の充電電池と比較して長寿命であることが売りとされています。
自分も長年使用してきたカーモニのリモコン側の電池が無くなって困った事が一度もありません。
正直このまま使い続けることが出来そうかと思いましたが、カーモニ500のリモコン電池の交換について色々と検索してみると、いくつかの情報を入手できました。
まず、カーモニ販売元のオムロンさんから電池の購入は、前回のカーモニ本体の電池同様、販売は終了しています。
なので、今回も互換バッテリーを探してみることにしましたが、あまり良い情報がありません。
アマゾンで販売されていたこちらのバッテリーのレビューには、
関連リンク:
スパイダーズX 基板完成実用ユニット用 リチウムポリマー電池 3.7V 400mAh (UT-027)
カーモニ500のリモコンのバッテリーに使用したとの記載があったのですが、続くレビューの内容を確認してみると、
カーモニ500のケースに電池が収まらないとの記載が...。
他の製品の電池を使いまわしするのでリスクはつきものですが、ケースに入らないのに使えたとレビューを書くのはNGじゃないかと思います...。
その理由としては、カーモニのリモコンは簡易型カーセキュリティでは前例のない充電式といのが最大のメリットで、電池が本体内部に収まらなければ、カーモニリモコン専用の充電器に本体をセットして充電することが出来ません。
なので互換バッテリーを使う絶対条件としてはカーモニのリモコン本体に電池が収まることが必須条件となります。
使用出来そうなリチウムポリマー電池を探す
カーモニ500のリモコンから電池を取り外して、採寸してみた所、約27mm x 31mm x 5mm厚のサイズで、容量は3.7V300mAでした。
オムロンさんの電池製品番号は3S7A-J504になります。
こちらのサイトに互換バッテリーを作ってくれるサービスにも3S7A-J504はありましたが、金額見て諦めました。(汗)
色々と検索してみた結果、使えそうなリチウムポリマー電池の候補がいくつかあったのですが、電池容量的にOKでサイズ的に見てギリギリ収まる電池を発見するのにかなり時間がかり、途中諦めかけもしたのですが、秋葉原にある蓄電池専門店、稲電気さんで販売されているこちらのNX-452730が使えそうなので、早速購入しに秋葉原へ。
稲電気さんは通販も対応しているようですが、他にも用事があったので購入しに行ってきました。
秋葉原ラジオデパート 稲電気本店
ラジオデパートの場所は特に言わなくても大丈夫ですね。
秋葉原で50年近く前からあるので。(笑)
稲電気本店は3階にあります。
お店の方に写真撮影の許可をもらい撮影してきました。
リチウムポリマー電池はこんな感じで販売されていました。
無事、NX-452730を購入してきました。
電池のみを入れ替える
オムロンのカーモニ500のリモコン電池は3線式になっているので、リチウムポリマー電池に付属している保護回路の入替を行います。
カーモニ500本体(車両側)のバッテリーも3線式で、電池の温度を計測している保護回路(体温計メーカーっぽいですね。)になっているので、多分リモコン側も温度計測しているんじゃないかと思います。(あくまでも推測です。)
電池を取り出して比較してみました。
保護回路のサイズがほぼ同じそうなので、保護回路を入れ替えてもギリギリ同じサイズで行けそうです。
元々の電池の保護回路基板を取り出していきます。
こんな感じに電極が折り曲げられてスポット溶接で取り付けられています。
電極をがスポット溶接されている部分にアートナイフを丁寧に少しづつ挿入して電極を剥がします。
関連リンク:
ショートしないように片方を剥がしたら、マスキングテープで絶縁しました。
新規に購入してきたリチウムポリマー電池の電極も同じように剥がします。
ここで、電池の電極をテスターで調べてみました。
写真の電池には、極性を油性マジックで記載してありますが、オムロンのカーモニ500の電池と同じ極性だったので、保護回路の移植もうまくいきそうです。
こちらも保護回路を外しました。
続いてカーモニ500のリモコン電池に付いていた3線式の保護回路を新しい電池に半田付けします。
この手の電池は熱に極端に弱いので、フラックスを使用して半田が乗りやすいようにします。
関連リンク:
goot ハロゲンフリー基板フラックス BS-95B 20mL
上記は自分が使用しているフラックスです。
フラックスを電極に塗り、予め半田を乗せておきます。
そして、短時間で電極同士を半田づけしました。
かなりギリギリですが、一応、綺麗にカーモニ500のケースに収まりました。
厚みもまったく問題ありませんので、蓋も取り付けることができます。
リモコンの充電器に差し込んでみた所、リモコンの電源が投入され、無事充電が開始されました。
しばらくしてから、充電状態を示すLEDが消灯しているのを確認。
バッテリー交換後、カーセキュリティのオン・オフ、動作確認を行ってみましたが問題なく動作しました。
一応、電池の充電、カーモニの動作に問題が無いことを確認できたので、無事成功ですね。(笑)
電池交換前から特に不都合はなかったのですが、取り外したカーモニ500のリモコン電池を見てみると、少し厚みが増していましたので、かなり前から寿命を迎えていたのかもしれません。
電池交換後、動作不良などがないか確認の上、後日レポートしてみたいと思います。
※この記事を参考することはすべて自己の責任の範囲で行ってください。この記事を参考にして発生した一切の責任は参考にした人が責任をもち、当方は一切の保証を致しません。
以上、「オムロン カーモニ 500(carmoni 500) バッテリー(電池)3S7A-J504の交換」でした。
追記:2018/05/29
カーモニ500のリモコン電池を交換後、1週間経過しました。
これまで変わりなく、持ち歩いたり、自宅の充電器で充電を繰り返しておりますが、従来通り使用出来ております。
特にバッテリー交換を行った弊害等(元々バッテリー交換前から特に問題なく使用出来ていました。)ありませんので、一応、内装バッテリーの流用に成功したかと思います。
関連記事:オムロン カーモニ 500(carmoni 500)リモコンバッテリー(電池)3S7A-J504の交換(2回目)