Data Link Connecter DLC (BMW E46 〜1999.9)
Data Link Connecter DLC (BMW E46 〜1999.9)
最近のBMWというか国産車もですが、DMEとの会話はOBD-2コネクターが殆どだと思いますが、自分の車はGT-1とかSSSなどとの接続においてもDLCを経由する必要がありです。
DLCとはData Link Connnecterの略で、昔からBMWの診断用コネクターとして使われてきました。E46やE39ぐらいからOBD-2が国際標準となりつつな時代でE46の前期には、OBD-2とDLCの両方が付いていますが、OBD-2は使うことができません。
(ちなみにOBD-2には、4本の配線がされています。)
先程撮影してきた自分の車のDLCコネクターです。ピン数は20ピンあり、写真をみて頂くとわかるように8ピンしか端子が来ていません。このDLCとOBD-2の変換ケーブルを使用して、INPAやGT-1などと接続しているわけですが、毎回ボンネットを開けての作業が面倒なので、車内にあるOBD-2を使えるようにできないか?という企みで、今回その調査を自分用にブログに残します。
まず、DLCとOBD-2の変換ケーブルの配線は、
という感じです。これは自分の持っているDLC-OBD2ケーブルをばらして確認済み。
この変換ケーブルを使用している訳ですが、車内にあるOBD-2の配線は、
4,5,7,16ピンのみが配線されていました。すなわち変換ケーブルのDLCの15ピンとOBD-2の15ピンが接続されていないことが原因か?っと思いましたが、実際に自分のE46本体のDLCコネクターは1,2,7,14,16,17,19,20ピンの8ピンのみしか配線されていないので、DLCの15ピンとOBD-2の15ピンを接続しても無意味となります。(L-LINE信号)
そこで色々と調べた結果、車内のOBD-2が使えない理由はOBD-2コネクターの8ピンに信号が来ていないため、診断機側に信号が伝わらないことが原因(K-LINE信号)ということがこの図でわかりました。
(この図のソースはこちら)
すわなち車内のOBD-2コネクターの7ピンと8ピンをショートさせれば車内のOBD-2コネクター経由で診断機が使えるということになります。
診断機側で、7&8ピンをショートさせれば一応どれでも対応できるようにINPAを動かせるとの記載がこちらのページの
>4# Open your vagcom and solder obd2 pins 7 and 8, which are the K lines, otherwise you will not be able to access to all modules from the car
にも記載されていますね。一応、こちらのBMWのOBD2対応の一覧には、8ピンもK-LINE信号になってます。
そんなわけで後日、車内のOBD-2でINPAを動作させて確認してみたいと思います。
追記:2017/08/04
こちらの記事で、DLC -> OBd2変換コネクタを使用せず、車内にあるOBD2コネクターを利用する方法を公開しております。