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車のエアークリーナーへ外気導入パイプの作成(6:熱対策その1)

前回の記事に続きます。

外気導入パイプ

前回の記事で取り付けしたのはよかったのですが、機能的にちょっと問題ありというか、エンジンが温まった状態では、外気を温めて導入してしまう状態。これでは、デチューンですね。苦笑

極端に吸気温度が下がらなくても、外気を取り入れることで、吸気温度が下がりやすい&停止時は吸気温度が上がりにくい状態を目指します。

そこで、エンジンルーム内部の熱対策について色々と調べてみました。

通常、エンジンルームの遮熱に使用する素材はアルミ素材がほとんどですが、場所や形状的な問題でFRPを使用しているため、エンジンからの様々な条件の熱を受けやすくなっています。(熱源に関してこちらのページが参考になりました。)

特に今回作成した外気導入パイプは、場所が場所だけにカップリングファンからの熱風を直撃(ほぼドライヤーを浴びている状態)なので、素手では触れないぐらいの温度になってしまっていました。
外気導入パイプへが熱くなる理由は2つあり、1つはこの熱風、もう一つは伝導熱です。
伝導熱はパーツの取り付け箇所から伝わる熱なので、熱源としては避けられなく、今回はカップリングファンからの熱を受けにくくする対策をしてみることにしました。

ネットで色々と調べてみると、エンジン熱の遮熱で検索すると、大きくわけて2つのパターンがあり、1つはエンジンからの熱を遮熱するもの(今回の目的とするタイプ)、もう1つは、サーモバンテージのように、熱源となるエキマニなどからの発生を抑えるタイプの遮熱対策パーツがあります。

エンジンからの熱を遮熱するものは、遮熱シートなるものが数社から販売されていました。
この手の遮熱シートの多くは、表面にアルミ素材、裏面にグラスウール的なものが大半のようです。

アルミ素材といえば、最近流行りのトヨタ自動車発案のアルミテープチューン。
外気導入パイプは、グラスファイバー素材なので、手元にあるアルミテープを張れば、遮熱テープとほぼ同じ条件にはなると考え、外気導入パイプ全面にアルミテープを張って、実験してみることにしました。

まず初めに、アルミテープを張る前の状態の表面温度を計測。

外気導入パイプの表面温度(温める前)

素の状態の表面温度は26.4℃でした。これを15秒間程、ドライヤーの温風をあてて、再度温度計測をしてみます。

外気導入パイプの表面温度(温めた後)

あっという間に43℃でした。苦笑
計測するまでのタイムラグもあるのでもう少し高温になっていると思います。

これでは、手で触れないぐらい熱くなるのも当然ですね。

外気導入パイプにアルミテープを貼った表面温度(温める前)

見た目はあまりよくありませんが、可能な限り丁寧に、外気導入パイプの全面にアルミテープを張り付けて、表面温度を計測してみたところ、26.8℃(ドライヤー加熱前)でした。

この状態に、先程よりも長く30秒間程ドライヤーの温風を同じように当てて、再度温度計測。

外気導入パイプにアルミテープを貼った表面温度(温めた後)

表面温度32.2℃。確かに上がりにくくなっています。

恐るべきアルミ素材。先のこちらのページで解説のあるにある「輻射とは赤外線の放射」ですかね?

精密計測機を使った訳ではないので、おおよその目安程度にしかならないかもしれませんが、確かにアルミ素材による効果があります。
ドライヤー加熱後、すぐに表面を素手で触っても、そんなに高温にはなっていません。

ちなみにこの状態で、実際パイプの内面の温度は熱くなっていました。この32.2℃は内部の外気導入パイプ自身が持った熱エネルギーによる上昇分が含まれているのではないかと思われます。

実際、パイプ内部は、走行風が流れるため、本来、エンジン内部よりも温度が低い空気が流れ冷やされてるはずなので、一度この状態で実験してみることにします。

アルミテープを貼った外気導入パイプ

アルミテープを貼った外気導入パイプ

これで効果があるといいんですけどね。

続く。

 

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