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車のエアークリーナーへ外気導入パイプの作成(1:試作・型作り)

実はここ1ヵ月近く、ちょっとづつ作って進めていたのですが、2回程失敗して、何とか3度目の正直で完成出来そうなので、ブログにアップすることにしました。

ここで作成したダイレクトエアークリーナーの遮熱板ですが、ちょっと問題があることがわかりました。

素人の浅知恵でエンジン熱、エンジンルーム熱対策用のダイレクトエアークリーナーカバーを作成したのですが、走行中は特に問題なく、以前よりもエンジン熱の影響は受けにくくなっているのは確かなんです。

しかし、現在のカバーは、ダイレクトエアークリーナーの下部からアルミダクトホースを伝わり外気導入をするようになっていますが、作成したカバー内部に温度が高い空気が溜まってしまうと抜けにくいというデメリットがあることがわかりました。

この現象に気が付いたのは、エレベーター式の立体駐車場に入れ、出庫する際に、立体駐車場ではほぼ熱が逃げないため、水温も全く下がらず、エンジン始動時の吸気温度が50℃を超える数値を示していました。

エンジンルームの場所やスペース的な問題もあると思いますが、エンジンルームの上部に位置するエアークリーナー付近は温度が高い空気が溜まりやすいため、一度こもってしまうと温度が下がらなくなる状態になってしまうようです。

この状態は、外気温が高い、渋滞で車が動けない状態でもじわじわと吸気温度が上がってしまうため、エレベーター式の立体駐車場程ではありませんが、似たような状態になり、吸気温度が下がりにくい状態になってしまうことが考えられます。

そこで、純正のエアーフィルターへの外気導入ダクト(ボンネットのグリル部分からの外気導入)から先に作成したダイレクトエアークリーナーのカバーまでの間をつなぐ外気導入パイプを作成することにしました。

先にも書きましたが、色々と考えて作成してみましが、2回程失敗。(下の写真はその残骸)

作成に失敗したFRPエアーインテークシステムの残骸

途中、いい感じまで作成できて、プラサフ塗装までしたりしたものもあるのですが、型がボール紙なので精度が悪く断念したものや、隙間をうまく経路するようなパイプを作成してグリル付近にあるノーマルパーツを一から作成してもみましたが、ボール紙のときは、問題なく閉まったボンネットがFRPで作成したら閉まらないという悲しい結果になったりしましたが、三度目の正直で何とか形になりそうです。(現段階で装備はまだしていません。)

外気導入パイプの型

何度か繰り返し作成している間に、ボール紙で作る方の精度は随分と向上しました。(笑)

パイプの形状をなるべく導入空気流体の縮小損失は無くしたいのですが、素人の型作りで、「きわどい形状を作るのは無理!」っと3回目にて学習して(苦笑)、一番シンプルな形で作成しました。

上記の写真はボール紙にアルミテープを張り付け、2ピースでパーツを作成することにしました。

外気導入パイプの型とグリルしたカバーの接続

純正のグリル部分からの外気導入ダクトにつながるようにします。

(今、考えるとこの部分は、相当肝でした。)

eクイックシートで作成した外気導入パイプ

上側、下側の2ピースでFRP(eシートクイック)を張り付けて作成後、2ピースパーツを合体させた状態です。黒い線の部分が上部と下部の境目になります。

アルミテープの張り方、eシートクイックの張り方(空気抜き)で、見栄えがかなりかわりますので、もっと時間をかけて作るべきだったかなっと少し後悔。

eシートクイックは造形物を作るというよりも、補修目的に作られているので、このような使い方は正しくないのかもしれませんが、軽量、強度をもったこの手のパーツをブラックライト/太陽光で成形できるのはとても便利です。

外気導入パイプと純正パーツの接続テスト

取り付けテスト。一応大丈夫そうです。(この後、悲劇がありますけどね。苦笑)

取付、脱着はちょっと渋い感じ。純正パーツに対して、もう少しクリアランスを調整する(作成した外気導入パーツの内側にeシートクイックを張り付けて厚みを作る)必要があります。
この部分は簡単には外せないようにしなければならないので、繰り返し調整です。

実際に取り付けてみた外気導入パイプ

他のパーツと干渉しないか現物で確認。

実際に取り付けてみた外気導入パイプ

スーパーチャージャーの手前ギリギリの部分を経路しています。

形状はまったく理想的ではありませんが、エンジンへ対する熱害を阻止することを目的にしたので、かなり妥協してます。

ダイレクトエアークリーナーカバーへ穴をあけるマーキング

ここで作成したダイレクトエアークリーナーカバーに穴をあけ、フロントグリルからの流れこんだ風をダイレクトエアークリーナーカバー内部に導入するため、パイプがつながる部分をマスキングテープでマーキングしました。

この対策には2つの目的があります。

  1. 走行中、作成したダクトから空気が導入。(停車中は空気が流れてこない。プロペラファンの風圧によって微小の空気が押し込まれてくる)
  2. 停車中のアイドリング中など、ダイレクトエアークリーナーカバー内部に熱い空気が溜まった場合、このダクトから空気が抜ける

という感じです。

続く

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