ダイレクト エアークリーナー FRP 遮熱板 作成
これまでスーパーチャージャー装備後、いくつかのダイレクトエアークリーナーを装備してきました。詳細はこちらに記載しておりますが、
HKSさんからスーパーチャージャーと一緒に供給されたHKS Super Power Flow、
その後、HKS Super Power Flow reloated、BLITZ SUS Power Core C4、キノクニで販売されているRAMMAX エアーフィルターなどです。
どれも一長一短あるのですが、最終的に現在2010年から装備しているGreen Air Filterに落ち着いています。
使用したエアーフィルターは、狭いスペースに収まるサイズに合わせて選択しているので、可能ならばもっと大きなダイレクトエアークリーナーを装備したいのですが、最終的に一番安心して使用できるのが現在のGreen Air Filterとなりました。HKS Super Power Flowを装備しているころは、エアークリーナーの形状に合わせてカーボン&樹脂で遮熱板を作成したりしたのですが、過去の経験から、樹脂型作成でのDIY作成は簡単ではありません。
ネット上で、「ダイレクトエアークリーナー 遮熱板」、「エンジンルーム 遮熱板」などで検索すると、皆さん色々なアイデア、色々な素材でエンジンルームの熱を吸わないような対策をしています。
羨ましいことに、皆さんエンジンルームにかなりスペース的な余裕があるので、大きなダイレクトエアークリーナーを装備したり、外気を取り入れる工夫を色々されているようです。
数年前から、何とか遮熱板を作ろうと思いつつも、なかなか作成までに至らず放置しておりましたが、先日作成した、メーターフードで使用したeクイックシートのあまりを使って遮熱板を作ってみることにしました。
本当にスペースが無く、ダイレクトエアークリーナー周辺は、HIDのバラスト、ハイビームライトのコネクター、光軸調整ダイヤルはダイヤルの山を削ってエアークリーナーに干渉しないようにしています。そのためネット上で遮熱板の素材として使用しているアルミ板やプラダンなどでは、とても作成することが困難です。
まずは、方眼段ボールで型紙を作成しました。ほとんどカット&トライで、方眼段ボールを挟みで切りつつ、干渉しない一番大きなサイズに調整しました。
こちらが前回メーターフードの作成で使用したeシートクイックの残り。
関連リンク:
サンコー テクノ eシートクイック 大 ES300L420X300
これが切り出した型紙です。セロテープで張り付けて可能な限り一枚でつながるようにします。
eシートクイックに油性マジックで型を書き込み、ハサミで切ります。ハサミは普通のハサミ(少し硬い物でも切れるハサミ)で大丈夫です。
切り出したシートを型紙にセロテープで貼り付けます。この段階では、eシートクイックのフィルムは両面とも付けたままにしてあります。
一応、穴もあけました。この段階では、ネジが通る穴なら何でもOKです。
黒い袋に型紙とシートで遮光して、エンジンルームに手短に装備。(笑)
太陽光で、FRPの硬化が始まってしまうので、日陰を作りつ配置すれば問題ありません。
日が当たらない部分は、前回同様、ネール用のブラックライトを投射しました。
5分ぐらいで硬化しました。さらに直射日光に当ててしばらく放置。(笑)
部屋に持ち帰り、ネジ穴をあけた部分にeシートクイックを重ね付けして補強しました。
この部分にドリルとテーパーリーマーで穴あけ加工を行います。
eクイックシートは1mm厚なので、それに合うコの時のゴムパッキンを購入して合わせてみました。
再度車に取り付けて、削る部分を油性マジックをマーキングして繰り返し干渉部分を調整しました。
アルミダクトがバンパーから配管してあるので、アルミダクトが今回の遮熱板に引っかかるように削りました。
HIDのバラストのコネクターが干渉したり、細かい部分での調整を5回ぐらい繰り返しました。
ダイレクトエアークリーナーを装備して、エンジンをかけて、駐車場内を車を出し入れをして干渉音などがないか確認します。
塗装は、あまりの艶消しの黒で塗装しました。見える部分ではないので、FRPのスケルトンのままでも良いかと思いましたが、エンジンルームは熱が冷える(逃げる)ように黒塗装が基本です。発熱体の場合は特にそうですが、色的に黒に光による熱エネルギーを受けやすいのですが、熱が逃げやすいというメリットがあります。昔の話ですが、白く塗装されたラジコンのモーターの磁石の寿命が短かったことをよく覚えています。(コバルトマグネットなどが出る、昔のABC製モーターです。)
両面2回塗りをして、一応完全に乾いたのですが、作業を急ぐため、100℃のオーブンで3分焼きました。自然冷却して塗装表目についている定着していない塗装をマジックリンを使用して洗浄。
ゴムパッキンを必要な個所に取り付けました。万が一、この遮熱板が破損しても走行に影響なないように考慮してあります。
本組み立てです。ゴムパッキン分の余裕はあるので、ジャストフィットです。
HIDのバラストを元に位置に取り付け。
ダイレクトエアークリーナーを取り付けて位置を微調整。
いい感じです。
ここへつながっているアルミダクトは、
バンパーのここへつながっています。
正直言うと、エンジンルームの遮熱は、エンジンルームへ漏れがあったら意味がありません。少しでもエンジンルーム内部の空気を吸い込む箇所があると、ほとんど遮熱板の効果がありません。
なので今回作成した遮熱板は、本当の意味での遮熱というよりも、外気を導入しやすくするために遮熱板になります。
いつか着手しようと思っていた遮熱板が結構綺麗に作成できたので満足してます。
走行テストは後日...。