メーターパネル警告灯対策(BMW E46)
メーターパネルからパきっ!て音がした
先日のABSユニットをDIYでの修理後、警告灯は一切点灯しなくなり、大成功をしたのは良かったのですが、バッテリーのマイナス端子を外しての作業だったので、メーターパネルの時計がリセットされてしまいました。
参考記事:
ABSユニット修理 1人でDIYで作業(BMW E46、多分E36、Z3とかも同じかな?)
作業の後、時計の時刻合わせをしていたら、メーターパネルから
パきっ!
っと嫌な音。(苦笑)
時計が片方向へしか回せなくなってしまいました。涙
自分の車はあってはならない警告灯EML(これが付いたら車は動きません。)が点灯し(下記の写真参照)ています。
この警告灯はスロットル制御を完全にDMEから奪っているので、(ワイヤーによるスロットル制御のみ)、ASC警告灯(すなわちASCがオフの状態。後期型の場合はDSC)と一緒に点灯したままになっています。
(なので路面のミュウが低い時、簡単にリアが横滑りします。)
また、メーターパネルがオートマッチ用のメーターパネルの設定のため、常にオートマチックトランスミッション警告灯が点灯したままです。
本当はマニュアルトランスミッションを乗せたときに、業者が対応するんでしょうけど、何もしてません。(苦笑)
そこで、久しぶりにメーターパネルを開けて、時計調整用部分の破損パーツの状況確認、および、警告灯対策を行うことにしました。
不必要な警告灯を消す
ここで紹介する警告灯対策は、2017年の2月から法改正されたABS警告灯やエアーバック警告灯対策には使えません。
もしここで紹介している方法をABS警告灯やエアーバック警告灯にした場合、エンジンキーを入れたときの各警告灯の点灯確認ができないため、車検に通りませんので、ご注意ください。
参考記事:
ABS警告灯が点灯してしまったままのBMW E46は、ABSユニットを修理する必要があります。
自分はDIYで修理しましたが、専門業者もあるようなので車検前の早めの対策を行うようにしてください。
参考記事:
ABSユニット修理 1人でDIYで作業(BMW E46、多分E36、Z3とかも同じかな?)
メータパネルを外す
メーターパネル(Clusterユニット)は、2003年にメーターリングをDIYで取り付けたときに開けたのが最後かな?
もう14年も前だ。(苦笑)
メーターパネルの脱着は、バッテリーのマイナス端子を外してから行ってください。
そのまま行うと電気的に破損するケースがある(あった)ようです。
また、バッテリーのマイナス端子ですが、くれぐれも元に戻したときの締め付けを確認するようにしてください。
実は、過去に首都高でフルブレーキを踏んでバッテリーのマイナス端子が外れるということがあり、エンジン停止して、もう少しでアウトになりそうなことがありました。
下の写真は、外してきたメーターパネルです。
17年、今日で6398日連れ添った仲です。(笑)
本体の取り外しは、トルクス30が2本で止めてあるだけで、裏面に2つあるコネクターの取り外しさえ丁寧に行えば、大丈夫です。
下の写真は、メーターパネルの裏面です。
コネクターの位置はこの写真からわかると思います。
E46時代の車種ならばどれも同じかと思います。
余談ですが、自分のメーターは、1999年の9月の納車時から使用していますが、
E46のカブリオレが存在しないときから、上記の記載があったことになりますね。
メーターパネルを開ける
裏面の蓋は、トルクス10が4本で止まっています。
メーターパネルは丁寧にゆっくりずらしていけば簡単に開けることができます。
方法がわからない、心配な方は、Youtubeで「E46 Cluster」で検索すれば、山ほど動画が見れるので、それらを見ながら学習してください。
ちなみにメーターパネルは、何種類か部品番号があり、Km/h表記やMPH表記、オートマチックトランスミッション、マニュアルトランスミッション、SMGなどでパーツ番号が異なりますが、基本的にケース関係は同じ構造になっているようです。
開けると基盤裏にメータのモーターが付いてます。
BOSCH製で、NECのチップが使用されています。
日本の技術が生きてますね!(笑)
問題の時計を調整時に破損したパーツを発見できました。
軸の方ではなく、メーターパネル側のボタンを押す爪が折れてました。
折れた箇所は上記の写真の調整用の軸が刺さる右側です。
メーター針を外すか悩みましたが、今回は針には触れず田宮セメントで固めて、エポキシ接着剤を盛って補強固定。多分このぐらいでは、また折れてしまうと思いますが、取り急ぎの対策です。(笑)
不必要な警告灯消灯対策
続いて、点灯したら、エンジンがかからないEML警告灯を結束用テープを張って光が写らないように対策しました。
写真のよう結束用テープをアートナイフで切り抜き、ひっくり反して配置して、警告灯パネルを上から押さえつけるようにします。
関連リンク:
一応、光の漏れがないように2枚の結束用テープを張りました。
使用した結束用テープですが、ビニールテープと見た目何もかわらないのですが、剥がしたときのベタベタが少ないとの情報を元に今回はこれを使用しました。
(というか持っていた。)
ビニールテープとの大きな違いは、結束用テープによる絶縁は不可となっています。
結束用テープは、メーター中央のASC警告灯にも行いました。
オートマチックトランスミッションの警告灯対策
続いて、オートマチックトランスミッションの警告灯対策です。
マニュアルトランスミッションなのでもう必要ありません。
DMEの書き換えで消せたりするかもしれません。
ドットパネルはそのままに、黒の色画用紙をデザインカッターで切り抜き、結束用テープでパネルの裏から貼り付けました。
メーターを元通りに戻して、完成です。
今回、久々にメータパネルをばらしましたが、電気パーツの取り扱いに慣れている方には、簡単な作業です。
これなら基板に付いているLEDの入れ替えも、意外と簡単に行えそうですね。
バッテリー端子をしっかりもとに戻して(笑)、エンジンをかけて動作確認です。
いやー、実に2006年から11年ぶりになるのかな?
マニュアルトラスミッションに乗せ換えたときから、警告灯が消えることが無かったので。(笑)
なんか警告灯が付いていないことに違和感があります。(笑)
点灯している原因がはっきりわかっていても視界には入らない方がやっぱいいですね。
以上、メーターパネルの警告灯対策でした。
メーターパネルに関しての注意事項
ここで紹介した方法は自己の責任の範囲で参照してください。
某巨大BMW掲示板などでは、メーターリング取り付けをDIYで行いメーターユニット破損した方もいたようです。
また、先にも書きましたが、ABS警告灯、エンジン警告灯、エアーバック警告灯は今回の方法で点灯しないようにすると、車検に通りませんのでご注意ください。
最近、Studieさんでもよく警告灯の相談を受けるようになったそうです。
AVO Motec/JapanさんのFBのタイムラインにもそんな記事が流れてました。
警告灯の点灯理由がわかっているならば別かもしれませんが、例えばエアーバック警告灯などは、どこが原因で点灯しているか調べる必要があるのと、1か所だけ修理しただけでは警告灯が消えないケースもありますので(複数のセンサー故障など)、早めに対策がよいかと思います。
エアーバック警告灯は、助手席の着座センサー、シートベルトセンサー、エアーバックを一度でも脱着した場合、エアーバック内部の断線によって点灯後、ディファクトメモリーに残るため、メモリー消去をしない限り点灯したままとなります。
※エアーバック警告灯が一度点灯した後、一部のセンサー不良による点灯の場合は消えることもあるようです。
以上、「メーターパネル警告灯対策」でした。