BMW E46 M3のボンネットフードグリルの洗浄
BMW E46 M3のボンネットフードグリルの洗浄
色々な呼び方があるようですがBMW E46 M3のボンネットフードグリルを取り外して洗浄して光沢復元させました。
上記は取り外した状態。ボンネットフードグリルの取り外し方はウィンドウォッシャーホースを取り外して、左右のウィンドウォッシャー噴射口下にあるハーネスを取り外して、ボンネットフードグリルにある複数の爪を抑えながら裏から表に取り外します。取り外し方はそんなに難しくありませんが、無理して取り外すと経年劣化で爪が割れたりするので、かなりハイリスクですw この手のプラパーツが経年劣化でパキパキ割れるのは旧車あるあるですね。
今回当方も上記のウィンドウォッシャー噴射口下にあるハーネスクリップを片方(上記左側)を破損してしまいました。取り外し方を間違えただけで壊さなくても済んだですが後の祭り。ハーネスクリップの脱着方法を詳細はこの記事に後程記載しておきますので、もしE46M3のボンネットフードグリルを外し際には参考にしてください。
何年か前のコロナ禍で時間が有り余っているときのも脱着して爪の一部を破損して、当時JBウェルドで修復したんですがパテ盛り程度の修復だったので今回は完璧に直してみました。上記の写真はパテ盛りした部分をカッターで削ぎ落とした状態。
爪の横部分もパテ盛りして抑えているだけ。当時はJBウェルドで応急処置でしましたが、今回は「瞬間接着剤+重曹」で完全修復してみます。瞬間接着剤+重曹で固定した部分があまりにも固くなりすぎて、他の部分が割れてしまうことがあるかもしれませんので、この記事を参考にしてもすべて自己の責任の範囲で行ってください。(そのぐらい硬化すると固くなります。)
この手のプラパーツ、ABS樹脂系のパーツの破損は場所によりますけどアロンアルファ+重曹が最も強力だと思っています。力がかかる爪の部分なども下地処理さえ行えば確実に固定でき、再生できる場合があります。
まずは可能な限り前回修復したJBウェルドをカッターで削り落としました。亀裂部分付近はリューターを使用してワイヤーブラシで軽く足付け。
100円均一で購入した液体タイプ(ゲルタイプではないタイプ)の使い切りの瞬間接着剤を使用と重曹(重曹もダイソー等で購入出来ます。)を用意します。私はやった事がありませんが、海外では瞬間接着剤と綿棒の先っぽのケバケバで固定するのがポピュラーみたいです。
亀裂部分に瞬間接着剤を流して、すぐに重曹をふりかけていきます。
瞬間接着剤を使用した事がある方は瞬間接着剤と言いつつも硬化するのにしばらくは時間がかかることを知っていると思いますが、重曹をかけると硬化が一気に進み、上記のようにすぐに固まります。瞬間接着剤を塗った部分以外についた重曹はパーツ自身を軽く叩きつけて払い落としてます。
瞬間接着剤部分が硬化後、しばらく放置して(1時間ぐらい)、見栄えがあまりよくないので耐熱耐候マーカーの黒で瞬間接着剤部分を塗りました。硬化した部分を削ってしまうと強度が落ちてしまいます。見えない部分では瞬間接着剤+重曹が一番硬く接着出来るので破損箇所は最近はこの方法で修復しています。(こっそりアルミテープも貼りましたw)
続いて破損してしまったクリップを修復します。こちらもまずはリューターにワイヤーブラシを使用して接着部分付近を軽く足付けします。
上記のように瞬間接着剤+重曹で修復。取り外し方がまずかっただけで、取り外し方を間違えなければ破損しなかったんですけどね。
ハーネス固定クリップの修復部分も見栄えば悪いので耐熱耐候マーカーの黒で塗りました。
ウィンドウォッシャー噴射口のハーネスとクリップの脱着方法ですが、上記の①の爪を外して②の方向にハーネス全体をスライドさせると破損させることなく脱着する事が出来ます。私のように破損したくない人は上記を参考に脱着してみてください。
ウィンドウォッシャーホースとハーネスをクリップに固定して元に戻しました。破損箇所も問題ありません。
ボンネットフードグリルは洗浄後、シリコンルブスプレーで光沢仕上げしました。ボンネット側に隙間も掃除したので新品みたいになりました。
以上「BMW E46 M3のボンネットフードグリルの洗浄」でした。