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カッティングペーストMCP-100を使ってみた

カッティングペーストMCP-100を使ってみた

ちょっと訳あって金属のタップ加工を行う上で切削油にペースト状(グリス状)の切削油を使う必要がある加工を行う必要が出てきたので色々と調べてみました。

カッティングペーストで色々と検索してみるとこのカッティングペーストが定番というかプロの方々も使用するものらしい。

こちらの商品は最小小売り量が1Kg。一斗缶での販売もあるぐらいですがDIYで少し加工するような人が購入した場合、1kgでも多分来世が終わっても使い切れないぐらいの量。(笑)
プロ向けというか毎日仕事でボール盤で加工作業を行う場合には良いのですが、DIYで少し加工する場合1kg購入しても多分殆ど使わずに終わることが目に見えているので、何か他の物はないか調べてみると100g単位で販売されているこちらカッティングペーストMCP-100があったので早速購入してみました。

これまでアルミ板などを穴あけ加工するのに切削油の替わりになりそうな適当なオイルを使っていました。

カッティングペーストMCP-100

切削油として売られている物を使うのは初めてかな?
カッティングペーストMCP-100のアマゾンのレビューを見ると、付属のノズルの悪口や長期間使用しないと分離してしまうというなど、ちょっとネガティブなレビューもありましたので購入直後に

カッティングペーストを瓶に移し替えた

適当な空いている瓶に中身を移してチューブに貼られているラベルを張り付けました。(笑)
これならば長期間保存も問題ないかな?分離したらかき混ぜることも出来ますしね。瓶が手元にない方は100均とかで何か適当なガラス容器を入手して移し替えればOKかと思います。

見た目は上記の写真の通り。色付きのグリスっぽい感じでした。これで容量100g。これでも来世までもったりして(笑)ってそんな事もないか?(笑)

で、早速、切削油として売られている物を初めて使用してテスト加工してみました。

近い将来、きわどい個所にインチサイズのタップ切を行う予定なので、まずは下穴加工で2mm厚のアルミ板に4mmのドリルで穴あけ加工。

カッティングペーストを使用して4mmの穴を開けた

初めて切削油を使用した雑感ですがこれは良いです。ドリルの刃の食いつきが良いです。アルミ板とドリル側にカッティングペーストを塗って、カッティングペーストが飛び散らないように回転可変のドリルで穴を開けてみましたが、刃の食いつき良い上に切屑が飛び散らない。正直もっと早くに使えば良かったなーっと少し後悔するぐらいカッティングペーストを使った方が楽でした。

で、今回3/8UNF24ピッチというワケワカメなインチ規格のネジのタップ加工をする必要があるので、下穴を8mmのドリルでさらに加工しました。

8mmのドリルで下穴を広げる

上記は8mmのドリルで穴を開けた直後の状態。ペーストに切屑が付いて殆ど飛び散ったりしません。8mmのドリルのハンド加工だとドリルの刃が逃げやすいのですが、これまでの想定とは異なりとても簡単に穴があきました。

3/8UNFの下穴は8.5mmとの事なのでテーパーリーマーで少し穴を慣らして、ノギスで8.5~6mmになっている事を確認の上、今度は3/8UNFのタップをカッティングペーストを使用してネジ切してみました。

タップ加工後のアルミ板

購入したばかりのタップという事もありますが非常に簡単に美しくタップが切れました。上記の写真はネジ切後に3/8UNF24ピッチのイモネジを取り付けてみた状態。カッティングペーストを使用したことで切屑もタップの切屑逃げのにうまく付着してネジ切を進める上で作業がとてもしやすくなります。

そんなに頻繁ではありませんがアルミ板への加工は時々行う程度ですがカッティングペーストをもっと早くから使えば良かったなっと思いました。代用のオイルではなく切削油として売られているオイルをちゃんと使わないとダメですね。

以上、「カッティングペーストMCP-100を使ってみた」でした。

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