AUCセンサーを新規取付(BMW E46)
AUCセンサーを新規取付(BMW E46)
前回の記事(オートエアコンユニット(IHKA)変更 )からの続きです。いつから標準仕様になったのかわかりませんが、先日入手したオートエアコンユニット(以下、IHKA)では、AUCセンサーをコーディングでオフにしてもAUCセンサーが未接続であるエラーがログに残ってしまいました。現在装備しているIHKAはAUCセンサー対応ですがコーディングでオフにするとエラーは発生していなかったので、途中からAUCセンサーは標準装備になった可能性が高いですね。
コーディングでオフにすればAUCセンサーのエラーは特に大きな問題にはなりませんがエラーログが出たままといのも気分が良くないので、AUCセンサーを後付けして新しく入手したIHKAをエラーなしで使用出来るようにしてみました。
AUCセンサーとAUCセンサーとのコネクターはヤフオクで入手しました。
センサーは新品でもよかったのですが、走行距離5万キロ弱の車両から取り外したセンサーとケーブルがあったのでまとめて落札しました。
今回使用するパーツ群です。ワイヤーは秋葉原千石電商で入手。IHKA側のハーネスはAUCセンサー部分に接続する4本を移植します。(ハーネスは入手したIHKAに付属してきました。)
届いたAUCセンサーを早速分解してみると、
いきなり上記のフィルターが崩れ落ちてきました。(苦笑)
経年劣化だと思いますが触ると粉になるぐらいの状態。AUCセンサーを取り外して本体を開けないのフィルタが取り出せませんので、多くのE46車両のAUCセンサーは似たような状態になっていると思います。AUCセンサーの故障は結構多いみたいなので、もしかするとこのフィルタの経年劣化に比例して故障するのかな?
フィルタ無しというわけにもいかないので、熱帯魚水槽のろ過用フィルターをAUCセンサーのサイズに合わせて切って挿入しました。
まずはAUCセンサーを車両へ取り付け。この付近はスーパーチャージャーのオイルラインを引いてあるので、AUCセンサーのハーネス回りも色々と対策が必要です。
まずはAUCセンサー側のハーネスと延長用ワイヤーを半田付けしヒシチューブ絶縁して車内まで配線を経由させる準備をしました。(ヒシチューブも千石電商で入手)
センサーからの配線の長さは車内の配線の取り回しで変わってくるので長めの状態に切り出して、
配線の色が実際の配線と少し異なりますがAUCセンサーのセンサー(2本)とヒーター(2本)を純正配線と同じようにネジってからビニールテープを途中(エンジンルーム内部)まで巻いて、
AUCセンサー付近はコルゲートチューブで熱対策をおこないました。(上記コルゲートチューブも千石電商で入手)
AUCセンサー付近は上記の写真のようにしました。
車内への配線の引き込みは右ハンドルなので他のセンサー関係を引き込んでいる防水ゴム部分に新規に穴をあけ引き込みました。
引き込んだ配線をステアリングシャフトをうまく避けながらIHKA本体付近まで配線を取り回しました。配線を車内に通したり、AUCセンサーの配線をステアリングシャフト周辺の取り回しはかなり重労働です。(苦笑)
AUCセンサーからの取り回した配線の長さを調整してIHKA側のハーネスのピンの移植を行います。もともとついていたIHKAのハーネス側はブランク状態になっているので1本づつ計4本移植後、AUCセンサーからの配線を半田付け、ヒシチューブで絶縁し、
車内のIHKAの制御ハーネスのケーブルはアセテートテープ(剥がしたとき糊がべたべた付かないテープです。)で巻き直しを行いました。
AUCセンサーの配線が終わったので、こちらの記事で入手した新しいIHKAを接続してINPAでセンサーエラーを確認します。
前回の記事で出ていたAUCセンサー関連のエラーはすべて消えました。
再度、新しいIHKAでAUCセンサーを有効にして再コーディングを行い、上記の写真のように無事AUCセンサーを使用して有害物を検知すると外気導入を内気循環に切り替えてくれるようになりました。
ここ数年で自分の車が近代化していて(笑)電波キー、ライトモジュール(Z4 E85用LCM バージョン4.7)交換によるワンタッチトリプルウィンカー、電子スロットル、電子スロットルペダル等々、全LED化(フロントライトのみHID)色々と変わりましたが、もうこれで終わりかな?(純正セキュリティアラームがあったな。)
以上、「AUCセンサーを新規取付(BMW E46)」でした。