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イグニッションコイルの清掃(BMW E46)

イグニッションコイルの清掃(BMW E46)

とくに問題がある訳ではないのですが、2年ぐらい前に交換したイグニッションコイルの状態の確認、内部インピーダンスの計測を行いました。

取り外したイグニッションコイル

いきなりですが6本取り外した状態。

各コイル本体に上部に丸く切り抜いたアルミテープを貼り付けてあります。この部分は大きな違いが無かったので今回剥がしてみることにしました。

イグニッションコイル接点部分の汚れ

取り外して内部抵抗を計るのにスパークプラグコネクターを取り外してみると内部に黒い汚れが付いていました。スパークプラグコネクターとコイルの接点部分についている油分が焦げたような感じでしょうか?

 

イグニッションコイルの接点部分の焦げ?

上記はコイル内部の接点部分です。何か焦げみたいなものがついているのがわかるかと思います。

スパークプラグコネクターの接点部分

そしてこちらがスパークプラグコネクター側の接点部分です。両方とも計6本すべてパーツクリーナーを染み込ませた綿棒で掃除しました。(高圧がかかる部部なので油分はNGなので接点復活剤などは使用しません。)

計測、洗浄完了したイグニッションコイル

コイルとスパークプラグコネクターのインピーダンスですが、コイルの1-3番ピンは0.3Ω、スパークプラグコネクターは、以下のような結果でほぼばらつき無しでした。

1:2.022Ω
2:2.025Ω
3:2.025Ω
4:2.029Ω
5:2.016Ω
6:2.048Ω

コイル本体、上部に貼ってあったアルミテープをすべて剥がし、テープの糊をすべて洗浄しました。

イグニッションコイルを元に戻した写真

イグニッションコイル周辺、タペットカバーの状態も確認しました。M52TUB、M54Bのタペットカバーは割れたりひびが入ったりする事があるので、時々カバーを外してブローバイの漏れを確認する必要があります。
タペットカバーが割れたままだと漏れたブローバイガスのオイル成分がプラグホールに流れ込んでしまう事があります。

BMWのプラグはロングライフプラグなのでエンジンカバーを外す機会があまりないかもしれませんが、この部分は要注意箇所です。

海外のBMWユーザーはこのM52TUB/M54Bエンジンのタペットカバーの破損を嫌い、M56エンジンの金属製のタペットカバーに交換したりしています。(M54B M56 Cover等で検索)

M56エンジンの金属製のタペットカバーを流用するには、イグニッションコイル含めての交換になるので結構大がかりな作業になりますが、タペットカバーの破損が無くなり、クランクケースの内圧が上がっても色々な面で樹脂製のタペットカバーよりもリスクが減ります。

以上、「イグニッションコイルの清掃(BMW E46)」でした。

 

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