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BMW M52TUB、M54BエンジンのCCVの謎

BMW M52TUB、M54BエンジンのCCVの謎

手元には新車購入時(1999年9月)からスーパーチャージャー装備(2006年1月)まで使用していたCCV(クランクケース・サイクロン・ベンチレーションが正解かな?パーツ名で言うと「プレッシャー コントロール バルブ」になるみたいです。)と、以前構造を確認するために入手したCCVの2つがあります。

「CCVって何?」って人もいるのかな?

M52TUB/M54BエンジンのCCV

これです。(笑)

M52TUB/M54BエンジンはE系BMWでかなりの車種に使われていて、このCCVはエンジントラブルの原因としては1,2番目に多く問題を起こすパーツなので長く乗っている人ならば一度は交換したことがあるのかな?

M52TUB/M54Bエンジンではロングライフの消耗品として扱われているのと、CCV周りもこっそり何度かバージョンアップしているので、特に寒い地方の人はトラブルになる前に状態の確認なり交換を検討することをお勧めします。

 

11617501566

ちなみに現行のパーツ番号は「11617501566」で上記の図の1番、以下の車種で共通パーツです。

E46
320Ci 320Ci M52 320Ci M54 320i 320i M52 320i M54 323Ci 323i 323i 2.4 325Ci 325Ci M54 325i 325i M54 325ti 325xi 328Ci 328i 330Ci 330i 330xi
5'E39
520i 520i M54 525i 530i
5' E60
520i 525i M54 530i M54
E61
525i M54
7' E65
730i M54
7' E66
730Li M54
X3 E83
X3 2.5i X3 3.0i
X5 E53
X5 3.0i
Z3 E36
Z3 2.0 Z3 2.2i Z3 2.5 Z3 2.5i Z3 3.0i
Z4 E85
Z4 2.2i Z4 2.5i Z4 2.5i M54 Z4 3.0i Z4 3.0i M54

M54Bエンジンはかなりの車種に使用されたので対象車両が多いですね。

CCVの説明が長くなりましたが、手元にある1つのCCVは新車納車時から7年近く使用し、昨年電子スロットル化時まで長年未使用状態でインマニの下にブル下げていた(インマニの下は簡単に外せないので2006年~2019年の13年ブル下げてました(笑))M54Bエンジンがこの世に存在しない時代のM52TUBエンジン向け初期のCCVです。

20年前の使い古しのパーツですが、CCV内部のバルブ部分がうまく再利用できないか調べてみるために解体してみることにしました。

 

CCVを2分割(笑)

解体と言ってもCCV下部のブローバイガスのオイル成分をオイルパンに長し込むためのサイクロンセパレーター部分を「鉄の子」を使って切り落としただけです。

ICCVのバルブ部分

そして気になるバルブ部分の中身。

乳化したブローバイガスのオイル成分がべっとり付いているんじゃないか?なんて心配したんですが、7年9万キロ(スーパーチャージャー装備前)使い続けたCCVは汚れていはいますが比較的綺麗な状態でした。

パーツクリーナーで洗い流してみましたが、こびり付いたブローバイガスのオイルミスト成分はそんなに簡単に洗い流せません。

そこで最近ブローバイ関連の汚れを簡単に落とす必殺アイテムの存在に気がつき、今回も

リンナイの「ウルトラオレンジクリーナー」

リンナイの「ウルトラオレンジクリーナー」を吹きかけてしばらくおいて水洗いしました。

 

 

リンナイの「ウルトラオレンジクリーナー」はそもそも室内の壁紙(クロス)の黄ばみを落とすために購入したんですが、ブローバイ関連の汚れに試しに使ってみたところかなり強力に洗浄できる事を知ってから良く使用しています。

なによりも素材を痛めないのでゴムパッキンなどがついている素材に使えるのが良いと思います。(リンナイの「ウルトラオレンジクリーナー」は用途が車用ではないので、あくまでも自己の責任の範囲でご利用ください。)

 

洗浄したCCVの中身

こんな感じに綺麗になりました。(ダイヤフラムの部分も、もう少し置いておけば綺麗になったかな?)

このCCVのダイヤフラムの蓋の部分なのですが、初期のCCVは現行のCCVとちょっと異なる部分がありました。

パーツ番号11611432558の蓋の裏にある謎のバルブ

上記の写真のバルブ(素材はゴムっぽい)が現状のCCVには付いていません。

パーツ番号11611432558のCCVの謎のバルブ

外側からみるとこんな感じになっています。

CCVを組み立てて出口側を閉じて息を吹いてCCV内部に圧力をかけてみると上記の写真の部分の小さな穴からエア漏れが発生。

ちなみにこのCCVのパーツ番号は、

パーツ番号11611432558のCCV

初期のCCV「11611432558」でした。

現行のCCVは、

パーツ番号11617501566のCCVは穴がふさがっている

上記の写真のように蓋のバルブが付いておらず、出口をふさいで同じようにCCV内部に圧力をかけてみても、上記の小さな穴からエア漏れありませんでした。

パーツ番号11617501566のCCV

ちなみにパーツ番号は、現行の「11617501566」のものです。

そもそもCCV内部の大きなダイヤフラムはインテークマニホールドの負圧に合わせて動作するようになっており、ブローバイガスを急激に吸い込まないようにするようになっているので、この部分はほぼ常に負圧状態。急激なアクセルオフで大気圧が強烈な負圧になったときは一時的にダイヤフラムが閉じられて徐々に開いてインマニでブローバイガスを吸い込むような仕組みになっています。

なのでここに穴があるとインマニの負圧でエアをCCVから若干吸い込んでいる事になります。初期のM52TUBエンジンでは「11611432558」が使われているハズなので若干エアー吸ってたりしてたんですかね?穴と言っても1mmぐらいなのでそんなに影響は無いと思いますが、あえて穴をあけているのには何らかの意味があるかと思います。多分ですが、CCVのダイヤフラム部分が負圧で真空状態になってダイヤフラムが張り付くのを防ぐためでしょうか?

ちょっと謎な部分を発見しましたが本来の目的であるCCVの内部の構造を確認したところ、ダイヤフラムの出口部分の内部は径が絞られていて9mmぐらいでした。

若干オリフェス効果がCCV内部にもあるんですね。

現状自分の車はCCVバルブをPCVバルブに置き換えているので、CCVバルブの内部構造が何か参考になるかと思ったのですが、あまり参考にならなかったかな。

CCVのダイヤフラムの部分が再利用できないか引き続き検討してみたいと思います。

以上、「BMW M52TUB、M54BエンジンのCCVの謎」でした。

 


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