E46M3バンパー脱着(バンパー内部補修)
E46M3バンパー脱着(バンパー内部補修)
自分の車はM3ではありませんがフロントバンパー、フェンダー、ボンネット、インナーフェンダーはE46M3パーツを使用しているので一応タイトル通りE46M3バンパーの外し方を説明したいと思います。
詳細は定かではありませんがE46M3も前期・後期でフロントバンパーを固定する部分に違いがあるらしいのです。(この記事を参考にされる方はご自身の責任の範囲でご参照ください。)
多分、自分のは前期モデルになるかと思います。(後期モデルの方はご参考までに)
まずは少し車を持ち上げます。車高によってはタイヤラダーだけでは足りないかもしれませんが、私の場合は上記の写真のアストロプロダクトのラダーレールで脱着作業が行えました。上記の写真はIKEAのプラスチック素材の鏡でネジの位置を確認中。
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ラダーレールならば車を移動させるだけで底面スペースを稼ぐことが出来ます。自分の場合、ラダーはジャッキアップでタイヤ下に入れちゃいましたけどねw
初めにバンパー左右下のネジとクリップネジを外します。(上記の写真の赤丸2つ)ネジは8mmで外せます。
少し内側にもう1つ8Mのネジがありますのでそれも外します。
バンパー底面は片側3か所のネジとクリップネジを外すことになります。
続いてフェンダーの中、一番外側のネジのみ外します。(赤丸の部分)
続いてヘックスローブソケットE12を使用して上記の図4番ASAボルトを外します。
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バンパー底面、中央寄り、上記の写真のアンダーカバーの外側付近にある穴の置く(10cmぐらい置く)4番のASAボルトの頭が見えているはずです。
取り外しにはレンチのエクステンションが必要で、
私は手持ちのよい長さがなかったので2本のエクステンションを使用して長さを調整しました。もう少し高くリフトアップすれば長いエクステンション1本だけで行けたかと思います。
上記はバンパー脱着のために外したネジ類です。(ネジ6本、クリップネジ2本、ASAボルト2本)
ネジを外したらバンパーを手前に引きながら、フォグランプ、外気温度センサー、ホーン等のコネクターを外し、バンパーに傷がつかないように保護材を引いたうえに外したバンパーを置きます。
一応、今回脱着作業はすべて一人で行いました。バンパーを外すのは要領さえ覚えてしまえば誰でも出来るかと思います。なによりも重要なのは作業スペースの確保ですかね。。。
取り付けはバンパーの位置調整にコツが必要です。左右少しずつチリの部分を合わせて外した手順と逆に押し込んで、外したネジを取り付ければ完了です。取り付ける前に上記の写真のようにぎりぎりの位置まで移動して持ち上げて位置調整する事をお勧めします。
その他、バンパーの取り付けでの注意点としては、外したASAボルトだけは締め付けトルクを厳守する必要があります。
ベントレーのマニュアルによると41Nmでの締め付けトルク指定がありますので、トルクレンチが必要になります。
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S-ROAD プレセット型トルクレンチ9.5mm SRS-370
ASAボルトはフロントバンパーを固定するための要な部分なので締め付けトルクは厳守しないとまずいですね。トルクレンチを何本が持っていますが、ホイールなどの大きなものを締めるトルクレンチと、今回のような小さなネジを締めるためのトルクレンチがあれば一応一通りの作業は行えるかと思います。最近はデジタル形式のトルクレンチなどもあるので、手持ちの工具に合わせて合わせて用意した方がよいかと思います。
今回、バンパーの脱着は、別記事記載のスーパーチャージャーのオイル交換目的で脱着作業を行いましたが、バンパーを取り外してみたところ内部の補強部分(?)のパーツが破損していたので修理しました。
上記はバンパー裏面。写真の赤丸の部分が破損しており、
上記のバンパー内部の補強部分が外れていました。
かなり力がかかる部分なのでFRP補修用を使用して修理しました。補修箇所にFRP補修用A剤、B材を混ぜた状態で塗り、その上にFRP補修用付属のグラスファイバーマットをハサミでカットして貼り付け、さらにFRP補修用A剤、B材を混ぜて上塗りして固定しました。
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パーツを養生テープで抑えて一晩放置して、かなり強力に固定することが出来ました。コニシボンドのFRP補修用はこれまでも何度か使用していますが、硬さ、強度ではかなり優れているかと思います。
以上、「E46M3バンパー脱着(バンパー内部補修)」でした。