ブローバイホースの亀裂修理
- 2019/12/14 17:15
- カテゴリー:オイルキャッチタンク/ブローバイ関連
ブローバイホースの亀裂修理
ここ最近、エンジンの始動性の調整のためクランキングにかかわる部分の設定調整を繰り返している中、車内でパソコンをモニターしていると少し鼻につく臭いが気になっていたので、自作したブローバイホースのPCVバルブの洗浄を行ってみる事にしました。
CCVレスにして、インマニから負圧でブローバイを吸い上げる部分に入れてあるPCVバルブは定期的に確認・清掃しないと詰まったりするので、最低でも年一ぐらいでメンテナンスが必要です。(チューンドカーに乗るという事はこういう事ですね。ノーマルと違う部分はすべて自分で確認する必要があります。)
エンジンカバーを取り外してインマニ上部にあるブローバイセパレーターにつながる部分を確認したら、オイルが吹いたような跡が...。
場所的にエアコンの外気導入前方にあるので、車内で臭ってた原因の1つである事は間違いなさそうです。自分的に「何か少し臭うな..」っと思った五感は正しかったですね。何か異変を感じたらやはり確認した方が良いってことですね。
ホースを外してみると、亀裂が入ってこの部分からブローバイガスが漏れていたようです。
シリコンホースを使用していたのですが、ホース径が合っていなかったのか、ホースに問題があったのかわかりませんが、写真のように裂けていました。
写真のシリコンホースが繋がる自作のPCVバルブホースを取外しパーツクリーナーを何度も吹きかけて、色が付いたパーツクリーナーが出てこなくなるまで洗浄を繰り返し、PCVバルブがカタカタと音が出ることを確認。PCVバルブはオリフィス的な役目も担っているので、オイルキャッチタンク通過後でもどうしてもブローバイガスのオイルミスト成分が付着しやすい場所です。
使用しているPCVバルブは、こちらで購入したBMWM52TUB,M54BエンジンでCCVレスを行う場合に定番的に使用されているFV345DBです。
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日本国内だとパーツ単体では入手はできないのでebayで入手しました。いくつかのメーカーから同等製品が販売されているようですが、自分が入手したのはframのFV345DBです。
framのホームページによると、
CHRYSLER 300M 1999-2004 V6 3.5L
CHRYSLER CONCORDE 1998-2004 V6 2.7L
CHRYSLER CONCORDE 1998-2001 V6 3.2L
CHRYSLER CONCORDE 1993-1996 V6 3.3L
CHRYSLER CONCORDE 1993-1997,2002-2004 V6 3.5L
CHRYSLER INTREPID 1998-2004 V6 2.7L Canada
CHRYSLER INTREPID 1998-2001 V6 3.2L Canada
CHRYSLER INTREPID 1993-1997 V6 3.3L Canada
CHRYSLER INTREPID 1993,1995-1997,2000,2002-2004 V6 3.5L Canada
CHRYSLER LHS 1994-1997,1999-2001 V6 3.5L
CHRYSLER NEW YORKER 1994-1996 V6 3.5L
CHRYSLER PROWLER 2001-2002 V6 3.5L
CHRYSLER SEBRING 2001-2003 V6 2.7L Sedan; Convertible
DODGE INTREPID 1998-2001,2003-2004 V6 2.7L
DODGE INTREPID 1998-2001 V6 3.2L
DODGE INTREPID 1993-1997 V6 3.3L
DODGE INTREPID 1993-1997,2000,2002-2004 V6 3.5L
DODGE STRATUS 2001 V6 2.7L
EAGLE VISION 1993-1997 V6 3.3L
EAGLE VISION 1993-1997 V6 3.5L
PLYMOUTH PROWLER 1997,1999-2001 V6 3.5L
クライスラー向けのパーツのようですね。
一応FV345DB(FV345も存在するのでご注意ください。)の互換パーツは、
-Purolator PV1050
-O'Reilly Auto/Microguard PCV345
-FRAM FV345DB
-BWD Auto PCV358
-Napa Item MPF39358 or CRB29358
だそうです。
PCVバルブもエンジンに合わせて色々なサイズ・形状がありますが、使用しているFV345DBはバネ無しのワンウェイタイプです。国産車のPCVバルブの多くはバネ付きが多いかと思いますが、圧力が適度にないと開閉できないタイプになり、色々なホームページから情報を集めた限りでは、どうもこのFV345DBがBMWM52TUB,M54Bエンジンが調子が良いようです。
先ほど裂けていた6mmのシリコンホースを交換しました。丁度手持ちのシリコンホースがあったので今回は青です。
シリコンホースを差し込む受け口側がホースに対して少し太いのが原因で裂けた可能性もあるので、呉工業のシリコンルブスプレーを吹きかけ、無理な力を入れないように抜けない深さまではめ込みました。
ブローバイホース関係等・その他の状態も確認し、問題がなかそうなのでカバーを元に戻しました。
エンジンカバーのネジのめくら蓋が片一方紛失していました。この部分だけ調達できるのかな?
以上、「ブローバイホースの亀裂修理」でした。