作れるか?!オイルキャッチタンクの作成
- 2017/10/22 16:39
- カテゴリー:オイルキャッチタンク/ブローバイ関連
オイルキャッチタンクの作成
これまでネットショップに多数販売されている汎用品のオイルキャッチタンクを購入しては、改造して使ってきました。
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3~4000円ぐらいで入手可能な汎用のオイルキャッチタンクは、ブローバイガスのオイルセパレーターとしての機能を持っていない商品がほとんどなため、ブローバイガスを素通りさせないようにネット上でも色々な工夫をしてオイルセパレーター機能を持たせている方が沢山おられます。
自分もその一人で(笑)、現状の汎用品を改造して使うことに特に問題はないのですが、前回のブローバイガスのリターン部分のホース配管に伴い、既存のオイルキャッチタンクではホースの取り回しに色々と不都合が出てきたため、今回は一からオイルキャッチタンクを作ってみようと考えてみました。
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現在、上記の図のようなホースの取り回しにしていますが、オイルキャッチタンクからの出口を二股で別けている部分をもう少しすっきりさせたいというのが今回の目的です。
また、正確にはオイルキャッチタンクではなく、オイルセパレータータンクを作成します。
オイルキャッチタンク部品の調達
オイルキャッチタンクを一から作るといっても、高度な溶接技術や機材を持っていませんので、可能な限り汎用パーツを流用したいと思い、まずはオイルキャッチタンクの本体となるアルミケースを探してみました。
自分のブローバイホースの配管の場合、オイルキャッチタンク内部がかなりの負圧になるため、ある程度しっかりしたケースが必要となります。
そこで思いついたのは、ギターのエフェクターなどを作るときに使用するタカチのアルミダイキャストのアルミケースです。
2~3mm以上ある肉厚なケースで、エンジンの負圧程度では凹むことはありません。
サイズについてですが、これまで使用した汎用のオイルキャッチタンクと比較すると1/3ぐらいのサイズしかありませんが、オイルキャッチタンクではなく、オイルセパレーターとして使用するので、このぐらいのサイズでも十分機能すると思います。
ちなみにタカチのケースは、秋葉原の千石電商で入手してきました。
ケースをどのように使うか?
このケース、上側が蓋になっていますが、今回はこのケースを立てて使用する予定です。
最終的に蓋の部分は液体ガスケットでしっかり密閉すれば漏れはないと思います。(あくまでも予想ですが)
その他、必要なパーツとして、配管用のアルミパイプ(13mm)、内部をセパレートするアルミ板、アルミパンチングメタル板などを少しづつ調達し、まずはパーツ加工を開始。
上記は、本体に取り付ける13mmのアルミパイプです。
使用するブローバイホースはブリジストンのPA03の0308タイプなので、内径約12.7mm。なのでアルミパイプは13mmを選択し、渋谷の東急ハンズで1m購入してきました。
アルミパイプをパイプカッターで40mmに切り出し、鉄の子で45°にカットしたものを入り口用1本、出口用2本作成。
タカチのケースの横側にオイルゲージを取り付けるため、8mmの穴を開け、PT1/8のめねじタップでタップを切りました。
今回の作業のためにPT1/8タップを購入。
このタップ、食いつきが良く、なかなか使いやすかったです。
このような形で、エアーツール用として販売されているホースコネクター(よくオイルキャッチタンクのゲージで見かけるゲージ用のコネクターとほぼ同じです。)を取り付け、ゲージ用のホースを仮組してみました。
蓋には、先程のアルミパイプをロウ付けして取り付ける穴を2つと、ドレン用のネジをホースコネクターと同じくPT1/8タップでネジを切りました。
中身はまだ空っぽですが、ケースの蓋にあけた2つの穴が従来のブローバイガスのイン・アウトで、ケースの上方向に開けたもう一つの穴をインマニへのリターン用の穴にする予定です。
あとは、オイルキャッチタンクの内部のセパレート方法をどのように使用か色々と模索しています。
雨続きでロウ付けできず
台風の接近前から連続して雨天続きのため、パーツをコツコツ作る以外の作業がなかなか進みません。
多分、そのうち作業を進めると思いますが、完成までにはまだ時間がかかりそうです。
しかし、ケース本体とアルミパイプが綺麗にロウ付けできるのであろうか...。
以上、「作れるか?!オイルキャッチタンクの作成」でした。
追記:
アルミダイキャストケースにロウがうまく乗らず、制作断念となりました。ToT