グラフィックソフトメーカーAdobe社を語るスパムメール
- 2017/10/06 08:00
- カテゴリー:サーバセキュリティ
グラフィックソフトメーカーAdobe社を語るスパムメール
珍しくPhotoshop、Illustratorで有名なAdobe社からメールが届きました。(笑)
過去に日本アドビさんから無償で頂いたソフトウェアはバージョンアップなどできないし、会社で購入したアドビソフトウェアのバージョンアップは止めたし、今更なんで?っと思いつつ、メールの内容は以下の通りです。
よくわからないサービス(笑)「Document Cloudのお支払確認ができませんでした。」との事。
Cloudサービスは個人には便利かもしれませんが、企業で導入するような間抜けな企業は無いと思いますが(会社外にデータを持ち出すことになりますので、取引先とのデータ保護違反になる可能性があります。)と私的には説明不足の商品の売り付けにはちょっと大きな疑問が残り、まあクラウド、クラウド騒ぐ割には、なんかイマイチの盛り上がり感のような気もしてます。
メール内容の調査
自分はもちろん、Cloudサービスを使用もしてませんし、ましてAdobeのサービス使用してません。
メールヘッダーを調べてみたら、スパムメールでした。
この内容で、Adobeユーザだったらリンクをクリックしてしまいますよね?(苦笑)
上記は、送信されてきたメールのヘッダー情報です。
adobe.comから送信されたような偽装してますが、spnet.netという所から送信されたいるようです。
改ざんメールヘッダーだと思いますが、ご丁寧にThunderbirdから送信したユーザエージェントまでしっかりヘッダー情報に付加しています。(笑)
ちなみに、メールの中身のソースコードを開いてみると、メールの中のリンク先は、上記の青く選択された部分のZIPファイルにリンクされていました。
zipリンクにはなっていますが、サーバ側でリダイレクトして何かを仕込むという感じでしょうか?
今に始まったことではありませんが、メールヘッダーを日本の一般的なプロバイダーサービス、日本企業、この手の大手有名企業に書き換えて、請求書やこの手のサービスが利用できないというような内容のスパムメールが多くなってきています。
管理しているサーバに向けたスパムメールは、多い日で1000通を越えますが、ひと昔前はおかしな日本語メールが多く、すぐにおかしい事に気が付く内容がほとんどでしたが、最近はなんの不自然も感じない日本語のスパムメールが多数送られてくるようになりました。
特にパソコンで使用しているメールアドレスにスパムメールが送信される量はいくら自分が気を付けていても、使用し続けた期間に比例して、どうしてもスパムメールが増える傾向にあります。
送信先の相手が何らかのウィルスソフトに感染したりして、自分のメールアドレスが第三者に漏れたりするのが理由です。
どちらにしても、偽造、なりすまし、によるスパムメールが増えているので、注意が必要です。
以上、「グラフィックソフトメーカーAdobe社を語るスパムメール」でした。