BMW エンジンメモ
- 2017/10/02 18:50
- カテゴリー:つぶやき
BMW エンジンメモ
昨日、オイル交換の際、StudieさんのKメカとMメカのお二人とBMWエンジンについて色々と談義してきました。
(Kさんは元Dラー、Mさんは元Aペッxとお二人とも強者。)
その内容を自分用にメモにしておきます。
知っていて当然の内容も含まれるかもしれませんが、一応、自分的なメモです。
1.オイルフィラーキャップ、オイルゲージステックを開けたときに発生する湯気
エンジンオイルを交換する際に、オイルフィラーキャップを開ける、オイルゲージステックを抜くと発生する湯気、(煙)はどの車種でも発生するので正常。
オイル交換の際には、クランクケース~エンジンヘッドに溜まったブローバイガス成分の湯気がモクモクと出てくるのが正常とのこと。
2.オイルフィラーキャップ、オイルゲージステックからの圧力の謎
参照URL:
Crank Case Ventillation Valve Test CCV BMW E46 E39 E53
メカさんお二方に動画を見て頂いた所、アイドリング中は、上記の動画のような強烈な負圧でなく、若干の負圧か大気圧(噴き出さない)状態が正常とのこと。
この動画はCCVバルブが壊れて空きっぱなしになっているということになりますね?!
注意深くオイルフィラーキャップを開けた後の音を聞いているとCCVバルブか何かからの異音が聞こえます。
参照URL:
上記の動画では、オイルゲージを差し込む口で負圧テストをしています。
動画の55秒ぐらいのところで、ゴム手袋をオイルゲージを差し込む口に吸いつけています。
若干の負圧とはこのぐらいのことになりますかね?
このオイルゲージの根本は、CCVバルブのオイル掃き出し口と接続されているので、CCVを経由してインテークマニホールドに繋がるので、この部分には負圧が影響しています。
CCVバルブは外しにくい所にありますので、テスト方法の紹介として良い動画だと思います。
関連URL:
BMW E46 2001 316ti Oil Filler Vacuum Test
動画はN42エンジンになりますが、色々と動画を見てみたんですが、これが一番正常に近い状態でしょうか?
動画に説明がほとんどないので、エンジンを回した後なのか、アイドリングのままだったのか?状態がよくわかりませんが、動画はアイドリングからはじまり、はじめはクランク圧から正圧によりオイルフィラーキャップ部分から噴き出しており、しばらくすると負圧で吸い込まれるようになります。
クランクケースに溜まったブローバイガスが徐々にインテークマニホールドの負圧によって吸い込まれていることになります。
ネット上に情報が色々あるので、状況がつかみにくいのですが、なかなか謎が多いクランクケースの圧力制御方法です。
BMWのエンジンはオイルロングライフが売り文句にしており、それなのに国産車のようなブローバイガスを2系統で処理するクローズドタイプではなく(外気を取り入れて積極的にクランクケース内部の換気を行う)、昔ながらのシールドタイプ方式を採用していますが、クランクケースへの外気をシャットアウトしてオイルの酸化を防ぎ、クランクケースを可能な限り負圧にすることでブローバイガスの吸い出しを積極的に行い、オイル汚れ劣化を防ぐという感じでしょうか?
3.オイルゲージを差し込む部分の根本の謎
上記は、オイルゲージを差し込む部分の画像。
このゲージ管の根本にある、
この部分。
ブローバイガスのオイルセパレーターのオイルが垂れてオイルパンに流れ落ちる口です。
CCVを使用していない自分の車(ブローバイガスはオイルキャッチタンクで処理)で、この部分にキャップをして300km以上走行してみたところ、キャップ内部にオイルの付着が見られませんでした。
少なからずオイルゲージ管内部にはブローバイガスが溜まっているので、この部分もブローバイガスがたまりオイルが付着してもおかしくないはずなんですけどね。
少しはエンジンオイルが暴れたときに付着しそうなものだと想定していたが、一切オイルが付いた痕跡が無いのが謎。
予想に反して、キャップ内部にオイルの付着が一切見られませんでした。
この部分は、多少ながらクランクケースの圧力(正圧)がかかる部分のはずですが、詳細不明です。
以上、ちょっと自分用の「BMW エンジンメモ」でした。