パワステフルード&ミッションオイル交換(BMW E46 )
- 2017/03/13 21:54
- カテゴリー:メンテナンス記録, オイル交換履歴, Studie(ショップ)
- タグ:#bmw, #e46
パワステフルード&ミッションオイル交換(BMW E46 )
MOMOステアリグに交換してから立体駐車場の出入りにステアリングの据え切り(車が停止したままステアリングを回してしまう状態)やってしまうことが多いみたいで、パワステタンクからのフルードの漏れが気になってました。
そういえばパワステフルードを自ら交換したことは一度もなく、インマニを外した作業を行った2009年にパワステホースを交換したときに一度は交換しているだろうし、オイルハウジングまわりを交換した2年ぐらい前にも多分、交換しているんだろうなーなんて、ほとんど記憶にありません。
そもそもそんなに交換しなくても大丈夫という安易な考えでしたがあまり交換しないとオイルが真っ黒だったりします。(Studieメカの金子ちゃんの車は先日久しぶりに交換したら真っ黒だったそうです。)また、よくよく考えてみると皆さんもE46ならばクーラントタンクが3年~5年で寿命を迎えるので一度はお漏らししたことがあるとは思いますが、クーラントタンクの蓋のパッキン、およびタンクの蓋も劣化するので交換履歴がないE46は交換したほうが良い部品の1つです。
っと言いつつもパワステフルードタンクの蓋って一度も交換したことないことに気が付いて今回、Studie東京店でパーツを取ってもらい新品交換を同時に行いました。
17年、購入から6396日共にしたパワステフルードタンクのOリングはかなり潰れた状態でした。(写真撮り忘れた。苦笑)
現在、E46乗りの方は要確認事項かもしれません。
パワステフルードの交換は、オートマオイルと同じように、一定量抜き出して、新品オイルを入れて、エンジンを回して、レーシングして、また一定量を抜き出して...を数回繰り返します。
E46は古い車なのでパワステフルードはATFオイルを使用します。最近のBMWはCHFオイル(パワステ専用オイル)になったそうです。車種によっては電動なので、パワステオイルすらないとか...。
オイルはタンクから専用の機械で吸い上げます。
上の写真はのオイルのゲージは、下が新品オイル、上が交換して吸い出したオイルの色です。まあ黒くなってはいますが、まだピンク色に見えるので、そんなに汚れてはいませんでした。
ちなみにBMWのパワステタンクからオイル漏れしている光景をしばしばみかけると思いますがこのオイル漏れは正常な状態です。
先にも書きましたがステアリングの据え切りが多い人や、サーキット走行などで過激なGがかかるような方は、パワステタンク蓋付近からどうしてもオイルが漏れてしまいます。
その理由は、パワステタンクのキャップの構造に秘密があります。
上記は今回交換したパワステタンクのキャップですが、中央のパワステオイルゲージにスリットが入っており、このスリットから
上記の写真の蓋の横にある穴へ貫通していますのでこの穴からオイルが漏れるような仕組みになっています。
この穴はパワステオイルを循環させるためにふさぐことができないので開けておく必要がありますが、何かうまく加工してオイルキャッチタンクなどを付ければパワステオイルタンクのオイル漏れは防ぐことができます。(Oリングが劣化していればOリングの交換はお勧めします。)
パワステタンクのキャップ周辺にオイルが滲んているのを見て、Oリングが劣化したと思われている方も多いかと思いますが、こちらのキャップへの穴への対策を行わない限りオイルが漏れてきますので、ご注意ください。
また今回1速へのギヤの入りが悪くなったのでミッションオイルも交換してもらいました。
ミッションからのオイルを抜いている様子です。
ミッションオイル、ディフギヤオイルは、オイルをドレンボルトを緩めて排出してから、注入口から漏れるまで入れて閉めるという原始的な方法でのオイル交換作業となります。
最後はブレーキクリーナでオイルをふき取って完了です。
今回はフロントのサスペンションの減衰調整を行いました。サスペンションオーバーホール後の慣らし運転は500Kmぐらい走行してG-SWATによるアライメント調整を行いましたが、結局サスペンションの状態が落ち着くのに800km~はかかった感じがします。取り付けた初期の状態とちょっと状態が変わってきたので今回、減衰を緩めました。
以下、自分メモ:
フロントの減衰MAX(ネジを閉めた状態から)1回転半から、2回戻した状態へ変更。
リアは、今のところ以前と変わらず。
以上「パワステフルード&ミッションオイル交換(BMW E46 )」でした。