IDEドライブサーバ
IDEドライブサーバってことは、10年以上前のサーバってことになるんですよね?
IDE形式のハードディスクを使用しているということは…。
訳あってすぐにサーバ本体のリプレイスができない状況で、
でもハードディスクが心配という方もおられるかと思います。
SSDのIDEドライブなら普通に手にはいったりするんでしょうけど、
IDEのハードディスクは、もうほぼ作られていないでしょうから、
ディスクの寿命=ハードウェアの寿命ということになってしまいます。
しかし、ハードディスク以外、特に高速処理を必要せず、
OSの更新もほぼ必要のないサーバはこの世の中にかなりの台数があると思われます。
そんなハードを皆さんどうしているんでしょうか…
やっぱり壊れる待つって感じですかね?
ネットでいろいろと調べてみると、意外と便利に対策できるパーツがあったりしたので、
今回、手持ちの古いサーバでIDEタイプのインターフェイスを持つハードでちょっと実験してみました。
ハード条件はIDEの3.5inchハードディスクを使用したサーバ(PC)です。
まずは、購入してきたものは、以下の通り。
なにをするかというと、3.5inchのIDEベイに2.5inchのSATAドライブを組み込み、3.5inchのハードディスクを置き換えるという作戦です。笑
しかし世の中、便利というこのようなナイスな商品開発しているメーカーがあるんですね。
名前はSUGOI ADAPTER というものです。
左は、サーバから取り外した昔懐かしいIDEの80GByteのハードディスク。
右は、今回新規に購入した日立製の2.5inch 500GByteのSATAハードディスクです。
容量的に、元ディスク<新規ディスクならば問題なしです。80GByteの2.5inchディスクも何件か在庫がありましたが、値段はそんな変わらないので、ディスク内部が新設計になっている500GByteを選択しました。
2.5inchのハードディスクはSUGOI ADAPTERにジャストフィット。
当然ですが、ネジ位置も、コネクタもバッチリです。
ちなみに3.5inchのIDEドライブはスリムタイプ幅となります。
続いて、IDEインターフェイス同士のハードディスクディプロケイターでセクターコピーを開始。
もうIDE対応のこれDo台って販売してないんでしょうかね?
仕事上、ハードディスクディプロケイターは何台かもってますが、こいつには本当に何度も助けてもらっており、神ツールの1つです。笑
コピー元のIDEディスクが80Gしかないのと、2.5inchのSATAドライブの書き込み速度がIDEドライブと比較すると音速ぐらい早いので、意外と短時間でコピーできたのですが、IDEドライブにバットセクターが多数見つかり、一応スキップモード(5回リトライしてスキップさせながらコピーすることができる)でコピーを継続して3時間ぐらいで終わりました。
(というか、このIDEドライブ、バットセクターありでもOSが起動してたんですけど。^o^;)
写真はコピー中のSUGOI ADAPTER側の2.5inchディスク。ステータスLEDがかなり貧しいのですが、書き込みは特に問題なしです。
コピーが終わり、IDEドライブの代わりにSUGOI ADAPTERを接続して再起動。
何の問題もなく、さっくり起動してくれました。
ちなみにOSはFree BSD 7.2です。セクターコピーなので、特にOSの問題ないですね。
4時間ぐらいエージングを兼ねて電源入れて様子をみましたが、特に問題ありませんでした。
気になるバットセクターですが、そもそもあったものなのか、それとも長年放置していて発生したのか…。ちなみに手元にあったIDEドライブのサーバは、4年ぐらい眠らせておいたものです。
この方法を使えば、どうしてもIDEドライブが必要なときは対応出来そうです。