ライトモジュールのバージョン(LCM,ALSW,LWS)
自分の車をLED対応させるために調べた情報をまとめておきます。
ライトモジュールハードウェア(LCM)バージョン一覧
HW 08 SW Version 1.3:C.28
HW 10 SW Version 2.0:
HW 16 SW Version 3.01:
HW 16 SW Version 3.11:C.32
HW 22 SW Version 3.56:C.34 from March 2003
HW 24 SW Version 3.6:C.35 from September 2003
HW 25 SW Version 3.6:C.35
HW 01 SW Version 4.0:C.36 from September 2005 (E46車両装備最終バージョン)
HW 00 SW Version 4.5:C.37(純正パーツとして販売)
HW 01 SW Version 4.5:C.37(純正パーツとして販売)
関連リンク:BMW E46 ライトコントロールモジュール(LCM)のバージョンについて調べてみた
※Version4.7はE46用ではありませんが使用することは出来ます。詳細はこちら。
ライトモジュールのバージョンは、LCM本体を外して、記載されているラベルを参照することで行えます。(上記の写真参照)どのバージョンでも外見は全く同じなので注意が必要です。
ライトモジュールの取り外しは、内張はずしとプラスドライバー1本で行えます。ライトモジュール側の内装パネルを外し、ライトモジュールを固定してあるネジを1本外し、ライトモジュールを上に持ち上げながら引き出す感じで外すことができます。
取り付けは、ライトモジュールのケーブルが邪魔で簡単に押し込むことができません。無理な力をかけず、ライトモジュール上部にあるエアコン送風口を外して、そこから手を入れてケーブルが干渉している部分を調整しながらもとに戻すことができます。
備考
- LEDの対応はVersion3.01からとなります。純正テールライトがLED対応になったので、前期モデルのE46をテールライトをLED化するにあたり、ライトモジュールの交換、レトロフィットケーブル、テールライトの3つが必要になります。
以下にサイトで拾ったE46テールライト関連のレトロフィットケーブルのマニュアルです。
BMW E46 クーペ LEDテールライト
BmW E46 セダン 後期フェイスリスト
- ライトモジュールの交換はコーディングが必ず必要になります。交換だけでは済みません。また中古のライトモジュールへの交換は、ライトモジュールへ車体番号と走行距離(100Km未満の誤差)のコーディング作業が必要になります。(未確認ですが、Dラーにあるコーディング機器SSS Progman、またはISTA-Pでは中古のライトモジュールのコーディングはできない(行っていない)ようです。それ系の専門の業者か自力で行う必要があります。自力で行う場合は、PASoftのBMW Scannerで行うことができます。BMW Scannerで行う場合、海外のユーザが作成したこちらのLCMコーディングマニュアルを参考にしてください。)
- もしコーディング無しでライト点灯が全く問題ない場合でも、メーターパネルの走行距離のkmの後ろにタンパードット(点)が点灯してしまいます。このタンパードットが点灯しているとDラーなどでは入庫拒否されるそうなので注意が必要です。タンパードットは、E46の場合、DME、KOMBI(メーターパネル)、およびLCM(ライトモジュール)の3つに記録されている車体番号、および走行距離(100Km未満以下で同じ状態)が揃っていないと点灯してしまいます。
- LEDのコーディングは基本的にライトモジュールが常に行っている玉切れ警告灯機能をオフにすることで実現しています。基本的にコールドチェック(ライトが消灯している状態に微弱電流を流して通電確認)とホットチェック(ライトを点灯したときに電流が流れているか確認)の2つのチェックを行わないようにすることでLED化を実現できます。
- Version1.3の初期モデルでもコールド/ホットチェックを外すことができますが、残念ながらウィンカーはハイフラッシャー(高速点滅)状態になってしまうため、LED対策用抵抗をつかわないでLED化することはできません。対策用抵抗(メタルクラッド抵抗:セメント抵抗に放熱機をつけた形状の抵抗)の使用は非常に非効率であるのと、熱エネルギーに変換されるので火災等の原因となり非常に危険です。はじめからメタルクラッド抵抗を使用した製品もありますが熱による経年劣化が進みやすいため、可能な限りLED対策用抵抗を使用しないことをお勧めします。
- ライトモジュールは前期と後期で配線の本数が変更されています。(特にテールライト関連)前期の配線に新し対して新しいライトモジュールを接続した場合、配線違いからくる問題はコーディングすることで対応させることが可能です。以下に海外のサイトで拾ったライトモジュールのコネクターピンアサイン、前期・後期版のリンクを張り付けておきます。ライトモジュールの出力、2,4,20,36,37,38ピンの接続が後期版では増えています。
初期型
後期型(LED対応)
- フロントサイドのウィンカーランプは、コールドチェックもホットチェックも行われいません。そのためLEDバルブに交換も可能ですが、Version1.3のライトモジュールではゴースト点灯(キーをオフにしてもライトがしばらく点灯してしまう現象)は発生しませんでしが、Version3.11ではゴースト点灯の現象が発生しました。(キーをオフにして2分間ぐらい薄暗く点灯してしまう。フォローミーホームライト機能ではありません。)ゴースト点灯が嫌な場合、電気的(ハードウェアによる)な対策が必要になります。
- フロントフォグランプはライトモジュールからの外部のリレー制御を行っているので、コールド/ホットチェック共に行われていません。HIDでもLEDでもどのようなバルブを付けても、警告灯対象にはなりません。
- ワンタッチトリプルウィンカーはVersion4.0〜でコーディングによるオプション指定で対応可能です。
- ライトモジュール本体はセダン、クーペ、コンパクト用にわかれていません。すべて本体の基盤は同じです。スイッチ部分がオプション内容によって異なります。異なるバージョンのライトモジュールを入手して、スイッチ部分のみを従来使用していたスイッチに交換し、コーディングすれば使用する事が出来ます。