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MotecM100系のGround SpeedとDrive Speed(グランドスピード、ドライブスピード)について

MotecM100系のGround SpeedとDrive Speed(グランドスピード、ドライブスピード)について

今日は梅雨っぽい天気。

雨のパラ付く中、Motecの設定で近所走行テスト。

本日の課題はブローオフバルブの交換が原因なのか、それ以前からの問題なのか?本当は何が根本的な原因なのかわっていないという状況がもうすでに9年近く続いている問題である、走行中にクラッチオフをすると時々、ストールするかストールギリギリでアイドリング回転に戻るという問題点を解決すべく色々と調べてみました。

motec_idle.jpg


Motecのアイドリング制御は、

・PID制御によるアイドリングコントロールバルブ(自分の車はPWMによるバルブ制御。その他ステップモーターと電子スロットルバルブによるドライブ倍ワイヤーによるアイドリング制御があります。)

・アイドリング制御が有効になる条件として以下の3つが必要となります。

1.指定されたスロットルポジション開度以下(古典的な値:2.0%)

2.指定されたグランドスピード以下(古典的な値:4.0。単位は不明km/hでもmphでもOKで、0~100km/hで指定が可能)

3.指定エンジン回転数(古典的な値:目指すアイドリング回転数より500回転上)

この3つの条件がすべて成立したとき、Motecはアイドリング制御が開始します。


アイドリングコントロールバルブのPID制御を行うパラメーター関連はアイドリング回転付近でハンチングするわけではないので、現在の値はとくに問題ないと判断。

ここ数日近所を夜な夜な走行してログを取得して気になる部分は、この3つの条件がそろっていないくてもアイドリング制御をおこなっているみたいなログが何箇所もあり。

根本的に回転数が下がりはじめてもこの3つの条件がそろわなければ、アイドリング設定のInitial Position (イニシャルポジション)で指定された開度(アイドリング制御を行わないときのアイドリングコントロールバルブの開度設定)になるはずがなっていない。
車速が指定されたグラウンドスピード以下でもないのに回転数がアイドリング回転数に近づくと制御をおこなっているみたい。

この部分がどうにも気になってそもそもここで言われているGround Speed(グラウンドスピード)ってなんだ?ってことを調べてみると、M100系のGround SpeedってMotec内部でリアルタイムに計算されるパラメーターであることが判明。

車速信号は正確にDigital Input(デジタル インップト)に来ているけど、割付ミス?っと思い、Digital Inputの説明を読んでSencer SetupInput Pins SetupSpeedタブの内容を再設定してみました。

motec_speed.jpg

これまで左側Ground Speed(グランドスピード)とDrive Speed(ドライブスピード)にDigital Inputの値を割付ていましたが、今回は右側にもグランドスピード、ドライブスピードの値を割付。

よくよくネットで調べてみると日本国内でも個人でMotec設定されている方のブログに左右のグラウンドスピードをインプットしただけでは、M100系のGround Speedは計算されず、Traction ControlSlip Calculation Modeを設定しないとMotec内部でGroundDriveスピードが計算されず、Ground Speedをベースに制御しているアイドリングコントールバルブやスピードリミットは機能していないことが判明。

motec_traction.jpg
いままでGround SpeedってDigital InputSpeedがきていれば勝手に割付されていると思っていたんですが、これがそもそもの間違い?!ちょっと今更って感じでえ〜〜って感じです。苦笑

設定を行い近所を軽く走行テストしてみたところ、走行中信号停止かなり手前でクラッチを切ってもアイドリング回転数が極端に落ちる(500回転以下)になることはなくなったみたいです。(これでやっと回転数が落ち込んでも3つの条件が成立しないので、Inital Positionの値になった??)

もう少し走行を繰り返してみたいとなんとも言えませんが、アイドリング域の点火タイミングを遅くしたり燃料カットの回転数を上げたり、まあ色々と試行錯誤してきましたがGround Speedがは計算されていないので常にゼロ。そのため、これまでアイドリング制御はエンジン回転数とアクセル開度の2つの条件で行われていて、3つの条件で行われていなかったというなんとも悲しい結果に落ち着きそうです。
しかし、Motecは奥が深いですね。そもそもが現状のバージョン3系(MotecのM100系最終バージョン)のECUマネージャーになる前は、機能の追加追加でバージョンアップを繰り返してきたので設定方法に色々な意味でかなり癖があり、それら追加した機能を整備したものがバージョン3という感じでした。

しかしながらバージョン3になっても説明書には記載のない機能があるようです。これは個人的に思う事ですが、Grand SpeedDrive Speedの定義はバージョン3になって大きく再定義され、そもそも普通に走行していればGrand SpeedDrive Speedは同一速度で、この2つの速度に差が出るというのは車輪が空転した時(実際に走行している速度と、回転数とタイヤサイズから計算した速度差)なので、Motec内部ではトラクションコントロールの機能としてGrand SpeedDrive Speedとして扱われるという感じになったんだと思います。

しかし、このGrand Speed(多分定義としては車が路面は走る速度)はMotec内部でいうMotecが計算したパラメーターを色々なところで参照してしまったのは大きなミスだったような気がします。ミスというか名称からしてGrand Speedが車の実際の速度として参照するのは妥当だったんじゃないのかな?

これも個人的に思った事ですが、Motecのフォーラムなどを検索してみるとGrand Speedについては暗黙の了解のような雰囲気になっているような感じがします。

以上、「MotecM100系のGround SpeedとDrive Speed(グランドスピード、ドライブスピード)について」でした。


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