オイルが汚れが激しいのでクランクケース減圧バルブを撤去
オイルが汚れが激しいのでクランクケース減圧バルブを撤去
2010年から7年間使用してきたクランクケース減圧バルブ。
メリットが多い分、実はデメリットとしてエンジンオイルの劣化がけたたましく激しくなります。
自分は、基本的に3000km前後(以下)で交換していましたが、とにかくオイルの汚れが激しく、特に走行距離が伸びた車はどうしてもブローバイガスが増える傾向にありますので、さらにオイルの汚れが激しくなります。
クランクケース減圧弁に関しては、リードバルブ式の減圧弁を開発した株式会社マエカワエンジニアリングさんのホームページをご覧ください。
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メリット、デメリットの記載一覧がありますが、エンジンオイルの寿命には記載がありませんね。
エンジンの方式にもよるので絶対ではありませんが、自分の経験からの意見としては、クランクケース減圧弁、特にリード方式は、基本的にクランクケース内部~エンジンヘッドカバーをつなげるエンジン内部の経路の圧力が上がったときにはじめて開くので、アイドリング中などのクランクケース圧力が低い場合は、ある程度の内部圧力が必要になって、ブローバイガスがクランクケース無いに充満する時間が長くなります。
そのため、クランクケースに充満したブローバイガスによってオイルの劣化が進み、オイルが短命になります。
よくネットで、どのくらいでオイル交換しているの?なんて質問している人がいますが、オイルの汚れを見ればわかると思いますけどね。
オイル交換の際、新品オイルの状態を見ておけば、どのくらいのサイクルが自分の車にとってオイル変え時か?がわかるかと思います。
自分の取り付けているクランクケース減圧バルブは、BMW用にアレンジしたガルフストリームさんが販売しているM52/M54用の減圧バルブを使用しています。
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サーキット走行などを行っていて、比較的オイル交換頻度が多い方ならば、クランクケース減圧バルブを使用するのはメリットの方が多いので、一応お勧めはしておきますが、エンジンオイルがこれまでよりも半分から2/3ぐらいのサイクルで交換が必要になることだけは覚えておいてください。
ガルフストリームさんは、BMW用の各車種別用にワンウェイバルブを販売しておりますので、E46M3用などは入手可能なうちに手に入れておいたほうがよいかもしれません。(もしかしたら受注生産なのかもしれませんけどね。)
減圧弁の置き換えパーツの手配
前回のブログで入手したシリコンホースは、クランクケース減圧弁の置き換え用パーツとして入手しました。
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特殊サイズ?!異形サイズシリコンホース調達(エンジンルーム用)
このクランクケース部分の純正パーツも手元に残っていたのですが、やはりこの部分はしっかりとシリコンホースで固定したいので、接続するホースジョイントのサイズに合わせてシリコンホースの調達を行いました。
ホースジョイントは、ステンレス製のホースジョインを自分で加工して、L型ホースジョイント18-13mmを作成しました。
クランクケース減圧弁の置き換え
まずは、クランクケース減圧弁の取り外し。
続いて、購入したシリコンホースの寸法調整。
そして取り付け完了です。
エンジンヘッド側は26mmぐらいありましたが、シリコンホースが25mmの物しかなかったので、少しきつめですが、丁度良い感じです。
減圧弁を取り外した後、少し走行してみましたが、エンジンブレーキのかかり具合の変化は良くわかりませんでした。
クランクケース減圧弁を装備したときは、エンジンブレーキの利きが極端に変わったことを良く覚えていますが、取り外してもあまり交換を感じないということは、減圧弁のリードバルブがもうへたってしまったのでしょうか?
マエカワエンジニアリングさんでオーバーホールとかできるんでしょうか?
オンラインショップを見ると、内部のリード弁のみが販売されているので、自分で交換も可能なんでしょうかね?!
以上、「オイルが汚れが激しいのでクランクケース減圧バルブを撤去」でした。