エアフローセンサーについて(BMW E46 )
エアフローセンサー
E46に限らずですが、BMWで故障が多くて、高額パーツの1つにエアフローセンサーがあります。(確か当時は8万前後したような記憶がありますが。)
部品は写真のこれです。
エアークリーナーボックスの後ろに取り付けらていて、コネクターが刺さってます。
エアフローセンサーは、エンジンに取り入れられる空気量を計測するセンサーです。
エアフローセンサーの原理は数種類あるようですが、BMW E46のエアーフローセンサーは風の流れによって内部のセンサーが冷え、それによって風量を判別しています。
その他、フラップが付いていてフラップの傾き角度から吸気吸気量を判別するエアフローセンサーもあります。
上記は自分の車のエアフローセンサーで、写真に見える内部の金属部分がセンサー本体です。
このエアフローセンサーは、常にエンジンの吸気によって風にさらされているため、エアーフィルター通過後の埃やごみがセンサーには当たらない状態であっても長年使用すると、どうしても汚れるため、センサーが正常な空気量を判別できなくなり、エンジントラブルとなります。
DMEがエアーフローセンサーの情報を読み、吸気量から燃料噴射量の調整を行っているので、アイドリング不安定、ノッキング、エンスト等、エンジンに関わる様々なトラブルの原因となることが多いです。
特に、社外品のエアーフィルタ(純正形状交換タイプも含む)に交換している方は、湿式(オイル付着タイプ)の物が大半なので(K&N、aFe、Green Filtere等)、エアーフィルタのオイルがエアフローセンサーに飛び散るため、その飛び散ったオイルに付着した埃によってトラブルの原因となることが多いです。
BMWのアフターマーケットで吸気システムとしては有名なGroup M社製は、内部にK&N製のエアーフィルタを使用しているので、エアーフローセンサーが汚れることが多いです。
そのため、湿式タイプのエアーフィルターを社外品に交換している方は、フィルタメンテナンスの際、または定期定期に、エアフローセンサーの洗浄を行う方がよいです。
エアフローセンサーの洗浄は、呉工業のCRCシリーズ、エアフロクリーンなどの専用品もありますが、一応、ブレーキクリーナーやパーツクリーナーでも代用はできます。
ただし、専用品のクリーナーを使用しても、エアフローセンサーの洗浄は最悪トドメを刺す覚悟を持って行ってください。
あくまでも自己の責任という前提になりますが、特にブレーキクリーナーやパーツクリーナーを使うときは、直接吹きかけるのはNGです。
センサーが非常に弱く、デリケートなため、直接、噴射圧力の高いパーツクリーナーなどを吹きかけるとエアフローセンサーを破損する場合があります。
もしどうしても、行う場合は、必ずエアフローセンサーが必ず冷えている状態で、パーツクリーナーの洗浄液につける感じにパーツクリーナーを垂れ流し洗浄し、良く乾燥させる必要があります。
ちなみに私の車はエアーフローレスとなっていますので、エアフローセンサーは取り付けておりません。
E46のエンジントラブルとしてよくあげられる箇所として、CCVバルブ、キャニスターのベントバルブ、ベローズホース(破ける)、そしてエアフローセンサーがありましたので、手元に残っていた、エアフローセンサーのご紹介でした。