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LED ゴースト点灯対策、その1(BMW E46 サイドウィンカー)

前回の記事に続きます。

LCM交換後、フロントフェンダーサイドウィンカーがゴースト点灯してしまうため、対策回路を作成しました。

まずはネットで「LED ゴースト」などで検索すると、かなり沢山ヒットします。

国産車でLEDに変えたらLEDが点灯したままで、バッテリーが上がったりしないか?みたいな質問を知恵袋にしている方などもいました。

微弱電流だから大丈夫!みたいな返答している人もいましたが、1つ2つぐらいのLEDで、本当に微弱電流なら問題ないと思いますけど、どのぐらいの電流が流れているのかも計測せずに「大丈夫」みたいな返答はまずいと思いますけど。

その他、せっかく取り付けたLEDにゴースト対策として、パラレル(並列)に抵抗を入れたり(大半は、200~300Ωぐらいの抵抗のようです。ワット数全く計算していない人がいましたけど、熱対策とか考えると2Wの抵抗を入れておいたほうが安全ですよ。しかしながらLEDにしたのは見た目重視だけならいいんですけど、抵抗入れたら、まったく意味がないような気がします。)、定電流ダイオードで消費させてしまう方法や、リレーをかえしたり、整流ダイオードでブリッジ組んで無極性にしている人や(ダイオードの電圧降下無視しているような...)まあ、色々な人がいて、大変参考になりました。

その他、回路組んでいる人もいましたが、自分的にちょっと色々考えてみたところ、

まあ一番簡単な抵抗は、LEDにする意味がないので却下。

定電流ダイオードをLEDに対してパラレルに接続するという方法ですが、これってLEDに電流を流している駆動部分の回路図ってちゃんと見てから入れているんでしょうかね?

単純にLEDに電流を流さないようにするために定電流ダイオードを繋いで、LEDに流さないようにするというのは、元の回路を見てからじゃないと相当危険なような気がしますけど。(ライトモジュールを壊してしまうケースも考えられます。)

多分、皆さん車のLED化する場所にもよると思いますが、結構複数個所行ってゴースト点灯してしまうので、単純な方法でゴースト対策ができるのを望んでいると思われますが、自分は今のところフロントフェンダーサイドウィンカーのみなので、(もしかすると将来的にLED化したらフロントウィンカーも点灯してしまうかもしれません。)FETでスイッチ回路を組んで回避する方法を考えてみました。

IMG_9157.jpg

まずは計測。

ゴースト表示の時、LEDバルブを外した状態での電圧は10.57v、接続状態でのLEDの両端電圧は4.97vでした。LEDを接続すると5.9v降下して、写真ではわかりにくいのですが(ボディの映り込みしたLEDの光の方がはっきりわかりますね)、微弱電流で点灯しています。多分、テスターの制度だと流れている電流計測ができないと思ったので、電流計測はしていません。

また、LEDのマイナス端子(GND側)がとボディ本体が設置されているか調べました。車なので、まあ当然グランド接地でした。

一応、グランド設置回路でPチャンネルMOS-FETがオンになる電位になるように抵抗分岐でいけるか?試作を作成してカット&トライ。

試作したLED ゴースト対策回路

上記の物を作成しました。

ウィンカーランプを取り付けるT-10サイズのコネクタを千石電商で購入し、実際に使用するLEDサイドウィンカーバルブを取り付け、

ゴースト表示しないこと、ウィンカーとして正常に動作することを確認。

MOS-FETを利用したLED ゴースト対策回路

回路図的にはこんな感じに作成しました。

一応、安定化電源の出力につないでテストしてみましたが、10ボルトを切ったあたりで、LEDが完全に消えるにように設定してあります。使用したFETが、先日秋月電子で購入しておいたPチャンネル型で小さいのに18A(こんなに必要ありませんけど。)も流せるIRFR5505PbFを使用しました。

実際には若干FETへのゲート電圧が足りないかもしれません。(電源に直結したときの輝きと、上記の回路を通したときと、若干輝度に差があります。よく見ないとわからないレベルですが、PチャンネルMOS FETなので内部抵抗も高いのでLEDに対して微弱ながら電圧降下も発生する点なども影響していると思います。まあ自分としては、気にはならないレベルでした。)

※自分の車に合わせて作ったので、他車で動作するかはわかりませんので、上記の参照は、自己の責任の範囲でご利用ください。

 

作成したLED ゴースト対策回路

テスト回路から実際に稼働させるための回路を2回路(左右分)作成。

一応、片側だけの点灯テスト、ゴースト消去は確認しましたが、左右に接続して、ハザードランプ(左右同時にウィンカーを点灯した場合)の動作状態を確認してから実際の取り付け作業を行ってみたいと思います。

続く

 

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