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エアバック・着座センサーキャンセラー(BMW E46 )

エアバック・着座センサーキャンセラー(BMW E46 )

ステアリング交換によるエアバックキャンセラー、および助手席の着座センサーの破損対策用にの回路の自分用メモです。

 

1.ステアリング部分のエアバックキャンセラー 

 

BMW E46 エアーバックキャンセラー

ステアリング交換を行う場合、ボスに付属している場合が大半なのであえて必要としないと思いますが一応記載しておきます。

3Ωの1/4w抵抗、(写真は1/6Wぐらいですかね?)と2Aのヒューズ、直列繋ぎ構成できます。

上記の写真は、先日MOMOステアリングに交換したときにエアバックキャンセラーとして付属していたものです。

3Ωの抵抗ですが、本来エアバックと同等にするならば相当なワット数が必要となるわけですが、DMEからのエアバックの断線チェックに対策には上記のようなワット数の抵抗でOKで、放熱対策などは必要ありません。

エアバックが動作したときは、エアバックを開くための大電流が流れ、抵抗が焼ける前にヒューズが飛んで、DMEからみるとエアバックが破裂したときと同等の状態となります。

E46のエアバックは、自分の車初期型の前期モデルは、シングルエアバックモジュール、その後ダブルエアバックに変更されましたので、シングルの場合は上記1回路、ダブルエアバックの場合は、上記の2回路が必要となります。(回路といってもヒューズと抵抗だけなので数十円で作れます。)

前期型のステアリングを後期型(丸型エアバック、通称、目玉)に接続する場合、エアバックの1回路のみに接続すれば、丸型エアバックに2つのエアバックユニットが入っているので片方だけが動作するようになります。前期型にE46M3のパドルステアリングを丸型エアバック込で交換する場合などはこの方法で交換できます。(前期型のE46の場合、パドルステアリングの配線はコンタクトスリップリングの交換も必要になります。)

ダブルエアバックは、(デュアルエアバックではありません。)2つのエアバックを時間差で開いて、衝撃を吸収し、安全性の向上につながるという仕組みです。

ちなみにデュアルエアバックとは、運転席と助手席の2つにあるエアバックシステムを意味します。

 

2.助手席着座センサー 

 

BMW E46 助手席ダミー着座センサー

BMW E46(E36、E39も同じだと思われます。)の助手席側のエアバックは、助手席に人が乗っているときのみに開くように設計されています。

助手席に人が乗っている状態を判定するのに、助手席のシートの下には、着座センサーなるものが付いています。

着座センサーは、経年劣化によってセンサー自身の断線、またコネクター部分の接触不良などにより、エアバック警告灯が点灯する場合があります。

年式によって異なるようですが、着座センサーは修理すればリセットツールを使わずして、エアバック警告灯が消える場合もあるようです。

抵抗は、50kΩぐらいならば何でもOKです。

整流用ダイオードは、1AもあればなんでもOKです。

抵抗のワット数ですが13.8V(バッテリー電圧)で、50KΩ前後で入手しやすい抵抗値、51KΩで計算すると0.0037Wとなりますので1/4W抵抗で十分です。

配線には極性があるので注意してください。(ダイオードの向きだけです。)

注意事項としては、この着座センサーによって常に人が乗っている状態になるので、万が一エアバックが開くような事態になった場合、助手席に人がいなくても、助手席側のエアバックが全部開いてしまいます。(エアバック誤動作という結果になりので保険等の適用範囲外になる可能性があります。)

 

その他エアバックに関して

今では当たり前のエアバックですが、エアバックシステムが導入されたばかりの頃はトラブルだらけでした。聞いた話ですが、Z3の初期モデルなどは、ちょっと段差が激しい踏切を超えるだけで、エラーバックが誤動作して開いてしまったそうです。

また、タカタのエアバック問題が巷を騒がしたニュースとなったので、ご存じの方もおられると思いますが、万が一エアバックが開いたとしても、決して安全ではありません。

E46全盛時代、首都高速走行中、落下物に諸突してエアバックが開いた方がいました。フロントリップを破損する程度の衝撃だったそうですが、当たり所が悪かったのか、すべてのエアバックが開きました。

(その車の助手席はRECARO装備だったので、着座センサーキャンセラーでした。)


事故の翌日、その方にお会いしたとき、見るも無残な姿。腕、顔は、青あざだらけ。エアバックに殴られたような状態でした。

良くコメディー映画でエアバックが開くようなシーンがありますが、あれとはちょっと違うようです。(笑)

その他、このときのエアバックの修理金額が、結構高額になったと聞いてます。(4か所のエアバック交換で30万ぐらいかかったと聞きました。)

 

昔の誤作動するようなエアバック時代を知っている人の多くは、エアバックが恐怖症の人が多く、エアバックを外したいという方も多いかったです。

タカタのエアバック問題はちょっと話が別ですが、エアバックは事故時には人の命を保護する役割を果たしますが、今では少なくなった誤動作時は単なるパンチングマシンって感じでしょうか?

以上、ご参考までに。

また、ここで掲載された内容の参照は、すべて自己の責任の範囲でお願いします。回路図を参考にしたトラブルに関しては一切の責任は、参考にした方の責任となります。

 

 

 

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