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必見!高年式のBMW E46のオーナーさんへ(E系ならE46以外も含むかな?エンジン関連)

必見!高年式のBMW E46のオーナーさんへ

このブログで以前にもこちらに高年式のBMW乗り向けの方に書きました。

過去記事:

必見!高年式のBMW E46のオーナーさんへ(電装系関連)

この記事は、電装系のキモ(転ばぬ先の杖で要必須交換部品)を書きましたが、今回は、たまたま参考になる記事を見つけたので、エンジン周りで記載したいと思います。

参照記事:

暖機アイドリングとチョイ乗りはオススメしません( x _ x )

Studie 仙台のクマさんのブログで紹介されているPCVバルブの件です。

(クマさん、ご無沙汰してますねー笑)

 

こちらのブログで紹介されているのは、M54エンジン。

先代のE36系〜とかも含むと思いますが、BMWで言う、CCVバルブのトラブルです。

BMW E46 CCVバルブ

部品で言うと、上記の図の1番になります。

ブログで紹介されているようにブローバイガスをインマニに吸い込むところが、
ブローバイガスと水分で乳化してふさがってしまうと、クランク圧が上がり、オイルが押し上げられて燃焼されてしまいマフラーから白煙を吐くという状態になります。

ブログにも記載されておりますが、短い時間のアイドリグを繰り返した結果ですね。

(エンジンが完全に温まらない状態、水温でははなく、油温をみないとダメですよ。って油温系はM以外は付いてませんよね。苦笑)

このCCVバルブですが、気温が下がってくると(冬場)故障が頻繁に起こるようです。

また、走行距離に関係なくエンジンが完全に温まらない状態を繰り返して、走行(毎日チョイ乗りなど)しているような車では、
オイル内部の水分がこの部分に溜まりやすくなりブログの写真のような乳化状態となってしまいます。

エンジンの形式にもよりますが、CCVバルブの細いパイプがインマニに接続されていてブローバイガスを常に吸い込むような形になっているようですが、多分この経路も乳化状態となったため、このブログの例ではマフラーから白煙を吐くまでの事態になったと思われます。

BMWは理由がわかりませんが、オイル交換が20,000Km〜というロングライフを推奨していますが、ブローバイガスの処理方法が、シールドタイプをモデファイしたような形なので、本当にこんなに長くオイルを交換してくて大丈夫なのか?

昔から疑問があるので、自分の車は、距離で3000Km〜5000Km、期間では半年に一度にオイル交換を続けてきました。

 スーパーチャージャーを取り付けてからは、本当にオイルが汚れるので、オイル交換はかなりシビアにしてきたつもりです。
(時々さぼるって、オイルの色を見て凹む)

ちなみに自分の車のCCVバルブは未使用にして、レデューサー+先日取り付けたPCVバルブのみで、ブローバイガスを処理しています。

BMW M52TU CCV
上記は、以前、CCVバルブの仕組みを知りたかったため、新品部品のみを調達して手元にあった、CCVバルブの写真です。笑

CCVバルブは構造が特殊で、ブローバイガスをオイルセパートし、空気より軽いブローバイガスは上部のインマニへとつながる部分で、インマニが大気圧に近づく程、(アクセル全開)内部の弁が開いてブローバイガスを吸い込む構造になっています。


話がそれましたが、エンジン周りでアイドリングが安定しない場合は、

アドリングコントールバルブの汚れ、動作不良、

ベローズホースの穴あき、

チャコールキャニスターベントバルブの故障、

または、ここでご紹介したCCVがほとんどの原因となりますので、
交換履歴がないBMW乗りの方は、一度は交換した方がよい部品です。

(CCVが本当にトラブルになると、走行に影響がでるので、わかるとは思いますが…)

 多分、どんなに綺麗な状態であってもCCVバルブは先のブログの写真ほどではないにしろ汚れていると思います。

気になる方は、Googleで、

「BMW M52TU PCV」など(自分のエンジン形式で)のキーワードで、

画像検索をしてみると色々な状態のCCVを見ることができるかと思います。

CCVバルブの交換は、M52/M54系のエンジンの場合、インマニの下にあるので、ちょっと脱着には技術が必要なのと、CCVに付属するホースを壊さないと交換できない(ホースごとの交換が推奨されています。)ので、専門店に頼むのがオススメです。

インマニまで取り外しできれば、CCVをばらして(分解可能な構造にはなっていますが、分解するのはオススメできません。)洗浄するという内容のブログを海外で見かけたことがありますが、交換したことがない方は、一度は交換したほうがよい部品です。

BMWもCCVは乳化したり、汚れることはわかっているはずで、内部の弁は劣化するのは避けられないので、
消耗品として、もう少しメンテナスしやすい場所しなかったのが謎です。


以上、転ばぬ先の杖、「必見!高年式のBMW E46のオーナーさんへ」でした。

 

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