オートエアコンユニット(IHKA)変更 (BMW E46)
オートエアコンユニット(IHKA)変更 (BMW E46)
7年ぐらい前にも一度交換したことがありますがヤフオクで後期モデルの新しいオートエアコンユニット(以下、IHKA)を入手してコーディングしてみることにしました。
自分の車は前期モデルでE46クーペで日本に一番初めに入ってきた車両のため色々な装備が古く、特にエアコンに関しては有害物検知センサー(以下、AUCセンサー)とソーラーセンサー等が装備されておりません。(一応レトロフィットキットは存在します。)
7年前に交換したIHKAはAUCセンサー対応の物でしたがコーディングを行う事でAUCセンサーによる動作をキャンセル出来たのでそれより更に新しいIHKAならば「同じ事が出来るはず?」っと思い、ヤフオクに出ているIHKAでバージョンがわかるものを片っ端に調べて、多分、E46のIHKAの最終版はバージョン19かと思われます。(もっと新しいバージョンがあるかもしれません。)
バージョン19を入手しようかと思ったのですが、価格が半額ぐらいでバージョン18があったので、そちらを落札。
上記が落札したIHKAです。従来のIHKAよりボタンの配置が新しい..。
本体の室内温度センサーに空気を流すためのファンが埃だらけだったので取り急ぎバラしてみました。
ちなみにどのバージョンのIHKAでも内部にファンがついております。かなり緩やかに回転しているのでここにファンがある事を知らない人もいるかと思いますが、車内の空気を吸い込みIHKA内部の温度センサーに空気を当てて温度を計測しています。(なのでIHKAのこの部分は定期的に清掃が必要です。)
IHKA内部の基盤についている温度センサーも埃まみれです。
IHKA基盤表側、温度センサー部分はかなり埃がこびりついていました。
IHKAの空気を吸い込むファンは酷い状態でした。
エアコンプレッサーのブロアで埃をすべて吹き飛ばしました。
既存のIHKAのコーディング情報をNCS-Expertで吸い上げた後に取り外し、後期モデルとの比較。後期モデルはボタンの配置が変更され奥行きが少しコンパクトになっています。
ちなみに上記が7年前に交換したIHKA。2001年の49週目に作成されソフトウェアバージョンは7です。AUC対応(ボタン切り替えのLEDが付いている)ですが、コーディングでAUC機能をオフにしてあります。
そして今回購入したIHKA。2004年3月10日作成でソフトウェアバージョンは18です。製造日の表記方法がかわったようですね...。
重量を計測してみました。これまで使用してきたIHKAは358gでした。
ヤフオクで入手したIHKAの重量は283gでした。75g軽量化されていました。(笑)
清掃後、取り合えず一度装備して新しいIHKAのコーディング情報をNSC-Expretで吸い上げます。
吸い上げてコーディング情報をNSC Dummyで読ませてコーディング内容を1つ1つ確認して新しいIHKAへ設定していきます。 NSC Dummy上のバージョン情報はこれまでのIHKAがC16で新しいIHKAはC17で、コーディング情報に関しては大きな違いはありませんでした。カーメモリー・キーメモリのコーディング情報が一部違いがあったぐらいでした。
IHKAを再コーディングして動作確認を行いました。特に問題なさそうです。
INPAでバージョン情報や動作状況を調べます。
ここを見ると製造年/週で表示されており、新しいIHKAは2004年の11週に作られたようですね。(笑)
華氏表記ですが、一応正常に動作しているようですが、
エラー消去してもエラーが残ってしまいます。AUCセンサーのエラーです。AUCセンサーはもともと装備されていないのでコーディングでAUCの動作をオフにしたのですが、新しいIHKAではエラーとして残ってしまうようです。
E46はいつかのタイミングでAUCセンサーが標準装備になったという事ですかね?一応、AUCセンサーとソーラーセンサーのレトロフィットキットは存在するのですが、今さら装備するのもな...。
新しいIHKAはそのまま使えるとは思いますが、とりあえず元のIHKAに戻して後日対策方法を考えます。
以上、「オートエアコンユニット(IHKA)変更 (BMW E46)」でした。