ワールドラジオER-C57Wの中波(AM)放送の感度改善
- 2018/09/12 22:29
- カテゴリー:電子工作
ワールドラジオER-C57Wの中波(AM)放送の感度改善
こちらの記事で紹介したER-C57Wですが、AM放送の受信感度が室内ではあまりよくないため、バーアンテナコイルの交換を行ってみました。
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バーアンテナコイルは、手元にあった以前秋葉原のラジオデパートのシオヤ無線で購入したものが丁度良いサイズでした。
まずはラジオの分解。
電池を取り外して、ネジ4本、ロッドアンテナも外します。
内臓のバーアンテナは7cmぐらいでしょうか?
ちょっと小さいですね。
バーアンテナコイルのリッツ線がロウで固定されているのでチャッカマンで溶かしながらネジを外してバーアンテナコイルを取り外します。
結構、ロウが盛られているのでチャッカマンで炙るとかなりぽたぽたとロウが垂れてくると思います。
再利用する場合は一度綺麗にロウは落とした方がよいかと思いますが、自分はもう使わないません。
ER-C57WR の上部にバーアンテナコイルを取り付けるための穴あけ加工を行いました。
こんな感じにバーアンテナコイルを固定するための穴を2つ、バーアンテナコイルからのリッツ線を通すための穴を中央付近に開けました。
バーアンテナコイルを本体中央に配置するように樹脂で固定し、本体上部中央付近からバーアンテナコイルの配線を通してこれまでバーアンテナコイルが付いていた部分へ半田づけしなおしました。
リッツ線は中途半端な長さだったので、リッツ線に力がかからないようにリード線で延長し、写真の用にリッツ線が動かないようにマスキングテープで固定しました。
使用したバーアンテナコイルAR-140の640μH側のみを使用します。
これだけ大きなバーアンテナコイルを付けると鉄筋コンクリートマンション室内でも、都内で聞けるAM放送はほぼパーフェクトに聞けます。
夜間、ベランダでは静岡放送(1404KHz)なども受信できました。
かなりAM放送の感度は向上することができ、実用的なラジオになりましたが、更にFMやSW放送のアンテナを3.5mmプラグで接続できるように加工してみました。
丁度ギリギリこの位置ならば3.5mmプラグジャックをロッドアンテナへ繋が端子と接続でき、マイナス端子側は電池のマイナス側へ接続しました。
ロッドアンテナへのミノムシクリップで止めてもいいんですけどね。
以上、「ワールドラジオER-C57Wの中波(AM)放送の感度改善」でした。