ステアリグメーターカバーの作成(雄型作成編)
- 2018/07/04 19:01
- カテゴリー:DIY作業
- タグ:#momo, #ステアリングカバー
ステアリグメーターカバーの作成(雄型作成編)
以前使用していたATIWEステアリングのエアーバックを取り外し、エアーバックの型から雌型を作成してステアリングカバーをDIY作成し、その中にMotecのMDD(ミニダッシュディスプレイ)を埋め込んだりしていました。
このときは、エアーバックカバー本体があったので、雌型を作成してからFRP樹脂で同型の物を作るのは比較的簡単だったのですが、現在付けているMOMOステアリグにも同じようにMDDを取り付けたいと思いつつ、一年以上経過。
先日、Motecのステッカーを作った事をきっかけに、やはいりどうしてもステアリングホイールの中にMDDを埋め込みたいと思い、現在装備しているMOMOステアリグに合わせえてMDDを覆うステアリングカバーを作ってみることにしました。
まあ、単純にこちらで作ったカラーステッカーをMDDを埋め込んだステアリング貼りたい!ってだけでステアリングカバーを作るという単純な動機です。(笑)
関連記事:
どうやってステアリングカバーを作るか?
前回のATIWEステアリグの時は大本の原型があったので型取りできたのですが、今回は原型がありません。
また、現在装備しているMOMOステアリグのセンターにはホーンボタンを装備しているので、MDDを取り付けるならばホーンボタンを移設しなければなりません。
ホーンボタンの移設は、スパルコから出ているホーンボタンスイッチを購入して使用することにしました。
SPARCOステアリグはMOMOステアリグとPDCが同じなので、無加工でステアリングに装備することができます。
関連リンク:
SPARCO スパルコ レーシングプッシュボタンキット2 015NE982
ホーンボタンは市販品で回避するとし、問題はMDDをMOMO RACEステアリングの中央に配置してステアリグのTの字部分を覆うようなカバーをどうやって作るか?です。
色々考えた結果、自分で造形することにしました。(笑)
造形する素材ですが、粘土とか色々と考えたのですが、ネット上で情報を調べてみると造形するのに適した発砲スチロール素材があることがわかりましたので、早速入手してみました。
入手したのはカネライトフォーム E-3という、密度が高くい発砲スチロール素材で、紙ヤスリで削って造形できるようです。
関連リンク:
自分が入手したのは、煉瓦サイズの60mm厚のものです。
MotecのMDDの厚みが20mmぐらいあるので、今回作成するステアリングカバーは25mmぐらい厚が必要になりますので、煉瓦サイズの60mm厚のカネライトフォームを2つ購入し、発泡スチロール用ボンドで2つのカネライトフォームを接着して使用することにしました。
関連リンク:
60mm厚の発砲スチロールを25mm厚まで切りだすのには、発砲スチロール用カッターを使用しました。
関連リンク:
MOMOステアリングを紙に写し取って、それをイラストレーターで図に起こして紙に印刷。紙を切り取って発砲スチロールに糊で貼り付けて、少し大きめにスチロールカッターで切り取り後、100番、400番、600番の紙やすりで削りながら形を整えました。
今回初めてスチロールカッターを使用しましたがこれは面白いですね。
コツが要りますが発砲スチロールがサクサク切り取れます。
カネライトフォームは結構簡単に削れるので削りすぎないように注意しながら造形。
カネライトフォームに穴ぼこがあったので、ステアリングカバーの雄型の下の部分に空洞ができてしまいました。
造形したステアリングカバーをよく見てもらうと発砲スチロールボンドで止めている部分がわかるかと思います。
完成した雄型から雌型を作成するためにスチロール表面となめらかにするためにカネライトフォームにエポキシ系樹脂を塗ります。
使用したのは、FRPエポキシ樹脂GM-6600です。
関連リンク:
エポキシ系樹脂ならば発砲スチロール素材を溶かすことはありませんので、削り取ったスチロール表面をツルツルに仕上げることができます。
GM-6600はかなり垂れるので、塗りのが結構大変です。
カネライトフォームにはじめからあった空洞も樹脂をなるべく流し込もうとしましたが、ほとんど埋めることができませんでした。
エポキシ系樹脂が乾燥したら、今度は雌型を作成します。
雌型を作成するためにプラバンでステアリングカバーを覆う事ができる容器を作成しました。
プラバンはクルーガンで固定し、液体を入れても漏れないことを確認。
こんな形で雌型を作成することにします。
下の白いプラバンと雄型の間に隙間ができないように木工用ボンドを使用して貼り付けることにしました。
木工用ボンドを塗りたくってから薄くのばします。
容器に雄型を入れておもりを置いて固定ししばらく放置。
続いて、雌型を作るためのシリコーンを流し込みます。
使用したシリコーンは、シロプレンRTV-2k 1406です。
関連リンク:
容積計算(久しぶりの(笑))をした結果、500gでギリギリ足りるはず?!だったので、500gすべてを一度で使いました。
プラスチックビーカーにシリコーンを全部入れて、付属の硬化剤を投入してよくかき混ぜます。
かなり弾力があるので、結構頑張らないとかき混ぜられません。
流しこんだシリコーンに気泡が入らないように少しづつ流し込み、全部を流しきったところです。
容量が少したりなかったか、少し雄型のもっこり感があります。
この雌型がこちら側面は平らにしないと、この雌型を使って型を取るときに大変です。
使用したシリコーンが固めな事を祈ってこのまま作業を進めることにしました。
本来は、平らになるようにシリコーンを入れないとダメです。
以上、「ステアリグメーターカバーの作成(雄型作成編)」でした。
次回へ続く...